今やネット界において常識となっている「オンラインストレージ」。オンライン上に画像や動画、スケジュールなど様々なデータを保管し、パソコンやスマホなどからいつでも閲覧・活用ができるという便利なサービスです。
オンラインストレージの管理には「FolderSync」が便利

複数のサービスを利用している方も多いと思いますが、それぞれの同期が手間に感じることはありませんか?複数のアカウントを持つことは機能性や容量などの面で幅が大きく広がりますが、それぞれの管理が別々ということで面倒になったり、ややこしくなったりする場合もあるでしょう。「FolderSync」というアプリを利用すれば、複数のストレージサービスがこれ一つで管理できてしまいます。
FolderSync Lite
まずは基本的な活用方法として、オンラインストレージのデータとスマホのデータを同期する方法をみていきましょう。今回使用するオンラインストレージサービスは「DropBox」。画像ファイルが多い方におすすめのものです。
トップ画面。まずは「アカウント」をタップ
初期段階ではもちろん何もないので、したにある雲と+のアイコンをタップして新規作成
名称はわかりやすいものをつけておこう(今回つけた名前は「ドロップボックス」)。FolderSyncで使用可能なストレージサービスが一覧されるので、今回は「DropBox」をタップ
選択後に「アクセスを検証」をタップ。選択したストレージサービスのログイン画面へ移行(ネット接続発生)するので、ログインしよう
FolderSyncからのアクセス許可を求められるので、「許可」をタップ
FolderSync画面に戻る。成功すれば名前などが表示される。この状態で上部右端にある保存アイコンをタップして保存(=アカウント作成完了)
次に同期の設定を行う。トップ画面から「Folderpairs」をタップ。こちらも何もない状態なので左下の+アイコンで新規作成
ここで同期の詳細設定を行う。名前は先ほどと同じ要領でわかりやすいものを適当に(今回はドロップボックス)。アカウントはさっき作成したDropBox(ここでは「ドロップボックス」)を選択しよう
同期を行うフォルダの選択を行う。「リモートフォルダ」と「ローカルフォルダ」、それぞれ任意のものを選択しよう。任意のフォルダ名をタップしておいて、上にあるチェックアイコンをタップすればOK。今回はリモートフォルダは「カメラアップロード」、ローカルフォルダは「DCIM」内のとあるフォルダを選択
※リモートフォルダとローカルフォルダ・・・リモートフォルダとはサーバー上にあるフォルダのこと(今回であればDropBoxの方にあるフォルダ)。ローカルフォルダはローカルで管理されるフォルダ、つまりスマホ内にあるフォルダのこと
「同期タイプ」を選択しよう。同期先のフォルダを選択することになる。リモートフォルダであればDropBox側にスマホのデータが、ローカルフォルダであればスマホのデータがDropBoxへ同期される形となる。「双方向同期」とはどちらかが変更されればそれに合わせて同期が行われ、常にどちらも同じ状態になる。どちらを動かすことが多いかで決めると良いだろう。今回は画像を多く保存するDropBoxの同期設定であり、画像はスマホで撮影することが多いので、「リモートフォルダ」を選択
「同期オプション」で細かい設定を行う。そのままでも構わないが、接続項目の「Wifiを使用」はチェックを入れることをおすすめする。これにチェックを入れておくとWifi接続時のみ同期を行うのでパケットと電池の節約になる
全て終われば右上の保存アイコンで保存完了となる。再度「Folderpairs」を開いてみると、先ほど作成した同期フォルダがあるはず。再編集したい場合は右下のアイコンをタップし、鉛筆マークのアイコンをタップすれば可能。「Sync」をタップで同期開始
同期が正常に行われたかどうかの確認はトップ画面「同期ステータス」から。
ヘルプが英語なのと、やや上級者向けのアプリなので初心者の方は使い方がわかりにくいかもしれません。上記はごくごく基本的な使い方なので、今後も複数ストレージサービスを利用するのであればこれだけ覚えておくと良いでしょう。