人気の計測アプリを比較!『定規 Ruler-Tape Measure』『Smart Measure』『定規,Ruler』
ツール
長さや高さなどを測りたい時に役立つ計測アプリ。
Google playストアで人気を博す3つの計測アプリを比較してみました。

図を書く時に線を引く、宅配の際に荷物の大きさを測る……こういった時には定規やメジャーが必要ですが、いざという時に見当たらないことも。
スマホに計測アプリをインストールしておけば、急ぎのシーンにも即対応できます。
今回はGoogle playストアにて「計測」と検索し、上位にヒットした『定規 Ruler-Tape Measure』、『Smart Measure』、『定規,Ruler』の3アプリを比べてみましょう。

どんな計測機能が備わっているのかを比較
どのような場面で、何を計測するのに適しているアプリなのか。
3つのアプリに搭載されている計測機能を比較してみます。
基本の定規機能を持つのが定規,Ruler
THE・定規という印象を受けたのが定規,Rulerです。
アプリを開いたらすぐに目盛りが表示され、画面の上下に付いているので活用幅が広がります。
スライダーで長さが調節できるモードの切り替えも1タップで可能。
デスクの上で定規の機能をすぐ使いたい時に便利だなと感じました。
初期時は英語表記なので、日本語に切り替えておく良いでしょう。

Smart Measureは対象との距離と高さを計測
アプリ名の通り、メジャーとしての役割を持つSmart Measure。
メジャーは距離などの大きな長さを計測する時に便利ですが、このアプリも持っているスマホから物体までの距離を計測することができます。
それもカメラで撮影するだけでできてしまうから驚き。
さらに被写体の高さも計測できますよ。
細かいものよりも、屋外で大きなものの高さや距離を計測する人向きのアプリです。

手動、自動のどちらでも計測できる定規 Ruler-Tape Measure
平面的な定規を使った手動での測定機能と、寸法を自動で算出する測定機能のどちらも備えるのが定規 Ruler-Tape Measureの強み。
自動で寸法を測りたい時は「写真定規」→「測定する」を選んで撮影し、参照するものを選ぶだけでOKです(身近なものだとCD/DVDが分かりやすくおすすめ)。
撮影後に+アイコンから物体に合わせて矢印を引くと、大体の寸法が表示されますよ。
基本の定規は一般的な目盛りと2D形式の目盛りを用意しており、いずれもスライダーで表示する長さの調節ができます。
シンプルに長さを測りたい時から図面などを設計する時まで、幅広いシーンに対応できそうです。

計測以外の機能は豊富か
スマホアプリで計測を行うメリットの1つに、リアルな定規やメジャー以上の性能を持っていることが挙げられます。
それを示すポイントが、計測以外の便利システム。
3アプリにはどのような機能があるのかを調べました。
最も機能が多かったのは定規 Ruler-Tape Measure
3アプリの中では、無料版で唯一保存データの編集ができるのが定規 Ruler-Tape Measureです。
スライダーの速さの調整、スライダーをロックして長さを固定するなどの機能もあって便利でした。
保存したデータは「プロジェクト」からいつでも編集や共有ができ、ビジネス用にも重宝するでしょう。

Smart Measureはキャプチャーや手動補正、定規,Rulerは校正などシンプルなものにとどまる
Smart Measureには距離や高さの誤差を手動で補正できる機能があり、データの保存はキャプチャーで行えます。
計測時のシャッター音はOFFにできますが、キャプチャー時には音が鳴りました。
定規,Rulerは目盛り幅の係数を変動できる校正のほか、カラーデザインを暗めにしたり画面消灯のON・OFFなど定番の機能のみ。
データの保存は有料版でのみ行えます。
この2アプリに関しては使えて優秀、とまではいかないものの、シンプルな気遣いは備わっていますね。

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各アプリのイチオシポイントは?
それぞれのアプリを使ってみて、個人的にここを押したい!と感じたポイントをまとめています。
あなたが計測アプリに求めるものがあるか、ぜひチェックしておいてください。
【定規 Ruler-Tape Measure】面積や角度まで表記できる編集システム!ARは対応機種のみ
計測とその他の機能が豊富な定規 Ruler-Tape Measure、カメラで撮影したデータにはテキストなどを追加できる編集システムがあります。
上述した「測定する」の機能を使って物体を写せば、面積も自動で算出。
角度を記録しておくのも楽々です。
このアプリにはAR機能で物体のサイズや距離、3Dオブジェクトのサイズを計測できるシステムもあるのですが、追加で別アプリのインストールが必要です。
今回筆者が使用したスマホ(Zenfone)には対応していなかったので、事前に確認しておくことをおすすめします。

【Smart Measure】建物の上からでも計測が可能!撮影のコツを掴むのが大事
自分が距離を測りたい物体よりも高い位置にいる場合、右上にあるHと鉛筆のボタンをタップして設定を変更しておきましょう。
建物の高さを入力し、「建物の高さ(H)を含める」にチェックを入れるだけでOK。
すると表示距離が建物の高さを反映した状態になります。
これなら様々な位置から対象との距離を手軽に計測できますね。
ただ、3アプリの中でも計測の方法がかなり個性的で、コツを掴むのが正確に測る何よりのポイントだと感じました。
カメラの角度を動かさず、被写体と平行になるように撮影してみてください。

【定規,Ruler】とにかくシンプルisベストな定規機能で分かりやすさを追求
立体的な計測機能はないものの、現実の定規に一番近い形なのが定規,Rulerと言えます。
スライダーで長さを調節できるスマホの利便性もしっかりおさえつつ、難しい操作がいらないとってもシンプルな計測アプリです。
アプリを起動するとすぐに目盛り画面になり、計測までのアクセスも一番早いですね。
無駄のないスタイリッシュな計測アプリだなという印象です。

3つのアプリはこんなあなたにおすすめ
ここで比較してきた3つの計測アプリがどんなユーザーにおすすめなのか、独自の視点で解説します。
アプリの特徴を最大限に活用するためにも、あなたにピッタリとハマる1つをセレクトしてください。
【定規 Ruler-Tape Measure】保存が絶対条件でマルチに使える計測アプリが欲しい方に
計測時のデータをきちんとした形で残しておきたい、それが前提条件である場合は定規 Ruler-Tape Measureをおすすめします。
SSではなくアプリ内で管理できるデータとして保存されるので、後からの確認や編集もアプリの中で完結できます。
編集機能も一番多く用意されており、テキストなどで記録を残したい派の方にも非常に便利。
一般的な定規機能以外にも、高さや面積を算出できる機能も搭載され、マルチに活用できる計測アプリとなっています。
基本機能は初心者から使えますし、細かい機能を使いこなせば上級者にも満足してもらえるアプリだと感じました。
有料版を購入すれば広告表示を消すことができますよ。
【Smart Measure】屋外での距離や高さの計測がメインならこのアプリ
細かいものの計測ではなく、屋外で大きな距離や高さを測るのがメイン。
そういった方はSmart Measureが断然おすすめとなります。
カメラで撮影するだけで簡単に計測ができる手軽さは、スマホアプリならではといったところ。
実際に手作業で計測した距離・高さとの誤差ですが、距離は約1〜2m、高さは30〜50cm程度でした。
最初は撮影方法に慣れずとっつきにくい印象でしたが、設定メニューからお手本動画を確認してカメラの向きなどコツをおさえると誤差が小さくなりましたよ。
初めての方は動画で実際の操作感を確認しておくのが◎。
画面キャプチャーではありますが、測定した数値の保存が1ボタンでできるのも利点でしょう。
【定規,Ruler】難しい操作が苦手な計測アプリビギナーの方におすすめ
デスク上だけで単純なライン取りや計測のみに使いたいという方は、定規,Rulerがあれば十分でしょう。
3アプリの中でも最もシンプルな作りになっているので、複雑な操作や機能は苦手という初心者の方にもおすすめできます。
デメリットをあげるならば、有料版(190円)でしか保存機能が使えない点。
ただし高額な部類ではないので、頻繁に使用するという方は検討すると良いでしょう。
3アプリの特徴まとめ
「定規 Ruler-Tape Measure」
・ 計測データのアプリ内保存が可能
・ カメラを使えば物体の面積や寸法を自動で算出
・ 編集機能も多彩でマルチに使える

定規 じょうぎ Ruler – Tape Measure
開発元:GRYMALA
「Smart Measure」
・ 自身と被写体との距離、被写体の高さを撮影するだけで計測
・ 手動での誤差補正やSSでのデータ保存も可能
・ 屋外で距離や高さを計測する作業がメインの方に

距離測定器:Smart Measure
開発元:Smart Tools co.
「定規,Ruler」
・ 現実の定規に最も近いベーシックな使い心地
・ 目盛り幅を自由に変更できるマニアックな機能「校正」
・ 無駄な機能を省いたシンプル設計。保存は有料版のみ
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