人気の電子書籍販売店「BookLive!」、「紀伊國屋書店」、「ブックウォーカー」をマンガを読むという点から比較してみました。
電子書籍のメリットはなんといってもかさばらないこと。
特にマンガに関しては、最後まで読むと何十巻というタイトルになることも珍しくありません。
だけど一度読み出すと止まらないのも魅力ですよね。
そんなマンガを読むにあたって利用したい電子書籍ですが、今回は「BookLive!」、「紀伊國屋書店」、「ブックウォーカー」の3店をマンガを読むことを主軸にみていきたいと思います。
人気の電子書籍販売店「BookLive!」、「紀伊國屋書店」、「ブックウォーカー」をマンガを読むという点から比較してみました。
電子書籍のメリットはなんといってもかさばらないこと。
特にマンガに関しては、最後まで読むと何十巻というタイトルになることも珍しくありません。
だけど一度読み出すと止まらないのも魅力ですよね。
そんなマンガを読むにあたって利用したい電子書籍ですが、今回は「BookLive!」、「紀伊國屋書店」、「ブックウォーカー」の3店をマンガを読むことを主軸にみていきたいと思います。
いくら読みやすい、使いやすい電子書籍店でも読みたいマンガがなければ意味がありません。
誰しも気になる品揃えに関して、マンガメインに比較してみましょう。
今回はPCから各ウェブサイトへアクセスして計測しました。
マンガから検索条件の絞り込み→ジャンルをマンガに指定したときの数字を基準にみていきます。
「少年マンガ」で4865、「少女マンガ」で7195、「青年マンガ」で10615、「女性マンガ」で11214という件数がヒットしました。
少年と青年を合わせると15480、少女と女性で33889。
女性向けマンガが多数を占めているようです。
出版社別では、少年及び青年マンガでは講談社や小学館が豊富。
少女及び女性マンガではハーレクイン(女性マンガ)が抜きんでて小学館や講談社もかなりの数字となっていました。
マンガのカテゴリを選択し、“ジャンル”にある項目の数字を基準にみていきます。
「男性向け」が10039、「女性向け」が9305でやや男性向けマンガが多いですね。
ただ、“レーベル”にある項目をみると「ハーレクイン」が2570、「マーガレットコミックスDIGITAL」が765などと女性向けコミックも豊富な様子。
さらに“出版社”の項目では「講談社」がトップの3248、次いで「ハーレクイン(コミック)」の2572、「集英社」の2174となっています。
ウェブサイトの電子書籍から、ジャンル一覧にある各項目で表示される数字を基準にみていきます。
「コミック(少年)」で表示されるのが24341件、「コミック(少女)」で21633、「コミック(青年)」で33953、「コミック(レディース)」で9156でした。
他にも「コミック(その他)」にて9270、「ハーレクイン」のコミック(ハーレクイン→ハーレクインコミックスで絞り込み)では1903。
少年及び青年コミックの合計件数では58294、少女及びレディースで30789。
「コミック(児童)」の項目もあり、件数は513でした。
数の上だけで分析すると、少女マンガやハーレクインコミックが多いBookLive。
いわゆる女性が好きそうなマンガが豊富なのかもしれません。
ブックウォーカーと紀伊國屋書店は、同じく数だけ見ると男性向け誌のマンガが多い印象。
ただし紀伊國屋書店は少女&レディースコミックの数字がBookLiveとかけ離れているとも言えません。
数字はウェブサイトから引用したものではありますが、ラインアップは日々変化するのであくまで判断基準の一つ程度に考えておくと良いでしょう。
ストアによってはカテゴリが被っている場合もあるかもしれません。
ジャンルに拘らず、少女マンガも少年マンガも性別を超えて好きな人も多いですからね。
読書時に気になるのがスワイプでの“めくり感度”。
なかなかめくれない時のイライラといったらありませんよね。
個人的な感想ですが、一般的にマンガを読む速度で通常のめくりに対する感度はどれも同じ程度。
問題なくスムーズにめくることができます。
問題は素早く連続でめくる時の感度。
紀伊國屋書店が最も反応がよく、BookLiveは微妙、ブックウォーカーは更に感度が悪いという感じでした。
ただ、飛ばしてめくりたい場合スライダーを使う手もあるので気にならない人もいるでしょう。
まず紀伊國屋書店とブックウォーカーには音量ボタンでのページ移動があります。
片手読みしたい人は欲しい機能ですね。
しおり機能はいずれも付いており、使い勝手に遜色はありません。
ブックウォーカーにはしおりや付箋の自動同期を設定しておけるので、複数端末で読む人には便利でしょう。
拡大したまま読み進められるのは紀伊國屋書店。
ただ、ページ間で静止することはできません。
ブックウォーカーは1ページ内(見開き)のみなら拡大したまま読めますが、次ページに切り替わると自動で元のサイズに戻ります。
Bookliveは拡大で移動できるのはその画面のみで、隣のページへ移ると元のサイズに戻ります。
ただし横画面は見開きで両ページ拡大移動は可能です。
横表示では、紀伊國屋書店とブックウォーカーが上下スライドで片側1ページずつ表示、BookLiveは縦表示と同じ左右スライドで見開き1ページずつの表示です。
横で見たい人はBookLiveのスタイルが見やすいでしょうね。
ブックウォーカーはダウンロードと並行してマンガが読めるプログレッシブモードを備えています。
通信状況にもよるでしょうが、筆者の場合はあまり使い心地が良くなかったのでダウンロードしてからじっくり読むことをオススメしますね。
紀伊國屋書店はページ一覧機能が何気に便利そうだと感じました。
ページ数の左横にあるアイコンをタップすると、全てのページが一覧で確認できます。
BookLiveは「本棚」からマンガをタップした際、関連するマンガの無料作品があると案内が出るようです。
例えば無料で1巻目をダウンロードし、その2巻目、3巻目が無料でリリースされると表示されます。
手に入れてない巻数をタップすればそのまま購入ページへ移動する、親切なサービスだと感じました。
本棚について。
個人的にオススメなのは?
本棚の使い勝手はマンガに関わらず大切なのですが、初心者の方にもオススメできるのは個人的に紀伊國屋書店とBookLive。
前者は「メイン本棚」、後者は「HOME」を中心に展開されるのですが、ここに購入した本が一覧されます。
ここを拠点に分類したい人は新たな本棚を作成、そのままで良い人もこの本棚からすぐにアクセス可能です。
ブックウォーカーも着せ替え本棚などの独自性があって魅力的ですが、まず購入した本がそのまま本棚1に入らないので初心者はどこにいったんだ?と戸惑うかもしれません。
アプリの下部にある“一覧”から確認するか、上部の“追加”からその都度並べる本棚を選ばなければなりません。
初めから整理整頓を徹底したい人は良いですが、あまり興味がない人にとってはその都度の振り分けが面倒に感じるかも。
品揃えとアプリの使い勝手から総合して考えると、紀伊國屋書店がベターかもしれませんね。
少年&青年系、少女&女性系コミックいずれのラインアップ数も豊富です。
本棚に関してもストアとのスムーズな切り替えやスマート本棚で自動的に分類してくれるほか、ビューアに関してもストレスが少ないです。
BookLiveとブックウォーカーでは、品揃えに関しては前者が優勢でしょうか。
アプリの使い心地は、個人的にブックウォーカーはストアとアプリの切り替えが手間です。
ストアに行くたびにブラウザタブが開かれるのは面倒で、他2つよりもアプリとストア間の切り替わりがスムーズに感じませんでした。
ビューアはそこまで格差ないので、本棚の使い勝手から個人的にはBookLiveでしょうかね。
BookLiveはTポイントと提携しているという強みもありますから。
ブックウォーカーは最初に2号館を選ぶことで、本当にマンガだけに絞って探しやすいのは便利です。
BookLiveも目のつきやすい所に無料作品をラインアップしています。
紀伊國屋書店はストアの1ページ範囲が一番短い印象ですが、延々スクロールするのが面倒な人にはオススメ。
様々な特集、独自のラインアップでストアの個性があるのはブックウォーカーですね。
使い勝手、品揃え、本棚の特性など様々な観点から有意義にマンガを楽しめる電子書籍店を選んでみてください。
※ 各種データ・在庫数などは記事執筆時のものです。
・ 女性向け作品が豊富?
・ 本棚が使いやすく無料作品もわかりやすい
・ Tポイントとの提携あり
・ 青年コミックを多数ラインアップ?
・ めくり感度、ページ一覧などビューアの機能もしっかり
・ 本棚の使い勝手もシンプルで良好
・ 男性向け、女性向けをバランスよく取り扱う?
・ 横向き時の見開き表示、しおり&付箋同期機能
・ 本棚の使い勝手、本棚とアプリの切り替えは微妙