スマホ解体新書

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電子書籍比較!アプリの操作性や読みやすさ、機能を比較

      2016/05/02

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この記事の所要時間: 819

 各電子書籍ストアは専用のビューアアプリをリリースしていることがほとんど。

ウェブ読みが可能な店もありますが、今回はそれぞれの専用アプリの使用感についてまとめています。

何をもって読みやすいと感じるかは人それぞれですが、ここでは独自に以下の点を満たしているかで読みやすさのレベルを比較してみました。

・ 読書にまつわる機能の数
・ ページめくりの操作性
・ 本棚機能、書籍へのアクセス

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読書にまつわる機能の数

 基本的な機能を抑えているかどうかのほかに、独自の機能や利便性の高い機能を備えているかを見ていきましょう。

パピレスのみは漫画のラインアップが皆無だったので、それ以外の電子書籍ストアについて解析します。

 しおり、目次(Kindleだと“移動”機能)、ページスライダーは全アプリに備えられています。

テキストですとフォントの種類も全アプリに用意されていました。

拡大・縮小機能はアプリ毎に微妙な違いがあり、使いやすさは個人差によるでしょう。

拡大・縮小機能は漫画読みと小説読みで微妙に異なる

 筆者の感想としましては、まず漫画に関してはトレースズームの使えるネオウイングKindle、ピンチ操作でサイズ変更したままページ移動ができるebookjapan
紀伊國屋の使い勝手が一歩優秀と言えるでしょうか。

特に前者は便利ですね。

 テキスト書籍では、サイズ範囲が大きいのがブックウォーカーですね。

最小を60%として最大350%まで指定でき、そこからピンチ操作で更に拡大できます。

次点でBookLive!、あとは拮抗しているようです。

ネオウイング
最大フォント1

ebookjapan
最大フォント2

パピレス
最大フォント3

honto
最大フォント4

 個人的にはピンチ操作から画面サイズに固定できたら便利なので、それができないブックウォーカーebookjapanBookLive!は惜しい。

なお、ebookjapanは画面サイズへの固定はできませんが、ピンチ操作で変更したサイズのままページ移動することはできます。

紀伊國屋のトレースズーム絞り込み機能は廃止に

 紀伊國屋のビューアでもトレースズームが使えるとの情報があったので確認しましたが、いくら検索しても方法等わかりませんでした。

そこで問い合わせたところが以下の回答です。

「出版社が制作する電子書籍のフォーマットがEPUBとなって以降、トレースズーム対応であるHyC形式の新規配信がなくなったため、トレースズームで読める書籍の絞り込み機能は廃止になった」

 とのこと。

 確かに得た情報ではトレースズーム対応書籍の絞り込み機能からHyC形式の書籍を探して読む、というものでした。

他アプリで便利だと思った機能なだけに残念です。

音量ボタンでページ移動ができるのは? 

 電子書籍の閲覧で便利な機能の一つが、片手読みの際に重宝する“音量ボタン”でのページめくり機能です。

これを備えるのがブックウォーカー、ebook、紀伊國屋の3アプリで、漫画と小説どちらでも使用可能でした。

フォントの種類が多いのは紀伊国屋とパピレス

 フォントの種類は最も多いのが四種類ある紀伊國屋パピレス

全アプリ少なくとも二種類以上はありました(画像はkinoppyのフォント)。

紀伊國屋フォント種類1

紀伊國屋フォント種類2

語句検索機能がないのはebookjapanのみ

 語句検索機能は唯一ebookjapanにのみないようです。

他アプリには書籍内検索、ウェブ検索機能がそれぞれありますが、Kindle には専用辞書をダウンロード(無料)してそこから意味を調べられる機能もあって便利です。

マーカー、メモ機能も同様にebookjapan以外のアプリには存在します。

Kindle辞書

その他の注目機能はこれ 

 その他各アプリで目についた機能を紹介します。

まず漫画ですと、ネオウイングの1コマずつ表示する機能ebookjapan4倍表示機能、紀伊國屋のページ一覧機能、といったところですね。

いずれも絶対に必要な機能ではありませんが、人によっては嬉しいものになるかも?中でもebookjapanの機能はトレースズームのかわりにもなりそうです。

そのほか漫画の場合ブックウォーカーのみタップ領域の調節機能が備わっています。

ebookjapan4倍機能

 テキスト系では細かい調節機能でしょうか。

余白、行間、文字間の調節ができるのがebookjapanのみ。

余白のみが紀伊國屋とbooklive、行間と字間がパピレス、余白と行間がKindleにて調節可能となっています。

また、タップ領域の調節機能があるのはブックウォーカーパピレスhontoの三社でした。

中でもパピレスはエリアの分類が細かく指定されているのが特徴でしょう。

パピレスタップ領域

ページめくりの操作性

ページめくり効果“なし”が一番無難?

 漫画でページめくりの種類が最も多いのが四種類で、紀伊國屋のみ。

小説だと同数で紀伊國屋、パピレスhontoでした(いずれもめくり種類の“なし”を含めた数)。

いずれのアプリでもカールやスライドなどの効果を付けると反応が鈍ることが多いですね。

最も反応を良くするには効果“なし”(又は最もシンプルなもの)を選んだ方が良さそうです。

スライド効果ありでも最もスムーズに感じたのはKindle

 ページめくりの種類がないアプリで最もスムーズに動かせたのはKindleでしょうか。

スライド効果のみなのですが、素早いページ移動にも滑らかに反応してくれます。

その他各アプリで気になったポイント

 ebookjapanでは連続でめくる際に反応しなくなる時があり気になりました。

ブックウォーカーでは、スワイプが小さいとめくりきれない時が多々。

マーカーが使いづらく、選択しにくかったのもネックでしたね。

ebookjapanにのみある機能“自動ページめくり”

 このアプリにしかなかった、という機能ではebookjapanに自動ページめくり機能でしょうか。

書籍によって読む時間が異なることも多いでしょうから、実際には使いどころがない人も多いかもしれませんね。

本棚機能、書籍へのアクセス

ダウンロードしながら書籍を読めるネオウイング、ebookjapan、紀伊國屋

 ネオウイング、ebookjapan、紀伊國屋はダウンロードしながら読書できるのでいち早く読みたい人には良いですね。

また、無料書籍に限られるもののパピレスだけは登録無しで読むことができます(ウェブ読み)。

こちらも面倒臭がりには嬉しい配慮ですね。

個別に本棚のフォルダを作れないのはネオウイング

 本棚に関してはいずれも使いづらい!というまでものはありませんので、好みの問題になるでしょう。

強いて言うならば、ネオウイングは本棚を複数作成して個別に表示するという機能がなく、画面上の1~5までの棚での管理になります(一覧表示に切替も可能)。

他のアプリでは本棚というフォルダがいくつか作成でき、ジャンルや著者別など書籍の分類、管理が細かくできるので、その点ではネオウイングは不利でしょう(画像はネオウイングの本棚)。

ネオウイングの本棚

本棚によってはオススメ商品なども表示してくれる

 無料本を表示してくれ、そこからダイレクトに取得できるKindleBookLive!も魅力的です。

端末とクラウドの両管理が手軽な紀伊國屋、hontoの使い勝手も良いと感じました。

デザインを重視する人なら着せ替え本棚のあるブックウォーカーでしょうね。

総括:機能のバランスが良いのは「紀伊國屋書店」、操作性なら「Kindle」

 機能面で最もバランスが取れていたのは紀伊國屋書店のkinoppyでしょう。

機能が豊富な点、その中でも音量ボタンめくりや拡大縮小幅の大きさ、漫画ではページ一覧機能、小説ではフォントの多さやとじ位置変更、調節機能など抑えて起きたい機能とプラスαが程よく備わっていると感じました。

ページめくりの操作性も安定しています。

ブックウォーカーも負けず劣らずといった感じですが、個人的には細かい部分でkinoppyの方が使い勝手が良いと感じました。

 Kindleは機能こそ多くないですが、ページめくりのスムーズさはトップレベルだと思います。

めくり効果なしならほとんどのアプリで素早いページ移動も反応が良かったのですが、Kindleはスライド効果のみで滑らかさが強調されている気がしますね。

更に漫画ではトレースズーム、小説では余白や行間が調節できるのも高ポイントでしょう。

 無料書籍なら登録入らずのパピレスも魅力的でしょうね。

他のストアは無料本でも会員登録が必須でした。

“そこまでじゃない”という方や電子書籍初心者にとっては、最も敷居が低く始めやすいストアなのかもしれません。

それが読みやすさとイコールするわけではありませんが、書籍へ気軽にアクセスできるという点では通ずるものがありそうです。

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