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家族で分け合えるプランが人気
スマホの普及は高校生、中学生、そして小学生にまで及んでいます。家族全員が持つとなれば、その料金負担もかなりの額になってしまいますね。大手三社の新プランを見てみると、いずれも大人数で分け合うほどお得という家族向けのプランになっているのが分かります。それぞれのプラン内容を父母と25歳以下の子供二人の四人家族の場合に当てはめて比較してみました。
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スマホの普及は高校生、中学生、そして小学生にまで及んでいます。家族全員が持つとなれば、その料金負担もかなりの額になってしまいますね。大手三社の新プランを見てみると、いずれも大人数で分け合うほどお得という家族向けのプランになっているのが分かります。それぞれのプラン内容を父母と25歳以下の子供二人の四人家族の場合に当てはめて比較してみました。
父 | 母 | 子供1 | 子供2 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 2700円 | 2700円 | 2700円 | 2700円 |
パケットパックorシェアオプション | 9500円(10GB) | 500円 | 500円 | 500円 |
ISP料金 | 300円 | 300円 | 300円 | 300円 |
割引 | 15年以上使用で▲1000円 | U25応援割▲500円/1GB追加 | U25応援割▲500円/1GB追加 | |
合計 | 11500円 | 3500円 | 3000円 | 3000円 |
スマホ4台・12GBで21000円 |
まずはドコモの場合。ドコモは家族でパケット通信量を分け合えるシステム“パケあえる”を導入しました。親回線だけのパケット定額申し込みで子回線もパケット通信がし放題になるシステムです。シェアオプションとして子回線一台につき500円がかかりますが、25歳以下の場合はU25応援割りが適用されてプラマイゼロに。かつ1GBの容量が加算されるので、表の様な料金になります。ただし、親回線(表の“父”)の使用年数により割引が異なるので、表では1000円を適用していますが割引がゼロの場合は合計が22000円になります。
父 | 母 | 子供1 | 子供2 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 2700円 | 2700円 | 2700円 | 2700円 |
パケットパックorシェアオプション | 8000円(10GB) | |||
ISP料金 | 300円 | 300円 | 300円 | 300円 |
割引 | 11年以上で2GB追加(実施日未定) | |||
合計 | 11000円 | 3000円 | 3000円 | 3000円 |
スマホ4台・10GBで20000円(長期優待データ実施で最大12GB) |
次にau。auは他の二社と比べて容量設定が細かいことが特徴です。容量が大きいほど金額が安く設定されており、同じ10GBでもパケットパックの料金が異なります。また、パケットシェアのシステムも親回線からのギフト形式となり、各自が自由に使えるドコモやソフトバンクとは異なります。シェア料金などの必要もなく、料金面では最も安い印象です。最大容量に関しては、長期優待データギフトで11年以上利用者は3ヶ月ごとに2GB追加される予定ですが提供開始日は未定です。従って現段階では20000円で10GBというのが正確な料金となります。
父 | 母 | 子供1 | 子供2 | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 2700円 | 2700円 | 2700円 | 2700円 |
パケットパックorシェアオプション | 9500円(10GB) | 500 | 500 | 500 |
ISP料金 | 300円 | 300円 | 300円 | 300円 |
割引 | U25ボーナス▲500円/1GB追加 | U25ボーナス▲500円/1GB追加 | ||
合計 | 12500円 | 3500円 | 3000円 | 3000円 |
スマホ4台・12GBで22000円 |
ソフトバンクはどうでしょうか。基本的にドコモと同じ料金設定ではありますが、長期契約による料金割引はありません。そのため長期契約を前提で比較すると最も高くなってしまいます。先日発表された10GBのキャンペーンでは、10GBのパケットパックがauと同じ料金に引き下げられました。ただしこれは家族データシェアとの併用ができないため、今回の比較には適応させていません。
現段階で適用可能なサービス・割引を考慮した場合、12GBで21000円というドコモがベターと言えるかもしれません。長期契約ユーザーに対し、もっとも分かりやすい料金割引というサービスを用意した結果でしょう。最大の割引は15年以上の▲1000円ですが、最短だと5年以上から割引を受けられます。突出してお得というわけではありませんが、改めて比較すると最も無難な印象でしょうか。
ソフトバンクに関しては、10GBの割安キャンペーンは家族シェアの対象にならない、長期契約者はTポイント付与がお得になるに留まるなどかなり微妙な印象です。これら以外にも併用できないサービスが多い印象で、ユーザー側も分かりにくい点が多いのではないでしょうか。
auは一見料金的にはお得に感じますね。実際に同じ10GBだけの金額は最も安いですし、家族間でのデータシェアには他社の様なオプション料金が必要ありません。ただ気になるのが長期優待データギフトというシステム。まだ実施日こそ決まっていませんが、3ヶ月に一度、使用年数に応じて一定のデータ量が加算されます。3ヶ月に一度付与されたからといってその月にいきなり大量のデータ通信を利用するとは限りませんし、繰り越しというシステムもないのでその月に使わなければ優待がないのと同じです。
ちなみにデータ繰り越しシステムがあるのは今のところソフトバンクだけですが、こちらも家族データシェアやU25ボーナスと併用ができないので今回の比較には関係ありませんでした。
データシェアに関してですが、auのみが親回線からのギフト制となっています。このため子回線が自由に通信を楽しむことが制限されるため、親が徹底して管理したい家庭の場合は向いているかもしれませんね。子供が小・中学生までなら良いでしょうが、自由に交流したい高校生や大学生、社会人の場合だと限界があるかもしれません。
今回のように家族でまとめた料金契約を考える場合、金額だけでなくデータシェアのルールにも着目して選びたいですね。
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