2017/12/22
酵素洗顔は毛穴ケアに良い?酵素の作用と気をつけたい使い方
酵素ドリンクが流行したのは記憶に新しいはず。
洗顔料にも「酵素洗顔」が仲間入りし、毛穴ケアにも効くとして注目されています。
酵素洗顔料とは。タンパク質や皮脂を分解する酵素を配合する洗顔料
古い角質や角栓、皮脂を取り除く作用が高く、毛穴ケアにも有効
刺激が強いため方法や頻度に要注意。合わない肌もあるので使用は慎重に
Contents
今話題の酵素洗顔って何?
酵素とは、化学反応が起きるために必要な触媒機能を持つ分子のこと。
例えばタンパク質が分解されてアミノ酸になるには、プロテアーゼという酵素が必要です。
酵素洗顔料に用いられるのは主に植物酵素を利用したもので、生体内にある酵素とは別物となります。
酵素洗顔で得られる毛穴への効果
植物酵素の中には、タンパク質や皮脂を分解する働きをもつものがあります。
これを利用したのが酵素洗顔の効果。
タンパク質は皮膚の材料ですから、当然角質層の成分でもあります。
大部分が余計な角質でできる角栓も、タンパク質を含む物質。
それを分解する酵素で洗顔すれば、角質及び角栓を溶解して除去する効果が得られます。
皮脂分解酵素も含まれれば、角栓除去効果はさらにアップ。
なぜなら大部分が角質である角栓ですが、皮脂とも混ざり合ってできているのです。
特にオイリー肌の人であれば、余計な皮脂の除去効果も得られるでしょう。
そのため角栓づまりの毛穴、皮脂過剰で開いた毛穴には酵素洗顔料が有効となります。
定期的な使用が鍵
酵素の力で角栓や角質層を分解したり、皮脂を抑える酵素洗顔。
一見良いことづくめに見えますが、一歩間違うとリスクが高い方法とも言えます。
タンパク質を分解するということは、うっすらと皮膚を溶かすということ。
使用後の皮膚は大変無防備な状態なのです。
同じような作用のピーリングも同様。
これらのケアは敢えて皮膚を薄く剥がすことで、本来のターンオーバー機能を高めてトラブルを回復させるのが目的です。
角質を剥がすケアをやり過ぎると、ダメージが大きくなり皮膚のバリア機能を崩壊させてしまいます。
皮脂の除去作用も強いため、必要な潤いがどんどん奪われてお肌はボロボロに。
酵素洗顔は毛穴にとって有効な働きをもつ反面、自己流で無闇に行うのは非常に危険と言えるでしょう。
基本的にオイリー肌で、角栓づまりに悩む人に適した洗顔方法です。
バリア機能が低下している敏感肌、乾燥肌、インナードライ肌には向きません。
使用の際にも必ず製品ごとに使用頻度を守り、毎日使わないでください。
例えば、皮膚科などで行うピーリングは2週間に1回程度から始まり、徐々に頻度を抑えていきます。
もちろん医療行為で使用するピーリングと市販の酵素洗顔は全く違いますが、このように一定期間の頻度で使用するものと理解しておきましょう。
ピーリングの頻度 参考サイト:ケミカルピーリング/美容皮膚科・みか美容クリニック
参考サイト
【酵素洗顔は諸刃の剣!】危険な使い方、していませんか? | SKIN | MONNAL美容コラム | 女性のキレイをサポートMONNAL[モナール]
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