毛穴って何だろう

   


スクラブ洗顔は毛穴に有効?毛穴に効くどころか肌を痛める恐れあり!


小さなツブツブが入った「スクラブ洗顔」。

なんとなく毛穴に良さそうなイメージを持つ人もいると思いますが、本当に毛穴ケアに有効なのでしょうか。

スクラブ洗顔料の粒子が毛穴の奥まで入って角栓をとるのは無理!?

特別毛穴ケアに有効とは言えない。場合により肌にダメージを与えることも

常用には向かず、肌質によっては使用NG。使用は慎重に考えるべし

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スクラブが毛穴の汚れをごっそりとる!?

クリームやジェル状の洗顔料に、小さな粒子を配合してあるのがスクラブ洗顔料と呼ばれるもの。

小さな粒を皮膚の上で滑らせることで皮膚の汚れが除去されたり、粒が毛穴の中に入ってごっそり汚れを洗い流す…こんなイメージがあるのでは?実際に、スクラブ洗顔料を使えば毛穴汚れがすっきり落ちるのでしょうか。

スクラブを使って毛穴の奥から汚れを掻き出すのは困難

洗顔料に配合されるスクラブが、毛穴の奥まで入って汚れを掻き出すということはまずありません(奥というのがどこまでかにもよりますが)。

もちろんスクラブの大きさにも左右され、小さければ出入り口程度に入ることはあるでしょう。

毛穴は毛包という、皮膚に存在する窪みです。

その奥底は真皮にまで伸びているのですが、通常の化粧品ですら浸透するのは角質層までとごく表面だけ。

それなのに、スクラブだから真皮にまで達する毛穴の奥まで入るのは不自然ですし、奥まで入れないスクラブがびっしりと詰まった角栓を根こそぎ除去してくれるとは思えないのです。

そもそもスクラブのような不溶性物質が、毛穴の奥底まで到達して真皮に浸透するようなら、それこそ大問題でしょう。

例えば毛穴にしっかりと詰まってしまった大きな角栓は、専用の圧出器具で除去できます。

これを用いても、痛みを感じる人もいるくらい。

それをスクラブが入った洗顔料で洗うだけで中からごっそり…とは到底考えられません。

それでもスクラブ洗顔後に角栓が小さくなった気がすることもあります。

これは毛穴内部に入り込んで作用したというよりも、スクラブにより角栓の表面が研磨されたことで小さく見えるものでしょう。

また、出入り口付近だけに詰まった角栓ならば、角栓がとれて綺麗になることは考えられます。

ただ、わずかに角栓があることは普通で、それが汚れや菌の侵入を防ぐ役目もあるのです。

そんな角栓まで強力なスクラブで除去しすぎると、かえって毛穴が無防備になりやすく、トラブルのリスクも増えてしまいます。

参考サイト:○洗顔に利用されるスクラブ(研磨)剤は? コラーゲンのルウ研究所 本店

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スクラブ洗顔だから毛穴ケアに有効というわけではない

以上のことから考えると、スクラブ洗顔だから毛穴に効く!というのは言い過ぎのような気がしますね。

少しでも角栓を目立たなくすることはできると思いますが、スクラブによる刺激や研磨作用にも十分注意が必要です。

研磨された肌は薄く剥がされた状態なので、バリア機能が低下し敏感な状態です。

しっかりと保湿して保護しなければ、わずかな刺激でも肌荒れの元に。

また、何度も繰り返し皮膚を剥がし過ぎればターンオーバーが狂い、不全角化によって毛穴はおろか肌全体がボロボロになる危険性もあるのです。

使いすぎは逆効果!肌質によっては使わないほうが良い

スクラブ洗顔は洗顔方法の中でも刺激が強いため、常用する洗顔料ではありません。

使用頻度には十分注意すべきですが、特別オイリー肌で角栓が酷いのでなければ敢えて選択する必要性は低いでしょう。

洗いすぎ、こすりすぎると肌を傷つける恐れも高いため、慎重に検討してください。

皮脂が多いと感じていてもそれは内部の潤いが不足し、肌の機能が乱れていることが根本原因かもしれません。

そんな状態でスクラブ洗顔を続けては、余計に肌機能が低下して悪循環です。

基本的にオイリー肌で毛穴が詰まりやすい人向けなので、敏感肌や乾燥肌、インナードライ肌は避けたほうが良い洗顔料です。

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 - 毛穴にまつわる噂や疑問について考えよう

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール 

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