海外へ引越す場合、特に不慣れな人は専門の引越業者に依頼するのがベストです。
国内の引越しと違い、通関手続きや国ごとの現地事情など素人では難しい待遇、手続きが多い為。
コストも大事ですが、それ以上に安心、安全を重視した業者選びが重要となります。
海外への引越しのポイント
代表的な海外引越し業者を紹介
留守宅の管理はリロケーション会社へ依頼
海外へ引っ越そう
引越し方法と所要日数
時間のかかる海外引越を効率的に叶えるには、なるべく素早い準備が鍵。
船便か航空便での輸送になりますが、早く到着する分後者は値段が高め。
一度に送れる重量も決まっており、船便を利用するしかない状況も考えられます。
引越し先にもよりますが、アメリカを例にすると到着まで2~3ヶ月ほどかかるそう。
すぐ使いたいものは航空便、急がないものは船便を利用すると良いでしょう。
荷造りと保険
国内引越し以上に重要なのが荷造り。
長時間の輸送を考慮した厳重な梱包が必要ですが、素人では難しいもの。
専門スタッフに任せたほうが安心です。
持ち込み不可な荷物などもあるので、事前にチェックしてもらいましょう。
さらに万が一の事故に備え、引越し荷物の保険も準備しておくこと。
梱包明細書か、業者の用意した保険申請用紙に金額を設定します。
「布団1枚 5万円」といった具合に、品目ごとに記載を。
業者に任せられるなら、指示と仕訳だけで済み便利ですよ。
必要書類の作成
・パスポートのコピー(ビザ取得済みの場合、ビザのコピーも)
・フライトの証明書(航空券のコピーなど)
・梱包明細書
・送り状や通関委任状、各国の輸入通関申請時に必要な書類 など
一般的な海外引越しに必要な書類です。
業者によって(税関も委託する場合など)必要な書類が異なってくるので、事前に確認しておきましょう。
配達と搬入
輸出梱包された荷物を業者が代行して配達します。
多くは業者が通関手続きなども行ってくれるので、必要書類に抜かりがないよう手配しましょう。
搬入は現地スタッフが行います。
業者にもよりますが、日本人スタッフが立ち会ってくれると心強いですね。
海外引越し対応可能な業者
下記に代表的な海外引越し取扱い業者を紹介します。
お馴染みの大手企業から、海外専門会社まで様々です。
クロネコヤマト
グループ企業のヤマトロジスティクスが担当します。
20ヶ国以上に50拠点を超える営業所を設けており、企業の海外赴任も多く手がける大企業。
引越し以外に生活面でのフォローも充実しています。
「単身プラン」からお任せの「らくらく海外パック」まで幅広いサービスを展開。
http://www.y-logi.com/service/kaigai/index.html
西濃運輸
海外では大手物流会社“シェンカー社”のスタッフが対応する西濃運輸。
見積もりから荷造り、引越しスケジュールまで細かく提案が受けられ、現地でも海外事情を熟知した専門スタッフが対応してくれます。
http://www.seino.co.jp/seino/service/global/moving/
クラウンライン
中国やシンガポール、インドネシアといったアジア圏を得意とする会社。
地域別の事情に精通しているので、生活面で不安がある方には心強いでしょう。
梱包から引き取りまで日本人スタッフが対応してくれるのも安心。
1980年創業以来の知識やノウハウを生かし、手厚いサポートが受けられます。
日本通運
単身向けの「セルフパック・コンビ」、ファミリー向けの「フルパック・スーパー」、1箱単位でスピード配送する「NEX SKY-EX(ジェットパック)」などユーザーの用途に合わせたプランを独自に用意する日本通運。
特にフルパック・スーパーは世界各地へ対応しており、箱数上限もなし。
多彩なニーズに応える海外引越しサービスです。
http://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/index.html
ジャパンラゲージエクスプレス
海外引越し・国際輸送を専門とするジャパンラゲージエクスプレス。
専門店ならではのリーズナブルな価格設定に定評があり、素早く質の高いサービスでユーザーを満足させます。
通関業務の手配や書類作成など一切の業務を担ってくれますよ。
外国語に精通している場合は“ドアツードアサービス”を利用することで、コスト削減や日数短縮などのメリットも得られます。
http://www.jluggage.com/index_j.html
海外出張中、留守宅の管理はどうする?
リロケーション会社がおすすめ
リロケーション会社とは、転勤者の留守宅を一定期間賃貸する業務を指します。
ただ、近年はただ留守宅を管理するにとどまりません。
サービスの一例を挙げると、海外赴任にまつわる手配や赴任前の健診、航空券やトランクルームの手配に、現地の生活ガイダンスまでサポートする会社も。
既存の不動産会社や、その系列会社が多いようです。