早い時間帯に済ませたい人が多い引越しですが、それとは真逆の希望があることも。
また、基本は立会い必須なものの、諸事情で本人不在の引越しもあります。
特殊な引越しのポイント
本人不在での引越しは可能?基本的には立会いが原則
夜間引越しと本人不在の引越し、それぞれの注意点
夜間に引越しはできるの?
基本的に、遅くても20時~21時には作業が完了する引越し。
それ以降に引越しを開始するプラン自体、扱っていない業者が多いようです。
遅くに終わるケースは午後便やフリー便で、その前の作業に遅れが出た場合など。
敢えて夜遅くの引越し依頼の場合、引き受け自体しない業者も珍しくありません。
それでも夜に…というケースでは、どのような事態が想定されるのでしょうか。
夜遅くに引越ししなければならないケース
日中の通行状態や居住環境
昼間は人通りの多い商店街、車両の通行が規制されている区間などへの引越しは、日中の引越し作業が困難な場合があります。
そういった場合に限り、夜間の引越し作業を行うことになるようです。
ただ、できる限り早めに開始し、迅速に作業するのが基本となります。
仕事の都合で日中は時間がない
引越し当日の日中も仕事で忙しい。
このような場合でも、できる限り早めに作業を開始する前提で夜の引越しが行われるケースがあります。
夜の作業は視界的にも危険度が上がるもの。
どうしても穴が開けられない場合を覗き、前もって休みをとっておくのが基本でしょう。
やむを得ない理由がある
いわゆる“夜逃げ”というケースもあるでしょう。
しかし、大手企業の多くは公序良俗に反するとして引き受けないことが多いようです。
一部の地場業者であれば、引越し料金の支払いを確定させることを条件に受ける場合も。
ただ、DV被害やストーカー被害など、深刻な問題が夜逃げの理由になるケースもあります。
そういった場合は、それ専門の業者へ相談された方が良いでしょう。
夜間の引越しでの注意点は?
騒音などの問題から、近隣への挨拶は日中以上に丁寧に行う必要があります。
問題ない場合は、理由も合わせて説明し理解を求めておきましょう。
夜間の作業は電気が必須なので、前日には電気の使用開始手続きをしておくこと。
新居の鍵も前もって受け取っておくなど、事前の打ち合わせが重要です。
本人不在での引越しはできる?
引越し作業は基本的に本人立会いが原則です。
荷物の確認はもちろん、家財や家屋の破損や紛失など、様々なトラブルを防ぐ上でも本人立会いが大事。
大手では本人不在での引越しを引き受けないケースが多いでしょう。
どうしてもの場合は、書面にて特別な条件を提示、それを受け入れての契約となることもあるようです。
本人不在の引越しが必要なケース
仕事や急用などやむを得ない事情がある
急遽仕事が入ったり、急で外せない用事が引越し当日にできた。
そういった事態もゼロではないでしょう。
早期に業者へ連絡をし、代理人を立てる、別途契約を交わす等の手続きが必要になります。
本人不在の引越しでの注意点は?
基本は引き受けを拒否されるケースが多いでしょう。
代理人を立てる条件の場合も、専用の契約書が用意されるようです。
事前にわかっていれば事情を説明し、業者が引き受けてくれるようならしっかりと打ち合わせを。
当然ですが、代理人は信頼のおける人に任せます。
家具の配置場所などもきっちり説明しておきましょう。