日本独自の気持ちの表し方であるご祝儀。
引越しにおいては作業員に渡す慣習がありますが、マナー的にはどのような位置付けなのでしょうか。
ご祝儀に関するポイント
渡さなくてもOK。お金以外でお礼をするのも有効です
ご祝儀がなくても仕事は仕事!作業の質には影響なし
そもそもご祝儀とは何?
ご祝儀とは、人生の節目や何かの機会に金品を贈る日本の風習を言います。
代表的なのが結婚のお祝いですね。
引越しも一種の節目として、古くから作業員に渡す習わしが残っているのです。
ご祝儀は絶対に必要なの?
欧米のチップとは違って、マナー的に渡さなければいけないことはありません。
気持ちや心づけなので、依頼主側の判断で良いでしょう。
渡す時のポイント
いつ誰に渡せば良いの?
特に「絶対このタイミング!」というものはありません。
最初から出すと決めているなら作業前でOK。
あとで気持ちが変わったなら、作業後お礼の言葉と共に渡すと良いでしょう。
昼食代として、引越し費用のお釣りをそのまま、という方法もあります。
金額の相場も教えて!
相場もあってないようなものなので、自分の財布や気持ちと相談して決めて大丈夫です。
大体で言えば1人あたり1000~2000円といったところ。
作業員が3人いて代表者に渡すという場合は5000円くらいで良いでしょう。
商談で値引きしてもらった分、予想より安くついた分から用意するくらいで構いません。
ご祝儀袋か、なければ封筒に入れて渡します。
お金じゃなくても大丈夫
お昼のお弁当や缶コーヒーでもお礼の気持ちとしては十分。
絶対にお金を包む必要はありませんよ。
ご祝儀の本質はお金ではなく、あなたの気持ちなのですから。
ご祝儀の有無で作業に影響はあるの?
作業員はご祝儀ありきで仕事をしているわけではありません。
当然といえば当然ですが、ご祝儀がないからといって作業が雑に…なんてことはないのです。
ただ、相手も人間なので貰えれば嬉しいのは事実。
なくても作業の質が低くなることはありませんが、あればやる気が出るのが本音かもしれませんね。