少しでも引越し費用を抑えるためには、見積もり段階での行動が鍵を握っています。
見積もり時に注意すべきポイントを知っておきましょう。
引越し費用を抑えるポイント
無料見積もりで比較は必須。見積書のチェックも入念に
閑散期は絶対交渉を。タイミングや料金以外も交渉材料になります
見積もり前に事前準備をしておこう
正確な見積もりを出してもらうために、あらかじめ引越しで持っていく荷物、そうでない不用品とを整理しておきます。
大きいものだけでも良いので、テープでマーキングするなど目印をつけておくとわかりやすいですよ。
大まかに荷物を判別する際、梱包を業者に任せるかも考えておくべし。
依頼すると高く付くのは当然ですが、荷物が多すぎる場合や小さい子供連れ、高齢等の理由で依頼する場合、荷物の判別によりどこまで頼むべきかが見えてきます。
少しでも自分で荷造りすれば、その分は節約に繋がりますね。
実際に見積もりを依頼しよう
無料の訪問見積もりを利用
ネットから活用できる一括見積もりサイトが便利です。
無料で依頼可能なうえ、自分で業者を探す必要がなく一辺に複数の業者で見積もりをとってもらえます。
数分で入力が完了するサイトも多く、忙しい引越しユーザーには欠かせない存在でしょう。
必ず複数の業者で比較
引越し費用を安くするには、1社の見積もりだけで決めてはいけません。
業者も商売ですから、初めから最安値を提示してくることは考えにくいもの。
様々な業者の見積もりを比較して、初めて相場の把握もできます。
比較する際は訪問見積もりに来た営業マンにその旨を伝えましょう。
業者の名前、金額も教えて構いません。
営業マンも競合相手がハッキリしたほうが対応しやすい場合があるため。
直接見積書を見せて対応するのも良いでしょう。
見積書でチェックすべきポイントは?
項目ごとの料金を確認
見積もりに記載されている項目と料金をチェックします。
業者ごとに比較すべき重要点は、主に以下の3項目です。
・基礎作業料金(トラックの大きさや作業時間 など)
・実費(人件費や資材費 など)
・オプション料金(エアコン取り付け&取り外し、不用品処理 など)
特にオプション料金は、サービスごとの価格差にも注目を。
フェリーを要する引越しの場合、往復費用を負担することも理解しておきましょう。
特殊な荷物は費用以外に運搬・搬入方法などに関しても詳細を聞いておく必要があります。
別途料金の発生がないか
基本は無料であるものの、一部は有料といったサービスもあります。
例えば不用品回収サービス。
無料で引き取ってくれる場合でも、不用品の種類によっては有料になる場合も。
基本的なサービス内容だけでなく、追加料金が発生する可能性についても確認が必要です。
保険の適応範囲もチェック
作業にまつわる項目以外に、保険加入及び補償内容の確認も大切ですね。
家財や家屋の破損・紛失等を補償する引越しの保険。
トラブルの原因にもなるポイントですから、しっかり説明を受けておきましょう。
引越し費用を安くする交渉ポイント
項目ごとではなく、総額でいくらにしてくれるかが交渉のポイント。
初めから大幅な値引きをしてくる業者もいますが、必ず複数の業者に見積もってもらってから決めます。
時間をずらして1日で見てもらうのが良いでしょう。
閑散期の交渉は必須
繁忙期でなければ、交渉次第でかなりの値引きも期待できる引越し費用。
特に長距離であれば、大きな差が出るケースもあります。
交渉で融通が効きやすいのは、やはり大手企業でしょう。
閑散期で長距離、競合業者が大手ならばチャンスですね。
2回目以降の値引きで比較
最初から限界まで値引きしてくる業者はいないはず。
1回目の値引きで納得してくれれば、業者としても助かりますよね。
しかし、それでは引っ越す側としてはもったいない。
1回目の値引きは“適正価格になった”くらいに思っておき、2回目以降に注目します。
多くの業者は相見積もりが出た時点で値引きに本腰を入れるもの。
最初の値引きで決定しないよう気を付けましょう。
資材で交渉するのも一手
お得に引越しするためのポイントは、費用だけではありません。
例えば梱包資材ですが、一定数は無料なもののそれ以上となると有料になります。
無料段ボールだけでは足りないことも多いので、サービスで梱包資材を提供してくれないかも交渉してみましょう。