荷物を使用頻度で分類したら、実際に荷造りに取り掛かりましょう。
具体的な荷造りのコツ、ポイントをおさえておけば安心です。
引越しの荷造りのポイント
面倒なキッチン周りの荷造りはどうする?
NG荷造りに要注意!場合に応じて業者にも依頼を
目次
荷造りの基本をおさえよう!
全て段ボールに入れる事
「わざわざ箱詰めするものじゃないし…」
そう言わず、とにかく全てを段ボールに詰めるのが基本です。
荷物の内容や引越し先の距離に関わらず、全荷物を隅から隅まで箱詰めしていきます。
段ボール側面に内容物や行き先を明記
開梱する時、中に何が入っているかがわからないとかなり大変。
その都度段ボールの側面に内容物を明記するのが大切です。
搬入作業をスムーズにするために、リビングや子供部屋など行き先を明記すると尚良し。
引越し当日までの保管も、明記した文字が見えるように重ねておくと良いですね。
上下がある物は天地の記載も忘れずに。
キッチン周りの荷造りは?
食器類は小さめの段ボールに
比較的重量の大きい食器類は、小さめの段ボールに詰めるのが正解。
底に緩衝材を敷き、新聞紙などで1つずつ包んで入れていきます。
ポイントはあまり詰めすぎないこと。
隙間が開いたら新聞紙を丸めて埋めるなど、揺れても割れない対策をしておきましょう。
調味料などはビニール袋に入れてから
サラダ油や醤油などの液体タイプから、砂糖や片栗粉といった粉調味料。
基本的には使い切り、新居で新品を構えるのが理想です。
ただ、あまりにも使いかけが残っている時はしっかりと梱包しましょう。
蓋をした注ぎ口をキッチンペーパーで覆い輪ゴムで固定したり、弱粘性テープをぐるぐる巻いて開かないよう対策。
その上で1つずつビニール袋に入れて箱詰めします。
隙間ができたら緩衝材でしっかり埋めること。
粉タイプも同じく口を輪ゴムなどで固定し、1つ1つビニール袋へ。
さらに調味料の入った段ボールは必ず天地を記載!ひっくり返ると漏れ出すリスクが高くなります。
梱包できる料理家電は?
冷蔵庫を除けば、多くの調理家電は段ボールに梱包できます。
注意点はガラスの有無。
電子レンジの窓部分、コーヒーメーカーのグラスポットなどですね。
電子レンジは中の回転皿が簡単に外せるなら取り外し、扉は養生テープで固定を。
グラスポットも本体とは別に“割れ物”の段ボールへ箱詰めします。
ミキサーやトースターなども壊れないよう箱詰めし、緩衝材で隙間を埋めましょう。
特殊な荷物はどうする?
どう頑張っても段ボールに入らない荷物、かなり慎重に運んで欲しいものもありますよね。
竿などの長物は結束バンドなどでしっかり束ねてまとめておく。
照明やテレビなど、素人仕事では心配な荷物は業者に頼むのが無難です。
こんな荷造りはNG
書籍類を紐で束ねる
雑誌や本を重ねて紐で縛る。
一見よくある荷造りに見えますが、引越しの際はNGです。
途中で紐がほどけたり、本へのダメージも懸念されます。
必ず段ボールに詰めて入れましょう。
ビニール袋で荷造り
衣類や日用品、本類などをビニール袋へ入れるのはダメ。
積み下ろししづらいほか、破れる危険性も高いのです。
ビニール袋へ乱雑に入れた荷物は、知らない人が見るとゴミと間違えられる恐れも。
ビニール袋はカラーボックスを包む時などは良いですが、基本的な荷物は全て段ボールに収納します。
無理やり詰め込まない
段ボールのフタが閉まり切らない“口開き”状態の荷造りでは、安全に積み上げることができません。
できるだけ段ボール数を少なくしたい気持ちはわかりますが、箱詰めは綺麗に口が閉まることが前提です。
荷造りは業者に依頼!メリットやポイントは?
引越しで最も面倒な荷造りを業者にまかせるのも方法の1つ。
もちろんその分費用はかかりますが、仕事で忙しい、小さな子供がいて難しい場合などには有効活用してみては?荷造りの手間が省けるだけでなく、引越し当日までバタバタせずに済む、時間を有意義に使えるというメリットもあります。
全てを依頼するのではなく、梱包の難しい荷物だけ、梱包は依頼して開梱は自分でといった使い分けも可能。
また、長距離引越しなど高額な内容の場合、値引き交渉の際に梱包を無料で依頼してみるのも良いでしょう。