引越しで最も気になること、それが引越し費用ですよね。
引越し業者に依頼する前に、まずは費用の相場を調べることが先決です。
引越し費用の相場のポイント
近距離と長距離で引っ越し費用はどれだけ変わる?
割高設定となる繁忙期に要注意!
目次
引越しの見積もりを取るのは相場を調べてから
荷物や距離、引越しの内容などによって、その費用は様々。
引越し前に見積もりをとるのが通常ですが、その“安い・高い”は1つの業者では判別がつきませんよね。
そこであらかじめ相場を調べるのが大事。
ある程度相場を把握しておけば、見積もり費用が適正かそうでないかが見えてきます。
一般的にはトラックの大きさや作業員数で大まかな費用が決定します。
そのほか費用を左右する要素として、立地条件や階数、引越し先が上の階であればエレベーターの有無も問われます。
高速道路料金のほか、エアコン脱着等の特殊作業が加わるとそれに対する費用もプラスされるので注意しましょう。
近距離引越しの相場
近距離引越しは大体20~50km以内で、市内や隣接する地域が対象になります。
多くは1日あれば全ての作業が完了するので、その日のうちに引越しを終えることが可能な距離でしょう。
引越し費用としては比較的低料金になり、荷物が少なければ軽貨物運送事業でも対応可能なためコスト削減の幅が広がります。
ただ、通常期と繁忙期で価格に大きな差が出るので注意しましょう。
近距離引越し料金の平均相場表
〜15km未満 (通常期) |
〜15km未満 (繁忙期) |
〜50km未満 (通常期) |
〜50km未満 (繁忙期) |
|
---|---|---|---|---|
単身 荷物(小) |
¥34,376 | ¥39,259 | ¥36,049 | ¥47,620 |
単身 荷物(大) |
¥45,460 | ¥52,975 | ¥45,379 | ¥58,198 |
2人家族 | ¥60,266 | ¥72,011 | ¥67,966 | ¥82,184 |
3人家族 | ¥74,875 | ¥90,301 | ¥83,365 | ¥107,916 |
4人家族 | ¥96,070 | ¥115,274 | ¥112,698 | ¥131,835 |
5人家族以上 | ¥140,949 | ¥140,092 | ¥146,923 | ¥187,627 |
※通常期…5〜1月 繁忙期…2〜4月
15km未満、50km未満の引越しを通常期と繁忙期で比較。
4人家族までの引越しは一定価格で高くなっていますが、それ以上となると予想を上回る高額になるケースもあるようです。
単身でも荷物の量次第で1万円ほど差があるので気をつけましょう。
長距離引越しの相場
引越しが長距離ともなると、全国に拠点を持つ大手企業、組合組織のネットワークが活用できる中小企業に強みがあります。
近距離引越しと違い、積地と降ろし地で作業員を確保する必要がある長距離引越し。
自ずと費用は高額になりやすい傾向です。
長距離引越し料金の平均相場表
~200km未満 (通常期) |
~200km未満 (繁忙期) |
~500km未満 (通常期) |
~500km未満 (繁忙期) |
~500km以上 (通常期) |
~500km以上(繁忙期) | |
---|---|---|---|---|---|---|
単身 荷物(小) |
¥42,068 | ¥45,822 | ¥52,887 | ¥53,211 | ¥61,483 | ¥67,202 |
単身 荷物(大) |
¥60,758 | ¥71,510 | ¥77,052 | ¥91,084 | ¥96,128 | ¥111,650 |
2人家族 | ¥81,902 | ¥100,520 | ¥103,783 | ¥137,571 | ¥151,881 | ¥200,266 |
3人家族 | ¥98,234 | ¥131,692 | ¥136,497 | ¥176,951 | ¥185,316 | ¥265,826 |
4人家族 | ¥131,694 | ¥176,924 | ¥171,822 | ¥231,047 | ¥228,252 | ¥297,437 |
5人家族以上 | ¥187,973 | ¥239,364 | ¥229,512 | ¥314,117 | ¥330,253 | ¥370,137 |
※通常期…5〜1月 繁忙期…2〜4月
単身者など荷物が少ない引越しほど、近距離との料金差があまりないことがわかります。
ただ、さすがに500kmという長距離かつ大人数での引越しともなると、かなりの高額になってきますね。
あくまで平均的な価格なので、商談次第で少しでも安く済ませたいものです。
繁忙期の料金変動について
所謂“繁忙期”というものが引越しの世界にも存在します。
繁忙期には引越し依頼が殺到するため、いつもより多くの車両や人員を確保する必要があるのです。
平均相場表を見てもわかるように、繁忙期には通常の3割ほど高く設定されることも。
早めに予約を入れなければ依頼できないケースもあるので要注意です。
3月下旬~4月上旬
卒業や入学、就職など新しい物事のスタートになる新年度。
この時期はまさに引っ越し業者の繁忙期であり、費用が割高に設定されます。
さらに土日祝日、大安吉日に引越し日を合わせる人が多いため、曜日などにも気をつけて予定を組みましょう。
長期間の休みにも要注意
不動産・住宅サイトSUUMOのアンケート結果によると、引越し費用が最も高額になるのは3月。
その次は4月、8月となっています。
いずれも春休み、夏休みにかかっている期間。
新生活のスタートとなる4月以外にも、長期の休みで準備しやすい8月も高額になりやすいタイミングのようです。