ご近所付き合いが減っている昨今。
引越しという特別なタイミングだからこそ、近隣への挨拶は大切な行動となります。
引越しの挨拶のポイント
女性の1人暮らしは挨拶不要?その理由は
挨拶時に持っていく手土産は何が良いの?
引越し前に済ませる“挨拶回り”
いくらプロの業者に依頼するとはいえ、ある程度の音、トラックによる通行の妨げなど周囲に何らかの影響は避けられません。
後になって変な陰口を叩かれないためにも、退去する家、転居する家どちらの近所へも挨拶をしておくべき。
早速挨拶にまつわる事情を知っておきましょう。
いつ挨拶に行く?
旧居の近所は遅くても2~3日前
引越し当日はやるべきことがたくさん。
近所への挨拶回りは事前に済ませておくのが正解です。
遅くても2~3日前には訪問し、当日はお騒がせする旨を断わっておきましょう。
新居の近所は事前と、当日or翌日の2回
新たに住む家のご近所さんへの挨拶は特に重要。
長い付き合いになる可能性も多いので、手抜きせずに訪問します。
理想は引越し当日までに軽く挨拶を済ませておき、引越し当日か翌日に改めて手土産を持参するスタイル。
不在も想定して、手紙などを添えるのも良いでしょう。
挨拶の範囲はどこまで?
ご近所に挨拶といっても、どこまでが適切な範囲なのでしょうか。
目安は一軒家なら向こう三軒両隣。
向かい側にある三軒の家と左右のご近所宅になります。
裏側にも住宅があれば、こちらも向こう三軒までを挨拶範囲としましょう。
マンションやアパートなら、自分の部屋の左右と上下のお宅へ。
2つ隣のお部屋は付き合う頻度などで判断して大丈夫です。
大家さんや管理人、地域の班長さんなどにも挨拶を済ませるのが基本となります。
挨拶しないほうが良いケースは?
積極的な挨拶を控えたほうが良いケースは、女性の1人暮らし。
女性専用アパートやセキュリティがしっかりしているところならまだしも、不特定多数の人が暮らす通常の集合住宅などでは控えたほうが無難。
顔を合わせたら軽く挨拶する程度で問題ありません。
挨拶しないことに抵抗があるなら、ポストに簡単な挨拶の手紙を入れるという方法でも良いでしょう。
挨拶用の手土産は何がいい?
挨拶回りには手土産を持参するのが通例です。
高価なものだとかえって気を遣わせてしまうので、粗品程度で十分。
お菓子の場合はなるべく日持ちするものに限ります。
お土産には“外のし”をかけて用意し、旧居での挨拶なら「御礼」、新居なら「御挨拶」と表書きをしましょう。
引越しといえば“引越し蕎麦”が有名ですが、元々はご近所への挨拶に配るものだったのだそう。
乾物は日持ちも良いので、常識的なお土産になるはずですよ。
最近は業者が「挨拶サービス」を提供していたり、お土産のパンフレットを用意するケースも。
忙しくて暇がない場合も重宝しそうですね。