最も気になる引越し費用ですが、素人ですとどこからどこまで料金が発生するかわからないもの。
簡単に内訳や目安の例を見てみましょう。
引越し料金ののポイント
人件費や梱包費用など引越し費用の要となる“実費”
通常のサービス+αを求めるなら“オプション料金”に注意
基本の引越し料金
引越し料金の内訳を大まかに分けると、“基礎運賃(基礎作業料金)”、“実費”、“オプション料金”の3種類になります。
基礎運賃・基礎作業料金
基礎運賃は、運輸局が定めた運賃表から設定される料金のこと。
「時間制」と「距離制」のいずれかで算出され、上限と下限が設けられています。
一般的に距離が100km以内の引越しだと時間制、それ以上の離れた地へ引越しとなると距離制に基づいた費用になります。
例えば4時間以内の引越しですと、上限が20000円で下限が13340円。
業者はこれをベースに料金を設定するというわけですね。
ただ、業者はこの運賃表の料金から上下10%までの増減を適用して良い決まりになっています。
そのため実際には業者間で最大20%の差が出るケースもあるのです。
実費
人件費や段ボール、有料道路にかかる交通料金など、実際の引越しにかかった費用が実費。
当然ですが荷物の量、作業員数が多いほど高額になりますし、道路事情や引越し階数、エレベーターの有無等でも異なってきます。
トラックの大きさで大まかな実費を計算できます。
平均は1tに対して1.5万~2万円ほど(人件費込み)。
4tトラックを使うのであれば、×4で6~8万円となります。
繁忙期ともなると相場はプラス1万上乗せとなり、同じ内容の引っ越しでも2.5~3×4=7.5~12万円。
大きな差が出てくるのです。
ここに基礎運賃やオプション料金が加算されます。
オプション料金
基本的な引越し費用に含まれないプラスαのサービス費用のこと。
エアコン脱着や粗大ゴミの引き取り、ピアノ運搬などが該当します。
オプション料金は業者間で開きがあり、引越し業者が直接作業する場合は割安に、外部業者への依頼となる場合は高額となる傾向にあります。
引越し料金の内訳例
家族で市内へ引越し(3LDK、3~4人家族、15km未満)
基礎運賃 36870円(8時間制、割増なし)
人件費 45000円(1人15000、目安作業員は3人)
梱包料 20000~40000円
エアコン取り付け費用 20000円
合計 121870~141870円
段ボールに梱包する作業まで依頼した場合の目安がこちら。
梱包は自力で行う場合はその分安く抑えられますよ。
エアコン取り付けに関しても同様で、他に安く依頼できる業者を探すのも一手。
通常期での計算なので、繁忙期はこれ以上となる恐れがあります。