ピーラーは研げるのか使い捨てか?

Q,皮むきピーラーは包丁を研ぐみたいに何かで研げますか?それとも皮むきに支障が出てきた時点で使い捨てですか?

A,以前でしたら“基本的には使い捨て”ですとお答したのですが、最近では“京セラ”からファインシャープナーという製品が出ています。この製品は、ピーラーだけではなくニッパーや鋏のようなものまでの研ぎが可能です。

毎秒150回振動する研ぎ部分が、効率よくほとんどの刃物の研ぎに対応できるようです。実際に使ったことがないので、どの程度の切れ味を回復させてくれるのか、という部分については、申し訳ないのですがお伝えできません。

また、ピーラーの材質が何でできているのか、ということも大きな問題になります。高級なものだと、それこそセラミック製だったりしますが、これはちょっと研ぐことは難しいと思います。

ピーラーにも高価なものから、100円ショップで売っているものまで幅広くあるので、安いものだったら高価な研ぎ器を買ってまでメンテナンスをする必要性があるのかどうか、ということもあります。勿論、エコを考えると、使い捨てはよくないのですが、その辺の折り合いが難しいですね。

それと、緊急回避的な方法ですが、果物ナイフのような小型のナイフの刃の部分で、ピーラーの刃の部分を擦ると切れ味が回復します。別に果物ナイフではなくてもいいのですが、相手がピーラーという小さなものなので、小型のナイフしか使えません。

何で切れ味が戻るのかということですが、ピーラーは基本的に野菜の皮むきにしか使いませんから、そんなに刃が傷むわけではないので、刃先の分子の乱れを直すことで切れ味が回復すると思われます。

最近はあまり見なくなりましたけれど、理髪店で剃刀を長い革の帯(コードバンといって、馬の尻の革だそうです)に擦りつけて、切れ味を回復させることに似ています。

あれは、剃刀についた人脂をとり、刃先の分子の乱れを直すということだそうですから、果物ナイフの刃でピーラーの刃を擦ることは、同じようなことだと思います。

これに使うナイフが高価なものだったら、ちょっと気遅れしますから、それこそ100円ショップで売っている果物ナイフを使えばいいかも知れません。

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