白髪ねぎや、ネギの小口切りをするのに適した包丁は?

Q,白髪ねぎを切ったり、ネギの小口切りをするのに適した包丁があれば教えてください。

A,ネギの為にだけお使いになるのでしたら、絶対に“薄刃”がお勧めです。

薄刃はまさに“野菜を切るためだけに造られた”、という包丁です。名前のとおりに刀身も刃も薄く作られているため、野菜に対する食い込みは、どんな包丁にもまねをすることはできません。

そのため、とくに野菜を薄く切る必要のあることには、絶大な威力を発揮してくれます。ほかの包丁ではできなかった“カツラ剥き”等も、薄刃を使って少し練習したら出来た、ということもよくあります。私もその一人です。

それぐらい、野菜の処理には適した包丁だということが言えます。特に、野菜をスライサーでカットしたようにしたい、という要望にも充分応えられます。まあ、これは本末転倒で、薄刃で切ったようにできるのがスライサーなのですが・・・・・。

ネギの小口切りを薄刃でやったら、ほかの包丁を使うことがいやになるほど、切れます。白髪ねぎも同様で、本当に感動的によく切れます。

材質は本鋼や、バナジュウム鋼、あとはまれにステンレスもありますが、切れ味という点では本鋼に勝るものはありません。どんな意味でネギの小口切りや白髪ネギとおっしゃったのか、ちょっと判りませんが、切れ味を楽しむのでしたら単品で一万円以上のものをお求めになると、がっかりしないで済みます。

本鋼のいいものになると、数万円は覚悟しなくてはいけませんが、切れ味は最高です。一度そんな包丁を使ってしまうと、ほかの包丁には目がいかなくなりますので、要注意でもありますね。

また、ネギ以外にも使うんだということでしたら、三徳をお勧めします。

三徳はいわゆる万能包丁ですが、同じ万能包丁の牛刀よりも刀身も刃も薄いので、野菜に対する食い込みはいいです。なれると、三徳でもカツラ剥きができるほどですから、使い方いかんでは、上手にネギを切ることは充分に可能です。

三徳にも本鋼、バナジュウム鋼、ステンレスとありますが、切れ味については本鋼が最高です。薄刃では処理の難しい、肉や魚なども捌けますから、一本あると便利ですね。

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