ピーリングナイフの特徴
刀身が10Cm以下という、かなり小型な包丁です。
刀身が三日月状になっているため、レモンのように丸みと厚みのあるものの皮を剥くときには非常に便利なようです。
また、その刃先の形状から“飾り切り”や“細工切り”をするときにもよく使われるようです。こういった時には、鉛筆を持つような持ち方で、このピーリングナイフを持つ方も大変多いようですね。
細工切りでは“タイ”の方々が非常に優れた技術を持っていますが、彼ら、彼女らが多用しているのもこのピーリングナイフです。
ピーリングナイフに汎用性はあるのか?
その独特な形状は、ひたすら細工切りや飾り切りをするために考えられています(暑い皮をむくことが本当の目的なのですが)。
この独特な継承のために、他の使い方をしようとしても、まず苦労をするだけですね。
したがって、汎用性は限りなくゼロに近いです。
これも完全にプロユーズだと言えます。
ほかに、このような使い方をする包丁として“パーリングナイフ”があります。
この他にもチーズナイフやパンナイフ、クレーバーと呼ばれる骨を叩き切るものなどがあります。
西洋料理を作ることが趣味の方でも、牛刀とペティーがあればほとんどのことには対応できると思います。
他のアイテムは、プロの方以外ではほとんど使うことはないと思います。
肉や魚を捌くのにも、基本的にはこの2アイテムがあれば可能ですし、野菜の皮むきはペティーがあれば問題なくできます。また、よく切れるペティーであれば大根や人参のかつら剥きも可能です。大根の厚みを小さくすれば、ペティーの刃渡りでも充分にできますし、大きい刃渡りの薄刃(和包丁)を使いこなせない方でも、ペティーのような小さい包丁なら上手く行く可能性も高いと思いますので、一度試してみてはいかがでしょう。
スポンサーリンク