注目が集まる福祉系資格、社会福祉士

この記事の所要時間: 332

「人の役に立てる」「お年寄りや体の不自由な人の生活をサポートできる」など、社会に貢献できる仕事として、社会福祉士は注目を集めています。

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社会福祉士とは?

社会福祉士は、高齢者や障害者などの生活相談に乗る仕事です。仕事内容は勤めている場所によって、さまざま。
児童相談所が勤務先であれば、児童虐待の相談に乗ります。
高齢者対象のデイサービスであれば、高齢者やその家族の悩みを聞いたりするのが主な仕事と言えます。

病気や障害によって起こってくる、あらゆる生活の悩みを聞くのが社会福祉士です。「よろず相談」に乗るイメージで捉えるとよいでしょう。

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具体的な業務内容は?

では、社会福祉士の具体的な業務内容はどのようなものなのでしょうか?
病院に勤める社会福祉士の仕事の1例を紹介していきましょう。

社会福祉士は、医療ソーシャルワーカーとも呼ばれています。入退院に関わるあらゆる相談を受ける仕事です。

今から紹介するのは、総合病院に勤める医療ソーシャルワーカーAさんが対応する事例です。事例は架空のものですが、社会福祉士がよく出会うケースです。

ケース1:難病女性をどう支える?

社会福祉士であるAさんは、ある入院患者の家族から相談を受けました。患者は28歳。
会社員の女性です。神経性の難病に冒されています。

今まで元気にバリバリと仕事をしてきたのに、徐々に手足が動かなくなりました。現在は、ほぼ寝たきりの状態です。

女性は自分の体が動かなくなったショックから落ち込んでしまい、将来を悲観的に考えるようになってしまいました。

「死にたい」と漏らすようになってしまい、明るかった彼女から笑顔が失われてしまいました。心配になった家族から、相談を受けたのです。

社会福祉士の業務の実際

社会福祉士は病気を抱えた患者や家族の気持ちに寄り添うことが必要です。具体的には、患者や家族の話を聴くことです。

病気や障害は、当たり前の生活や仕事を患者から奪ってしまいます。突然、病や障害に襲われたショックや絶望を受け止めてあげる姿勢が必要です。

「頑張れ」「障害を乗り越えて」など無責任な励ましの言葉は、時に患者を傷つけてしまいます。
痛みや病気の症状、薬の副作用で苦しんでいるのが患者だからです。

頑張り続けてきた患者の痛みや苦しみを受容するのが、社会福祉士の役割。事例の場合、難病患者や家族の心境や悩みを話してもらうことが必要です。

また、難病に関わる医療もしくは福祉制度に関する説明も大切でしょう。
入院費などの医療費が、本人や家族の心労になっているケースも多々あります。
社会制度を使って経済的な負担が軽くなることで、精神的な重荷が少し下ろせる人もいます。本人や家族のニーズが、どこにあるのかしっかりと探っていくと、患者だけでなく周囲の信頼も得ることが出来ます。

社会福祉士としての就職先を選ぶ時のポイント

社会福祉士とは、患者の人生に密接に関わる仕事です。就職先を探す時には、ただ漠然と「人の役に立ちたい」だけではいけません。

「誰のために」「何をしたいのか」サポートしたいのか?この2点をじっくりと自己分析してみてください。分析する時には、社会福祉士を目指したきっかけ・動機を思い出してみるとよいでしょう。

大好きなお祖母ちゃんが寝たきりになった姿を見て、福祉の世界を選んだとします。それならば、「誰のために」という答えは明らかです。

ただし、寝たきりの高齢者を直接お世話したいという動機があるとします。「何をしたいのか?」という部分がブレているといえるでしょう。介護職としてキャリアを積んでいく方がやりがいを持てるでしょう。

社会福祉士は、人生をサポートする究極の人間相手の仕事です。
人と接するのが好きで、相手の立場に立って物事が考えられる人が向いています。

どんな人たちの人生と、どのように関わりたいのかによって、就職先を選ぶとよいでしょう。「自分が社会福祉士として、何をしたいか」という軸を据えることが、今後のキャリア形成にも役立つはずです。

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