「大学VS専門学校」どっちが就職に強い?

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かつては、良い就職先に就きたいのであれば、大学を卒業しなければならない・・・という風潮が存在していました。

少なくとも10年前まではそのような状況だったと言うことができるでしょう。

しかし、現在ではそのような流れには変化が訪れつつあります。

手に職・技術や資格を持っている方が強いと言われるようになってきているのです。

10年前までは考えられなかった対立構図。

大学か専門学校か、という問いが投げかけられるようになっているようなんです。

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就職できない大学生

現在、大学生はこれまでにないほどの就職難に見舞われていると言われています。

この原因としては、様々なものが挙げられます。

不況とデフレ、リーマンショック
大学全入時代の到来
ゆとり教育と進む学力低下
院卒が当たり前になってきたこと
などなど・・・

原因が何であるにせよ、大学生は以前と比べて確実に就職できなくなっています。

これは事実です。

10年前までは、大学にさえ進学すればどうにか就職できる、良い企業に行くことができるというような考え方が強かったのですが・・・今や、そのような考え方は昔のものとなってきているようです。

大学生と専門学校

どうしても就職ができない大学生たちは、専門学校に頼るようになってきているようです。

就職活動を諦めて、公務員学校にダブルスクールで通う人。

卒業後、資格を取得するために専門学校に入りなおす人。

などなど、かつては考えられなかったような事態が起きているのです。

特に、卒業後専門に入りなおすというのは、最終学歴に大きな影響があるので、大卒というステータスを信じている人にとってはショッキングなのではないでしょうか。

このような状況が続く中、進学校と呼ばれる高校の中でも、専門学校への進学を希望する人たちが増えてきているようです。

どんな専門学校が人気なのか

以上の説明で、現在の状況がご理解いただけたのではないでしょうか。

さて、以下では専門学校についてより詳しく説明していきたいと思います。

どのような専門学校が人気なのでしょうか。

近年は、専門学校も非常に多様化してきており、一括りにできないような状況になっています。

看護系

女性に特に人気なのは、看護職のようです。

いまだ人材が不足しており、職場を比較的自由に選ぶことができる。

そして、収入も高く、女性の職場だから不当な差別も受けることがない。

このような理由で、人気が高まっているのです。

近年では、男性で看護師を目指す方も珍しくはなくなっています。

リハビリ、福祉系

看護系に並んで人気なのが、リハビリ・福祉系の専門学校です。

理学療法士・作業療法士・社会福祉士などが国家資格として人気となっているようです。

整骨院の先生になるための資格、柔道整復師なども非常に人気です。

高齢化が進んでいますから、介護系の職業の需要も高まっています。

もっとも、介護系の職は仕事がきつい割に収入が低く、割に合わないと言われている側面もあるようです。

公務員学校

これは、昔から人気だった学校の一つですね。

ただ、一昔前までは授業を受けるだけの「予備校」的な位置づけで考えられることが強かったようです。

大学に通いながら資格を取るよりは、資格予備校だけに通った方が効率が良い・・・と考える人も増えているようで、そのような人たちにとっては専門学校的な位置づけとなっています。

司法書士・行政書士などの法律系の資格、税理士・会計士などの経済系資格も人気となっています。

専門学校の注意点

専門学校は、基本的に入学段階での選別(入試競争)がほとんどないのが特徴です。

そして、どの学校も高い就職率を誇っています。

100%というような表示も珍しくはありません。

ただ、専門学校は授業が高校並みに詰まっていて、ハードスケジュールなのが一般的。

卒業するのが難しく、試験に合格できないような人材は容赦なく退学させているようなところもあるようです。

このようにして100%を実現しているという側面があるのも忘れてはなりません。

2012年作成記事
2013-03-11再編集
2014-08-01画像追加

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コメント

  1. より:

    就職率100%でも、誰でも入れるレベルの低い会社に押し込めば就職率100%なんで簡単に達成できる。

    就職率は就職先の質を完全に無視してる。
    一流企業に就職しても、ブラック企業に就職しても就職率としては同じ数値
    つまり、あてにならない数値

    それに就職できてない大学生はレベルの低い大学がメインだ。