韓国の就職制度と日本との比較

この記事の所要時間: 331

日本の就職制度は世界の中でも特殊な就職制度と言われています。日本の就職制度は、どこがどのように特別なのでしょうか。
文化の点で似ていることが多いお隣の国、韓国の就職制度と比較しながら日本の就職制度の特徴について考えてみてください。なお、大学卒業者の就職制度だけについてとりあげます。

スポンサーリンク

就職活動の準備

就職活動の準備をしはじめる時期は、日本と韓国でさほど違いはないようです。

まず大学1年生のときは、大学生活に慣れて大学生活を楽しむことに力点を置く人のほうが多いでしょう。これは両国で同じです。

大学2年生になって、早い人はそろそろ就職活動の準備を開始します。ダブルスクールが良いが増えてくるのがこの時期です。

大学3年生になれば、卒業が目の前にせまっています。自分が行きたい業界を決めたり、行きたい会社について調べたり、取っておきたい資格勉強を始めたり、自分の足りない実力を補うために努力したりしはじめる人も多くなるでしょう。

就職活動の開始

日本では、大学3年生になったら就職活動の準備をしはじめる人のほうが多くなります。韓国では、具体的に就職活動準備をしはじめる人のほうが少ないと思われます。

というのも、就職活動の開始時期が違うからです。日本では、大学3年生の秋には実質的な就職活動が始まります。この時期に就職サイトに登録して、大学を始めとしたさまざまな団体主催の就職活動のガイダンスに参加しはじめるのが大学3年生の秋から冬にかけてでしょう。

このように就職活動の開始時期が決まっているのは日本ぐらいです。韓国をはじめ世界の国では、多くの企業がいっせいに大学を新しく卒業した若者を採用する習慣もないですし、ましてその時期が同時期であるということは考えられません。

したがって、韓国の大学生の就職活動の開始時期は個々人によってばらばらです。ごく少数の早い人が大学3年生の冬から就職活動を開始しますが、大学を卒業してから本格的に就職活動に取りかかる人のほうが多い感じがします。

アプローチ方法

企業の情報を集める際には、日本の場合就職サイトを通しておこなう場合が多いです。就職サイトに会員になってからではないとアプローチできない企業も多いですが、韓国では基本的には企業のホームページから直接求人情報を得ることが多いです。

韓国でも就職サイトはもちろんありますが、日本ほど巨大なサイトではありません。したがって、結局気になる会社については自らが積極的に動きまわらなければなりません。

大学に求人情報が来る場合もありますが、その数は決して多くありません。韓国の大学は学科ごとにほとんど独立しているので、学科の先輩などのつながりで来る求人情報しか目にすることができないのです。

情報へのアクセスという点では、日本の大学生のほうが広く平等に企業にアクセスできるというメリットを持っています。

就職試験

韓国の場合、日本のようなSPIや適性検査を課している企業は大企業だけです。ほとんどの韓国の会社は、履歴書と自己紹介書と呼ばれる書類を出すことが1次審査になります。日本のエントリーシートのように会社独自の形式が指定されることもないので、どの会社にもほぼ同じ履歴書と自己紹介書を出すことになります。

ただし書類を出すには資格条件が課されることも多く、とくにTOEICの点数が高くなければ書類を出すチャンスさえ与えてもらえないようです。

書類での審査に合格すれば、面接試験へと進みます。面接試験はたいてい1次面接が先輩社員何人かに1人の個人面接で、2次面接が役員面接になるようです。

大企業では面接の数が多くなりますし、面接の種類も多様化しているという特徴があります。グループで討議させるような面接、グループで料理やゲームを完成させていく面接もあります。最近の流行は合宿面接で、1泊2日でグループごとのプロジェクトをおこなっている態度が逐一採点されるそうです。

就職制度は国によって違うということをわかっていただけたでしょうか。

2013-03-06再編集

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする