電気工事施工管理技士になるにはどうすれば?

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電気工事施工管理技士、という資格があります。これには、一級、二級の二つの種類があります。一級電気工事施工管理技士の方が難易度が高くなっています。施工管理技士は国家資格で、一般建設業、特定建設業の許可基準の一つになっています。つまり、こういった施工管理技士がいないと特定の工事ができないなど、建設関連業者にとっては非常に重要なポイントになります。社会的な評価も高く、一級の資格を取ることでそれなりに待遇も安定するところが多いようです。

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受験資格

受験資格は一級、二級によって大きく違いがあります。
以下のように区分がありますので確認されてみてください。

大卒者の場合

一級試験・・・実務経験年数 卒業後三年以上(指定学科校卒業)
実務経験年数 卒業後四年六か月以上(指定学科校以外卒業)
       
二級試験・・・実務経験年数 卒業後一年以上(指定学科校卒業)
       実務経験年数 卒業後一年六か月以上(指定学科校以外卒業)

短期大学または五年生高等専門学校の場合

一級試験・・・実務経験年数 卒業後五年以上(指定学科校卒業)
実務経験年数 卒業後七年六か月以上(指定学科校以外卒業)

二級試験・・・実務経験年数 卒業後二年以上(指定学科校卒業)
       実務経験年数 卒業後三年以上(指定学科校以外卒業)

高卒者の場合

一級試験・・・実務経験年数 卒業後十年以上(指定学科校卒業)
実務経験年数 卒業後十一年六か月以上(指定学科校以外卒業)

二級試験・・・実務経験年数 卒業後三年以上(指定学科校卒業)
       実務経験年数 卒業後四年六か月以上(指定学科校以外卒業)

その他の場合

一級試験・・・実務経験年数 卒業後十五年以上
一級試験・・・実務経験年数 卒業後八年以上

※このほかにもいろいろな規定があります。詳しくは試験センターの公式ホームページよりお調べください。

試験内容

試験内容には、電気工学、施工管理法、法規などの中から複数の出題がされます。一級と二級によって合格ラインもかわってきます。二級試験の場合、全体の60%以上の得点取得をすることで合格できますが、一級試験の場合は公開されていません。基本的には二級同様60%ではないか、ということで各資格取得専門学校なども予測しているようです。試験の中には、実際の工事の内容に関しての記述問題もあります。そこまでの文章力が求められるわけではありませんが、誰が見てもわかりやすい文章、そして丁寧口調での記述を心がけるようにしましょう。文章力に自信がない人は各種小論文のセミナーなどで勉強してみるのもいいでしょう。
文章の作り方によって、せっかくあなたが持っている知識も十分に発揮できない場合があります。試験を受けることを決心したら、早めに対策を考えるようにするのがいいでしょう。

試験対策

学科試験ももちろんですが、実技試験の対策も必要になります。中でも実地試験の施工体験記述の問題は毎年形を変えて出題されます。今までの履歴で言うと、
平成24年「安全管理(労働災害)」
平成23年「工程・品質管理」
といった風に出題されています。インターネット上でも、専用の資格取得教本などにも過去問題が公表されていますので、そういった情報を事前に調べておくことも必要になるでしょう。

資格の活かし方

資格取得後は建設会社、建設関連会社などでより重要な人材として働くことができます。もちろん、就職、転職などでも有利になりますので、取っておいてまったく損のない資格になります。工事全般に関してもっとプロフェショナルとして活躍することができるため、より仕事の効率が上がることでしょう。

資格があると有利な職場

主に建設関連業者などで働くことができます。二級でもそうですが、一級を持っているとより待遇のいい職場、キャリアアップの望める職場で働くことができます。特に一級の資格はオススメです。ある程度年齢を重ねてもこれだけの強力な資格を持っていると、さらに転職をすることなども可能になってきます。

電気工事施工管理技術検定試験

2013-01-31作成
2014-12-04再編集

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