レストア名人になるにはどうすれば?

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旧車の世界では、「レストア」という言葉をよく聞くと思います。

レストアというのはどういった技術なのかということですが、簡単にいってしまうと板金塗装技術の相当高度なものに、メカニックの技術と内装等のリペアの技術などを総合的に組み合わせたものになります。

古くてある意味では「救いようのない車」を、限りなく新車に近い状態によみがえらせる技術だと理解すると、わかり易いかと思います。もっとわかり易くいうと、美容整形の極致のようなことだと理解してください。

名人級になるとその世界では、尊敬の念を持ってまわりが接してくれるので、なかなか気持ちが欲て、それだけにコアな人気のある職業です。

それだけに行き着くところがない、究極の探求心の発露が仕事の結果になるので、相当やりがいのある仕事だといえます。

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レストア名人になる道は

特にこの道を行けばレストア名人になれるというレールはありませんが、一番の近道は名人に弟子入りをすることです。

高度な職人の世界なのですがメジャーな職業ではないので、競争率はそんな高くはないようです。ただし、自分が師匠と思う方に弟子入りすること自体が、なかなか難しいかもしれません。

採用条件と必要な知識

弟子入りに必要な条件としては、「コネとやる気」だといえます。車が好きでなければ、続かない職業です。

必要な予備知識としては、自動車の基本構造を知っておくべきです。学校で学んでおいたほうがいいこととして、自動車工学や整備は必須になります。そうでないと、何を言われて何を指示されているのかが理解できません。

他にも自動車用塗料や、溶接技術なども必須になります。また現存するパーツがない場合には、自作をするので、金属加工の基礎も知っておいた方がいいですね。このあたりの基本的な知識を持っていれば、師匠が何をいっているのか判らないということからは、ある程度解放されることになります。

体力的には俊敏性よりも持久力と、ある程度の筋力が必要になります。板金用のハンマーを、必要なだけ必要な力で振り続けたり、重いパーツを持ち上げたり、こういったことに対応できる体力が必要になります。

仕事内容と収入

仕事はほぼ100%、旧車を新車のように戻す仕事です。

対象車はいったん全てバラシて、凹んだところを板金で修復、錆や汚れを徹底的にクリーニングします。この間に、エンジンやミッションなどは専門のところに送り、オーバーホール。内装で使えないパーツを交換するために発注します。時にはすべての内装パーツの新品が必要になるケースもあります。

全てのクリーニングと板金が終わったら塗装をするのですが、旧車は柚子肌が現代の車よりも強く出ていますから、肌の作り方にもこだわりを持つことになります。

エキゾーストマニホールドも新品に、という注文がある場合もありますし、ガラスを新品にという注文もあります。メッキパーツのメッキをやり直す必要もあります。ホイールの修正なども必要になることもあります。

その車が若かった時に組み込んだチューニングパーツが必要になった時にどうするのか、等といったことも想定に入れておかないと、高度なレストアはできないですね。

こういった周辺のパーツを調達するルートを構築したり、リペアーしてくれる業者を確保したりすることも仕事のうちに入ります。

ボディーの塗装が終わり、内外装すべてのパーツを組み付け、ホイールアライメントを取って、各作動部分やライト関係をチェックして一応の完成になります。

こういったことをすべてクリアーできれば、レストア名人になる入口に立つことが可能です。これをベースにして、自分で新たな技術を開発していき、それが認められれば名人といわれるように、次第になっていけます。

とにかく時間と知識と技術、根気のいる仕事ですね。

収入は全く表面には出てきませんから、いくらぐらいということはいえません。名人といわれる方々は、それなり以上の収入があることを想像できますが、そうなる前の方々の収入は判りません。

名人といわれるようになる前は、普通の板金塗装を並行してやる方が大変多いのは、収入を安定させて、レストア技術に取り組む方が多いことを示しています。

収入は技術レベルについてくる、職人の世界ですね。

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