モータージャーナリストになるにはどうすれば?

この記事の所要時間: 359

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モータージャーナリストという仕事のジャンルが確立されたのは、ここ50年ぐらいかと思われます。この仕事自体ができたのは、オーナードライバーが増えた戦後でしょう。ヨーロッパのように、はるか以前からあるというわけではありませんね。

仕事のあり方がなかなか大変なので、前置きはこのぐらいにして本文に入ります。

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モータージャーナリストへの道は?

一般的には自動車雑誌を発行している出版社の募集に応募することです。自動車雑誌の編集部自体が募集をしていれば、もちろんそれに応募することが一番ですが、もしそうでない場合でも異動願いを出すことが可能であれば、上手く自動車雑誌の編集部に入ることは可能でしょう。

資格その他は

特に必要な資格はありませんが、海外取材も視野に入れなくてはいけないので、最低限度英語は堪能といわれる程度の力はあったほうがいいですね。特にレースシーンでは一般的な会話では使わない単語がかなり出てきますから、その時はそれを解読するというより周りの人に聞いて理解できる力は必須ですね。

大学で学ぶ学問としては自動車工学をやっておいて、車に対する造詣を持っておいた方がいいと追います。取材の現場で言葉の意味が解らないでは、済まないことは多々あります。学問としての知識を持っていれば、判らないことに質問ができますが、判らないことが判らなければ質問もできません。

採用条件は出版社、編集部ごとに違いますが、概ね学部を問わず大卒が中心になっているようですね。そうなると、自動車工学を学んでおいた方が有利なのかもしれません。他のジャンルのような、国際ジャーナリズム理論はあまり求められないからですね。非常にコアな世界だといえます。

他のジャンルのジャーナリズムよりも需要は少なく、結構希望者は多いので競争率はかなり高いですね。レースカメラマンの競争率と生き残り率がチョモランマより高いのであれば、モータージャーナリストのそれは、ヨーロッパアルプスの最高峰のモンブランよりも高いかもしれません。

それぞれの道を歩き実績を積むと、フリーランスとして独立をすることも可能です。フリーには三元和彦さんや、熊倉重春さん、田辺健一さんなどの有名な方々がいます。三元さんを除くと、みなさんカーグラフィックに関わりのある方たちですね。ちなみに「羊の皮を被った狼」や「猫の足」という表現は、三元さんがいい始めた表現です。

モータージャーナリストの仕事と収入は

ひと言でこの仕事をいってしまうと、「端的に車の姿をあるがままに読者に伝える」という味も素っ気もない仕事になっていしまいます。特に最近はなぜかそういう傾向が強いように感じます。エディターの要求なのか、世相がそうなっているのかよく判りませんがそうなっています。車を本当に好きな方が減っているのかもしれませんね。

本当のモータージャーナリストは一種のエンターテイナーでもあります。一台の車をトータルで紹介して、読者がこの一台がどうしてこういう一台になったのかということを、できるだけ豊かにイメージしやすい文章にすることが、本来の仕事でしょう。豊かにイメージすることができなければ、その一台に対する興味もなくなり、ひいてはモータリゼーション全体に興味を持ってもらえなくなるからです。

まず新車発表会等で、的確にその車のことを知ることが必要です。ここで手渡された書類から、スペックを読み取り詳しいことを知り、不足する部分は鋭く質問をしていくことが必要になります。自動車に対する造詣が深くないと、難しいですね。

試乗会などではある程度その車の限界付近の挙動を掴まなければ、読者に対する説得力がなくなります。ある程度のドライビングテクニックを身に着けることは必須です。以前、カーグラフィック編集部にいた「吉田匠」さんだったと思いますが、レースに参戦していたこともありました。彼の書く試乗記は、かなり適切な表現でした。

まとめると、ロードテストなどでは各種の計測器を使ったデーターを取りますが、それを単にレポート形式でまとめるだけでは、読者の心には響きません。収拾したデーターを使って、嘘偽りのない内容で、しかも読者をいかに高揚させることができるのか、ということが非常に重要になります。書き手としての文章能力が、かなり重要だということですね。

他にもレースの取材は当たり前にありますから、その知識も必要になります。

収入は編集部の社員であれば、世間一般の会社員と同じぐらいです。フリーランスになると、それこそマイナス収入から、ウン千万円単位までと、いわれています。

やりがいのある仕事だといえますね。

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