トータルリペアーサービスを経営するにはどうすれば?

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自動車の整備以外のことでは、美観に関する各種のリペアーサービスがあります。

リペアーサービスの原点にかかわる歴史は長く、戦後すぐの時代からありました。GHQが日本から引き上げるときに、大量に発生したいわゆる中古車の再販のために、クリーニング技術が誕生したことが始まりだといわれています。

その後は輸入した新車の販売時に、輸送や保管時に発生した傷や汚れを処理するために、技術的にはより高度になっていきました。

内装の汚れや傷はそれ専門の業者、外装のヘアースクラッチ等はそれ専門の業者といったように、それぞれが必要とされる技術に特化した個別集団でした。

やがて一般にも市場を広げていき、その時に内外装をひとつの業者で処理できるようにと、一応の技術的な統合はなされたのですが、まだクリーニングの域を出てはいません。

近年、内装の素材は多様化して、天然皮革や合成皮革などその幅は広がり、経年変化はクリーニングのレベルでは処理できなくなっていますが、こういったものをリペアーすることに市場が変化しています。

常に進化する自動車製造の技術に対応して、市場を確保する必要があるので、とてもやりがいのある仕事になっているようですね。

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トータルリペア技術を習得する道は

ちょっと前までは、外装と内装のクリーニング、内装のリペアー、外装の簡単なリペアー、ホイールのリペアー、ガラスのリペアーなど別々の技術としてスクーリングをしていたようですが、近年ではこれらのすべてをトータルでスクーリングしている組織があります。

こういった業者に料金を支払って、スクーリングを受ければ、最低限の理論と技術を習得することが可能なようです。ただし、各業者によってレベルには差異があることは仕方ないので、よく調べてから決めることが必要です。

開業と運営などについて

開業資格については、特にこれといったことはありません。普通に商売をやるような感覚でいいと思います。

一番大切なことは、開業後の売り上げを確保できるかどうかということです。市場としては、中・高級車の市場になります。エンドユーザーから、新・中古車の販売業者が対象になります。

エンドユーザーは利益率は高いのですが、市場はタイトだと考えた方がいいです。一方販売業者相手だと、利益率は下がりますが売り上げはかなり安定的に確保できます。

エンドユーザーで売り上げを確保しようとすれば、広告宣伝費と、作業場のピットやショーイングスペース、商談・接客スペースに関する投資も大きくなるので、回収が大変になります。結果、回収できるまでの利益率は、販売業者相手とあまり変わらない状態になるケースがほとんどですね。

この辺のバランスをどうとるのか、ということで運営状況は変わりますから、経営シミュレーションをいく通りもやってみて、納得のいく方法を見つけることが必要です。

仕事内容と収入

仕事内容は以下の通りに箇条にしてみます。

・軽い外装の凹みのリペアー

・艶の落ちてきた外装の鏡面仕上げとガラスコーティングなど

・塗装のヘアースクラッチ以上の線傷のリペアー

・レザー&ファブリックの内装クリーニング

・天然・合成の皮革の穴あき、ひび割れなどのリペアー

・ダッシュボードやコンソールなどの穴、ひび割れ、劣化のリペアー

・カーペットやシートの焼け焦げ、擦り切れのリペアー

・ルーフなどのタルミや擦り切れ、埃やけなどのリペアー

・皮革ステアリングの擦り切れ、垢汚れのリペアー

・ガラスのワイパー傷や経年変化のリペアー

・飛び石によるガラスの罅リペアー

・ヘッドライトやテールレンズの曇り修復

・アロイホイールのガリ傷のリペアー

・アロイホイールの艶引けの磨き

・アロイホイールの曲がり修正

・リア熱線ガラスの熱線の切れ修復

このように外装なら塗装が必要、ライトレンズや内装、ホイールなら交換が必要などといったケースに、リペアーで対応することが仕事内容になります。

やっているうちにクライアントから、こんなことやあんなこともできないのか、等という注文も出てきますから、それに対応できると、自然に仕事の幅も増えていきます。仕事の幅が増えれば、それだけ顧客も増えて、収入も増えるということにつながります。

収入は作業時間×単価になります。普通に運営できれば、ちょっとしたサラリーマンよりも高収入が期待できます。

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