レーシングカーデザイナーになるにはどうすれば?

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美しいフォルムを持ち、ストレートを矢のように駆け抜け、ネコ科の動物のようにしなやかにコーナーを抜けて力強くフル加速していく、レーシングマシーン。

これらのマシーンたちは、カテゴリー毎に一定のルールにのっとって設計・制作をされています。
このルールを理解して、その範囲内でマシーンの設計をするのが「レーシングカーデザイナー」という職業なのです。

彼らは自動車工学に精通していることはもちろんなのですが、一般的な造形デザインにもかなり高度なセンスを持っています。

例えばムーンクラフト代表の由良拓也氏などは、田宮のラジコン模型、文具であるサクラクパス・アーキバージョン、腕時計であるseiko prospex、iphoneケースなど、一般的な工業デザインも数多く手掛けています。

確かに美しいマシーンは速いとは昔から言われていることなので、美的なセンスがなければなしえないことですから、工業製品のデザインができても不思議はないですね。

自分の設計デザインした車が、コース上を疾駆する姿を見ることは、何物にも代えがたいものですから、大いにやりがいのある仕事だといえます。

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どうすればレーシングカーデザイナーになれるのか

一般的な自動車デザイナーになるためには、自動車工学を勉強して、カーメーカーに就職することで道は開けます。狭き門ではありけれども、まあ解放されているとも言えますね。

また、生産車のデザイナーから、レーシングカーデザイナーになる道は、殆どないと思われます。もし、就職した会社にレース部門があれば、可能かもしれませんが、たいていの場合はデザイン部門からの登用ではなく、実験部門からの登用の方が多いようですね。

しかし、レーシングカーデザイナーにはそんな道はありません。国内だったら、ムーンクラフトやその他のレーシングカーコンストラクターに入ることでしか、その道はないと思ってください。

ものすごく閉鎖的な条件になっているので、大変なことです。もし、こういったことができれば、やがて経験を積み、海外に出ていってそれなりのコンストラクターに入ることも不可能ではないと思います。

現在国内で活躍している有名コンストラクターは、そう多くはありません。前述の由良拓也氏、中村卓也氏、三村健二氏など数えるほどしかありませんが、彼らはいずれもモータースポーツの黎明期から、自分たちで車を作ることから現在の道を歩き始めました。

そういう意味では、草レースに出場する車を自分たちで作り上げることから、地道にやっていくことも秘湯の道ではあるかもしれません。

必要とされる能力・経歴

レーシングカーデザイナーに必要な知識は、機械工学、自動車工学、流体力学、工業デザインなどが要求されます。

ボディーデザインやサスペンションの設計、ボディー自体の設計などの役割が個別にあって、最後にそれをまとめて一台のマシーンが出来上がります。

そのためには、各分野の基礎的な学問知識と、それを応用した時にどうなるかという経験が、深いところで必要になります。

そのためには、まず大学でどの学問を専攻するのか、ということをしっかり見極めて、その道に邁進することが必要になります。特に近・現代のレーシングマシーンには、空力の要素が非常に大きくあるので、それを勉強しておくことは重要です。

天才エアロデザイナーである「エイドリアン・ニューイ」の存在がレッドブルとセバスチャン・ベッテルを、4年連続年間チャンピオンにしたことは、F-1界では有名です。彼のようになるためには、人が考えないような発想が必要だといわれていますが、発想力は天性のものもありますが、後天的に鍛えることも、もちろん可能です。

仕事内容と収入

仕事内容は、レーシングカーのデザインそのものにかかわるものです。

エアロデザイナーは空気の壁をいかに効率よく破り、空気をいかに有効活用してダウンフォースを得るのか、ということに懸命に取り組みます。

近・現代のマシーンには欠かせない、また最大の要素でもある空力を極めることは、勝利というチームの栄光を呼ぶためには必須条件になりますから、その責任は重大もあります。

また、そういう機能を満足させながらも、美しい造形美を出していかなければ、スポンサーを納得させることが難しくなりますから、造形美は大切な要素になります。

収入はニューイのようになれば、数億から十億以上ともいわれています。

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