レーシングエンジニアになるにはどうすれば?

この記事の所要時間: 331

レースシーンの中継でピットが映ると、ヘッドホーンとインカムを付けてモニターを睨み、盛んに誰かと交信している人の姿を見たことがあると思います。彼らがレーシングエンジニアなのです。

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彼らはあらゆるデーターを解析して、マシーンの現状を分析し、ドライバーに様々な指示をだし、レースをコントロールすることをしています。

つまりマシーン一台をワンユニットととらえると、ユニット全体にかかわる人と物をコントロールすることになります。

また、マシーンの開発やパーツの開発などにも、大きく関与する場面も多くあるので、ある面ではチームの要だともいえます。

責任も大きいのですが、それだけにやりがいのあるポジションでもあります。

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どうやればエンジニアになれるのか

これもはっきりとしたレールが敷かれていることはありません。ある意味では、自分で道を切り開いていくしかない、とも言えます。

また草レースのような世界には存在しないポジションでもあり、かなり専門度の高いポジションだともいえます。

F-1の世界で言えば、ロータスチームには二名の日本人エンジニアがいます。小松礼雄氏と徳永直紀氏です。

小松氏はグロージャンのエンジニアをしていますし、徳永氏はニッサンでR32GTRの開発にかかわっていた人で、ルノー時代から在籍している人物です。主にトラクションコントロールやロウンチコントロール、KERSの開発にかかわっていました。

フォースインディアには羽下勝広氏がいます。氏は東京工科大学講師を敷いた経歴があります。ウイリアムズには白幡勝広氏がいて、パストゥール マルドナードを担当しています。氏は、トムスでF-3の開発をしていて、ジョーダンGP時代から在籍しています。

このようにいろいろな経歴の人がその経験を生かして、道を自ら切り開いていくことで、認めてくれたチームに入っていくことがひとつの方法になるのでしょう。

また、ブリジストンにいた浜島氏のように、タイヤに特化したエンジニアの道もあるようです。

採用条件

チームがエンジニアに求める能力は、多岐にわたります。

メカニックとして能力や車体整備士としての能力はもちろん、空力や自動車工学に秀でていることも必要ですし、マネージメント能力も要求されます。

また、ヒューマンファクターとしては、高いコミニュケーション能力が必要です。担当ドライバーと、高い信頼関係を築き上げることは必須条件です。

だから、トップドライバーはチームを変わる時に、担当エンジニアを連れていくことが多いのです。したがって、自由自在にコミニュケーションを取れる、たかい語学力は必須になります。

学問としては、自動車工学や流体力学、機械工学などを専攻しておくべきでしょう。その他の専門的な資格制度は、特にないようです。

仕事内容と収入

仕事内容は多岐にわたります。

ニューマシーンの開発や、シーズン中の空力パーツの開発や、それを使ったセッティングの指示。燃費やタイヤの摩耗度から逆算した、レースペースの設定。

レース中は進行状況を見ながら、タイヤ交換のタイミングやレースペースの変更や、ライバルとの差等をドライバーと一体になって常に見守り、指示を与えたりドライバーを励ましたり、抑えたり等々とエンジニアには大きな責任があります。

つねに、マシーン一台にかかわるユニット全体をマネージメントする、高い能力を必要とされ、常に先のことを見通して動くことが大事な仕事になります。

他にも新車開発やパーツの開発時にスポンサーから資金提供を受ける際に、プレゼンをしたりする場合もあるという、本当に大変責任のある仕事内容になっています。

それだけに収入面でも、ドライバーやデザイナーに次ぐ額があるのが普通です。

多い人になれば、日本円で億の単位になることもざらにあるのが、このエンジニアというポジションになります。

しかし、かなりストレスのかかるポジションでもあるし、体力的にも大変な仕事になることは確かでしょう。

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