チューニングショップのオーナーになるにはどうすれば?

この記事の所要時間: 353

モータースポーツの登竜門というわけではありませんが、とりあえず人の車とは違う車に乗りたいとか、今の車をもっと速くしたい、或は峠でチャンプになりたいなどという欲求はつきません。

a1180_011013

欲求を満たすためにはやはりチューニングショップのお世話になることが、一般的な解決方法ですから、ショップの需要はあります。

もっと高度な需要としては、サーキット走行があります。こちらは主にレース屋といわれれている分野のショップに顧客が集中する傾向があるので、一般的なチューニングショップよりも技術的にも、要求されるノウハウも高いところにあると思ってください。

どちらにしてもかなり専門的なノウハウと、高い技術レベルが必要になることは確かですね。いかに顧客の要望を聞きだして ―― 金銭的なことも含めて ―― 総合的に高い妥協点を見つけ、処理できるのかということが、この職業の大まかなところでしょう。

取り扱う車種は、必ずしもオールマイティーということもなく、トヨタが得意だったりスバルが得意だったり、ミツビシでもランエボに特化していたりということが、ある意味では必要になってくるでしょう。

理由としては車種をオールマイティーにすると、必要なノウハウを集めきれないことと、必要なパーツの在庫が限りなく増えてしまい、技術レベルが下がることと、経営を圧迫するからです。そこでチューニングの需要が多い車種に特化する必要があります。

自分たちが集めたノウハウで仕上げた車が、顧客に喜んでもらえる、サーキットを疾駆する、等など、かなりやりがいのある仕事ではあります。

スポンサーリンク

チューニングショップを経営する道は

大切なことは資金力ももちろんですが、高い技術とノウハウを身に着けることです。そのためにはまず、有名なチューナーに身を置いて技術とノウハウを吸収しなくてはいけません。

逆にいうと、高いレベルの技術とノウハウがあれば、資金は集めやすいかもしれないということがあります。料理人の方たちの世界に近い部分もありそうですね。

有名チューナーでも、求人をしているケースがありますし、レース屋だって求人はしています。ただしレース屋は、即戦力しか必要としていませんから、狭き門であることは確かです。レース屋でも、経理などの仕事なら入りやすいのでそちらから入って、経営者の信頼を勝ち得たら徐々に現場に入れてもらうこともあり得るかもしれません。

必要な資格など

必須なのは整備士の資格です。車の構造に精通していなければ、チューニングどころの話ではないからです。

加えて流体力学や自動車工学の理論も必要になります。現代の車のエンジンはコンピュータで動くので、ロムの書き換えを自分でやろうと思ったら、その知識も必要になります。オイルや添加剤の知識、金属加工の知識や技術、様々な樹脂の加工や、樹脂パーツの修理なども知識としては持っていた方がいいですね。更に、電気モーターのチューニング知識も、今後は必要になることが予測されます。

大学で自動車工学や流体力学を専攻してから、日本自動車大学校に進む道もあります。二つも学校に行くなんて、と思うかもしれませんが、案外急がば回れかもしれません。

仕事内容と収入

仕事内容は顧客の要求に応えて、顧客の望むカスタマイズをすることです。

顧客の要望は、サーキットバージョンを頂点にして、峠バージョン、湾岸バージョン、ゼロヨンバージョン、最高速バージョンなど多岐にわたりますから、全部を満足させることはできないでしょう。

峠バージョンといいながら、実はタウンユースが6割、高速3割、峠が1割程度のユーザーも結構いますから、このすべてを満足させることは事実上難しいですね。こういう時には前述のように、いかに高いレベルでの妥協点を見つけて、顧客を納得させるのかということが、大切な仕事になります。

顧客のドライビングレベルがどのぐらいなのか、どんなセッティングを求めているのか、エンジンパワーを中心にしたほうがいいのか、ボディー剛性をどうするのか、バネレートはどれぐらいにするのか、ダンパーの減衰力は伸び側中心か、縮み側にフォーアカスするのか、等などのことを顧客から聞き出した情報の中から組み立てることが、非常に大きな仕事になります。

こうやって仕上げた車に満足してもらえるかどうか、その一点に集中しなければなりませんから、かなり大変です。

収入は高い技術力とノウハウで顧客を獲得できれば、それなりに高い収入を得ることが可能になります。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする