セーフティーカーorペースカードライバーになるには

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サーキットにレース観戦に行ったりTVでF-1を観ていると、マシーンどうしが接触したり単独でクラッシュしたりした時に出てきて、先頭のマシーンの前に出てペースをコントロールする車を見ることがありませんか。

この車がセーフティーカーやペースカーなのです。その呼び名はレースカテゴリーで違い、F-1ではセーフティーカーと呼ばれ、インディー500マイル等ではペースカーと呼ばれていますね。

セーフティーカーやペースカーの役割は、アクシデントによりクラッシュしたマシーンや、コース上に散乱したパーツなどを、コースマーシャルが撤去するまで、マーシャルやドライバーの安全を維持することです。

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また、天候の急変等でレースペースを落とさないと、全体的に危険と判断されたときに出てきて、レースペースをコントロールすることもあります。

このためいわゆる派手さはありませんが、レースを安全に運営するためには絶対に欠かせない存在です。いったん何かあった時に、自分がレースペースをコントロールして、安全を維持するということは、大変にやりがいのある仕事だといえます。

セーフティーカーorペースカードライバーへの道は

セーフティーカードライバーへの道は非常にタイトです。FIAと年間契約をすることが絶対条件になります。そのうえで全レースに同行することになります。

基本的には全レースを一名で請け負うのですが、非常時にそなえて正副二名の契約となっているようですね。

またインディー500マイルの場合は特殊で、各界の名士を指名するケースが多いようなので、除外です。

国内レースではサーキットごとに契約ドライバーがいたり、レースごとに主催者がドライバーを連れてきたりしているようです。

どのケースの場合でも、レース経験者であることが必須条件で、特に国際的なレースになると上級レベルのレースで、上位にランキングされたドライバーにしかチャンスはありません。

したがってこれらのドライバーになる道は、まずレーシングドライバーになることから始めるほかにはなく、まずはA級ライセンスの取得が第一歩になるといえます。

採用条件と資格など

FIAと契約するためには、DTMやWECでチャンピオンや最低でもそれに準ずるぐらいの経歴が必要です。ドライビングをする車も外見上はSLK55 AMGですが、いわゆるチューンレベルが高いので、半端なテクニックでは無理だからです。

また実際に、高度なレベルでのレースを経験していないと、セーフティーカーに抑えられているドライバーの心理状態が判らないので、上手くペースを作ることができないからだといわれてもいます。

国内レースでもいわゆるトップクラスのレースになると、かつての国内トップドライバーがペースカーのドライバーを務める例がほとんどです。この理由はF-1の場合とまったく同じだといわれています。

しかし公認レースではない、いわゆる草レースになると、条件は全く変わります。出場する各チームが所属するクラブから、交代でドライバーを出し合ったりして、レースを運営しているケースが多いといわれています。

しかし、この場合でもレース経験者であることは必須条件になっているようですね。とにかくレースに出ていたことが、どの場合でも絶対条件になっていることは間違いなく、そのために必要な資格はライセンスを持っているということになります。

仕事内容と収入

仕事の内容としてはレース中に起きたアクシデントなどで、コース上やセーフティーゾーンに停止したマシーンや、散乱したパーツを排除するまで、全体のレースペースをコントロールすることになります。

あまりにスローペースになって、マシーンのタイヤ温度を必要以上に下げてしまったり、クーリングがうまくいかないようにならなず、しかもコースマーシャルの安全を確保するという、非常に高度なことが要求されます。

真実は判らいのですが、「アイルトン・セナ」の死亡事故の時には、セーフティーカーの速度が遅く、セナにとってはタイヤ温度が下がり過ぎたことが要因のひとつになっていた、とも言われるぐらい、重要度の高い仕事内容です。

報酬は最高値で億とも、億に近い数千万単位だとも言われています。ある意味ではプロ野球のトップクラスから、中堅選手と同じぐらいなのかもしれません。

また国内の非公認レースになると、当然ながらボランティアということになります。

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