レーシングチームのピットクルーになるにはどうすれば?

この記事の所要時間: 347

レース観戦をしていたりTVで中継を観ていると、様々な理由でマシーンがピットインしてきます。この時に待ち構えていて対応する人たちを、ピットクルーといいます。

ピットでは作戦上のルーティーンワークから、突発的に起こるマシーンのトラブルなどすべてに関して、できることをできるだけ短時間で、しかも正確に作業をすることが要求されます。

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例えばF-1のようにタイヤ交換を3秒程度でやってしまうことや、耐久レースでは燃料補給をあっという間に、しかも事故なくやってしまうことなどが挙げられます。

またレース中に接触事故などがあった場合には、ノーズ交換や、それに伴ってウイング角の微調整などの作業をすることもあります。

他にもル・マンのような長時間耐久レースでは、ブレーキパッドやローター、エンジンオイルの交換などもルーティンに入っていますから、これらの作業をいかに正確にしかも迅速に行うか、ということは、レースの勝敗や順位にも大きく影響しますね。

どんなに優れたドライバーだって、ミスをしてコースアウト、マシーンの損傷などもあるので、それの修復もピットクルーの仕事です。

ピットクルーの仕事は、かなり責任の想い仕事になるので、気合いが入りますね。

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ピットクルーへの道

ピットクルーはメカニックの仕事の延長線上にあるので、まずレーシングメカニックになることが必要でしょう。レーシングメカニックの中から選抜されるケースもあるようなので、まずはそこを目指していくことが必要になるります。

またピットクルーにはタイヤ交換に特化した人たちや、燃料補給に特化した人たちのように、特殊な技能を持った人たちもいます。

よくF-1シーンやWEC等で見る、素早いタイヤ交換や燃料補給などは、こういった特殊技能を持った人たちで構成されているのです。

こういった特殊技能を持ったピットクルーを、ユニットでレーシングチームに売り込んで、年間契約をするケースも普通にあるようです。

こういった特殊技能を持つ人たちにしろ、一般的なピットクルーにしろ、求められることは即戦力ですから、経験の多寡と技能の高さがピットクルーへの道であることは間違いありません。

どんな学問をして、どんな教育を受ければピットクルーになれるといったことはありませんから、まずは一般的なメカニックの知識と技能を身に着け、レース屋に入ることが初めの一歩になることは確かでしょう。

そのうえでイギリスなどに渡り、各カテゴリーの上級チームの求人を確認して、応募して採用されれば、国際的なピットクルーへの道が開けます。

でも草レースだったら「今度のレース、俺がピットやるよ」、この一言で決まるケースが多いですね。

採用条件と資格

資格としては、最低でも二級整備士の資格は必須でしょう。それに加えて危険物取扱責任者等の資格も必要になるケースもあります。

採用条件としては、かなり高いレベルでの経験者が中心になっています。要するに即戦力のみが必要とされているわけですね。

それと国際レースで活躍しようと思えば、世界の共通語である英語力を、かなり高いレベルで要求されます。

他にもかなり身体能力も要求されます。0.1秒を争うピットワークなので、絶対にもたもたした行動は許されないからです。

仕事内容と収入

仕事としては、まずレース中のルーティンワークがあります。これはチームの戦略で、何週目と何週目にタイヤ交換をする。セーフティーカーが入る時期が早ければ、タイヤ交換をどうするか、遅い時にはどうするか、などの作戦がありますから、それを完璧にこなすことです。

また前述のように、WECなどように距離も時間も長いレースになると、タイヤに加えて燃料補給や、ル・マンのような超長時間のレースになると、ブレーキパッドやローター、オイル交換のルーティンもありますね。

他にも突発的なクラッシュやアクシデントなどで破損した車体パーツの交換や、それに伴うウイグ角の微調整など、考えてみるとかなり多くの仕事があります。また、予測もしなかったような事例が発生し、それに対応するケースも多々あるようです。

収入としては、レーシングメカニックよりも少し多めで、年収一千万前後から数百万ぐらいのところのようです。例の、特殊技能を持ったクルーになれば、その何倍といったところのようですね。

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