サーキットのコースマーシャルになるにはどうすれば?

この記事の所要時間: 348

コースマーシャル ―― 略してマーシャルというケースが多い ―― とは、レースの運営をいかにノントラブルで行えるか、という役割を負ったスタッフのことです。

a0050_000161

たまに“オフィシャル”と表現する場合もありますが、これはあまり正確な表現ではありません。“オフィシャル”とは、レース運営に携わる人の総称で、“レースオフィシャル”という呼称です。この中に、コースマーシャルも含まれているので、正確にはコースオフィシャルというべきでしょう。

スムーズなレース運営には絶対に欠かせない、大切な存在だといえます。

スポンサーリンク

コースマーシャルになる方法は

コースマーシャルになるための道は、レースに参加する側よりは、かなりハッキリとしています。
コースマーシャルはサーキットごとに ―― 国際的にも、国内でも同じです ―― 決まった人がいます。

例えば鈴鹿サーキットのマーシャルになろうとしたら、まず当該クラブに入会してA-1というオフィシャルライセンスを取得します。しかし、ライセンスを取得したからといって、すぐにビッグレース ―― スーパーフォーミュラやF-1などのような ―― を任せられることはないようです。

始めは小さなレースのオフィシャルから初めて、実績を積むことが必要になります。このあたりは、一般的な会社務めと同じだと思ってください。

基本的にレースのルールは、マイナーなレースでもビッグレースでも、国際ルールに則っていますから、さほどの違いはありません。

ただしレースごとに、特別ルールのようなものがある場合があり、これを戸惑うことなく理解をして、臨機応変にスムーズな運営を心掛けることが必要になります。

ライセンスを取った後も、レースのルールをしっかり覚えて、どんなシチュエーションの時に、何をするべきか、ということをいつもシミュレーションすることが必要です。マーシャルに迷いがあれば、それはドライバーを惑わすことにもつながるので、しっかりする必要があります。

ミスなく勤め上げれば、次第に大きなレースのマーシャルをかまされるようになり、最後はメインのビッグレースのマーシャルを任せられるようになりますから、基本が大切ということです。

仕事内容と収入

仕事の内容は、コース脇に待機して所定の任務をこなして、レースの運営をスムーズになるようにすることです。

その任務は大まかに分けると、3つになります。

一つ目はいわゆるコースアウト ―― 飛び出しとも言います ―― したマシーンや、レーシングアクシデント、インシデントによりクラッシュしたマシーンの撤去です。それに伴い脱落、飛散したパーツなどがコース上に残らないようにする作業です。

イエローフラッグが振られていて、速度を落としているとはいえ、マシーンのスピードは相当速いのですから、危険な仕事であることには変わりはありません。

また、この時にマシーンがオイルをまき散らすことがあるのですが、石灰などを撒いてマシーンがスリップすることを最小限度にとどめることも任務のうちに入ります。

二つ目の任務は、ライトパネルといわれる仕事です。これは電光掲示板により、ドライバーにコースコンディションなどを知らせる仕事です。間違えた情報を与えてしまっては、混乱を生じかねませんね。

三つ目の任務は、フラッグといわれる仕事です。ドライバーに対して、手旗で状況を知らせる仕事です。例えば後ろから速い車が来ていることをブルーフラッグで伝えて、スムーズに抜かせることなども、アクシデントを未然に防ぐことにつながります。また、アクシデントのあった区間では追い越し禁止になるので、イエローフラッグを出して危険を知らせます。こうして二次事故の防止に努める、などが具体的な仕事になります。

体力的にも精神的にも、かなり大変だし、危険度も高い仕事になりますね。

しかし、コースマーシャルがいなければ、正常なレースの運営は不可能だといえますから、やりがいは相当高い仕事だとも言えます。

では、その報酬はどれぐらいになるのでしょうか、気になります。

その報酬はほぼ、ゼロだということだそうです。つまり、ボランティアだということになるのでしょう。

本当に車を愛し、レースを愛しているのであれば、ボランティアも苦にならないという方には、ビッグレースに参加できる喜びを味わえるので、お勧めになります。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする