元音楽青年たちへの福音(ボカロ、ボカロP)

   2014/08/01

この記事の所要時間: 29

大人になっても音楽活動を続けられるボカロ

 学生の頃バンドやっていた、などという人は少なくはないでしょう。しかし仕事に就いたりすると時間がなくなり、なかなか音楽活動というのは出来るものではありません。

 また、「バンドメンバー募集。当方ボーカル」という笑い話でもあるように、音楽をやるにもメンバー集めという非常に大きなハードルがあります。

 そこで、DTM(デスクトップ・ミュージック)の音源や機材を揃え、パソコンで楽曲作りをするという人が一定数存在していました。しかし、そこで問題なのがボーカルが必要な楽曲を作ったとして、歌ってくれる人を探すのが非常に困難だということです。女性に頼むにも報酬が発生し揉め事になるということもありますので、そういった楽曲は作りたくても作れない、という人が殆どでした。

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 しかし、初音ミクの登場がその状況を変えます。

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初音ミクというボーカリストを使ったオリジナル楽曲の作成が出来る

 初音ミクを導入すれば、オリジナルの歌入り楽曲が作成できるようになったからです。もちろん、初音ミクがあれば誰でも曲が作れるわけではありません。作曲にはそれなりの能力が必要ですし、クオリティの高い音源を作ろうとするとかなりの技術が必要となります。しかしながら、パソコンがあれば誰でも環境を作ることができるようになったことは確かです。

 そうして、元バンドマンや従来からのDTMユーザーなどが初音ミクを使って楽曲を発表するようになります。そうした人たちが最初期のボカロPとなっていったのです。

 発表の場は、当時動画サイトとして立ち上がりたてで勢いがあったニコニコ動画が選ばれました。コメントが付きユーザー同士の交流があったことで、曲へのリアクションが得やすかったことが、その理由の一つです。

 こうして、初音ミクの登場とニコニコ動画の成長がという2つの要素が、今まで発表の場がなく埋もれていた多くの楽曲を世に出すきっかけとなったのです。

ボーカロイドシーンの来し方行く末 なぜ彼らは無償で曲を発表し続けるのか
ボカロ、ボカロPってなんなの
●元音楽青年たちへの福音
商業化の試み 趣味人の思考は「普通の人」には想像がつかないのです
手段が目的にすり替わる時。シーンの長期化と熟成が産んだ変化
メジャー化のために一皮むける必要はあるのか。芸能の根本を問うかもしれないボカロ

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