SNSの進化とスマートフォン
SNSという言葉を聞いたことがあるでしょうか?mixiやフェイスブックのようなサービスというと、ぴんとくるかもしれませんね。
正式名称は、ソーシャルネットワーキングサービス。社会的なつながりを強化・支援するためのサービスの総称です。どのようなものがSNSに含まれるのかについては議論があります。が、スカイプなどの無料通話ソフト、ツイッターなどの文字情報投稿サービス、モバゲーなどのゲームを中心としたコミュニティなどもSNSのカテゴリーに含めて考えるのが一般的です。
さて、ここではSNSの歴史とスマホの関係について少し考察していくこととしましょう。
<SNSの定義>
どんなものがSNSに含まれるのか、ということは議論が分かれると冒頭で述べました。
・広い意味でのSNS
広い意味で考えると、社会的なネットワークを形成できるものだったらなんでもSNSと呼ぶことができます。
このような意味で考えると、パソコン通信時代のチャット通信はSNSのはしりだったということができるでしょう。ネット文化を支えてきた、匿名掲示板やブログサービスなどもこの一種と言うことができます。
このようなサービスは、ツイッター・スカイプ・ラインなどの形で進化を遂げています。
・狭い意味でのSNS
狭い意味で考える場合には、人と人との連携をサポートすることを目的とした会員制のサービスです。
この意味でのSNSも、1990年代には登場してきているようですが、日本で一気に普及したのはmixiが登場した2004年以降かもしれません。
今では、モバゲー・グリー・mixi・フェイスブックなど様々な種類が増えてきています。
<SNSの展開>
SNSという言葉が日本で一般的に用いられるようになったのは、やはり00年代の後半でしょう。
特に、mixiの流行は大きな出来事でした。これまでは、掲示板やブログなど小規模な集団として集まっていたものが、mixiというサービスをきっかけにして一堂に結集しました。知り合い同士を結ぶ、友人の多さを競うというような要素が、日本人にぴったりだったのでしょう。爆発的な勢いでサービス利用者は増えていきました。
しかし、mixiはサービスが多様化しすぎて方向性を見失いつつあります。そのアクティブユーザー数も減少傾向にあると言われています。これに代わって急速に勢いを強めてきたのが、フェイスブックとツイッターでしょう。双方とも、基本的に写真やメッセージを公開・共有できるだけというシンプルなシステムです。mixiの逆をつくような戦法は、日本でも意外とヒットしました。
特に、「ネット=匿名での利用」という意識が強く定着していた日本で、実名登録以外は認めないというスタイルのフェイスブックが流行したのは少し意外でもありましたちょね。
mixi・フェイスブックというリアルの友人の輪を中心とするSNSは、現在スマートフォンのアプリケーションに以降しつつあると言われています。特に注目されているのが、LINEですね。基本的には無料でチャットを楽しむだけのサービスですが、友人を増やして様々な人と会話を楽しむことができるというリアルタイム性が注目されています。
<スマホとSNS>
スマートフォンの登場は、SNSのあり方に影響を与えつつあります。LINEの個所でも説明しましたが、これまで以上に「リアルタイム性」強く求められるようになってきているのです。また、情報の量も増えてきて、取捨選択の必要性も高くなってきているのが特徴です。
ツイッターなどは特にそうでしょう。これまでは、友人がアップした情報は基本的に必ず読む・チェックするというスタイルが一般的でした。しかし、フェイスブックやツイッターなどは全部を読むほうが稀だと言われています。
この流れに逆らうようなサービスを搭載しているのがLINEです。送信したメッセージを相手が開いたかどうかを確認できるシステムが搭載されています。
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