実写映画化と周辺展開(トランスフォーマーの歴史)

 

 2000年代に入り、トランスフォーマーの展開はハスブロ社の主導となります。ハスブロ側で企画やプロモーションを行ない、玩具の設計は旧タカラの流れをくむ日本のタカラトミーのスタッフが行なうという形が定番化しました。

 2006年、『クラシックス』シリーズが展開されます。これは玩具展開であり、G1期のキャラクターを現在の技術でのリメイクをコンセプトとしています。継続シリーズの『ユニバース』も同様の展開を行ない、このシリーズ生み出されたオプティマスプライムやメガトロン、サイドスワイプ(ランブル)、ジャズなどは傑作として高い人気を誇っています。
 このシリーズは現在では『ジェネレーションズ』として継続しており、リメイクキャラクターだけでなくゲーム作品のキャラクターを製品化するなど、トランスフォーマーの本流ブランドとして機能しています。

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 こうした玩具展開を行ないつつ、不可能と言われていたあの企画が現実のものとなります。ハリウッドでの実写映画化です。
 2007年に公開された『トランスフォーマー』は世界中で公開され大ヒットを記録しました。従来のデザインコンセプトとは全く異なるエイリアン然とした姿になったトランスフォーマーたちは当初不安視されましたが、いざ映画が公開されてみると見た目は全く違ってもトランスフォーマーにしか見えないと多くのファンに受け入れられたのです。もちろん玩具も大ヒットします。

 2009年、続編の『トランスフォーマー/リベンジ』が公開されます。前作が成功しているだけに「リベンジ」も無いだろうと思えますが、玩具制作スタッフにとってはそうではなかったようです。
 と、いうのも前作はキャラクターデザインの情報がふせられた状態で日本のスタッフによる玩具設計が行われたため、劇中のキャラクター再現は必ずしもなされているとはいえませんでした。しかし、続編では前作と同じキャラクターが多く続投していたため、それらの玩具は前作の無念を晴らすとでも言わんばかりの凄まじいものとなりました。
 特にオプティマスプライムはロボット時とビークル時の外観が変形する玩具としてはありえないレベルで両立し、複雑な変形ギミックとともにトランスフォーマー玩具の到達点とも言える出来となっています。他のキャラクターも劇中の姿の再現度が極めて高いものとして、傑作揃いです。
 
 2011年、映画第三作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』公開で映画展開は一つの区切りを迎えます。このころは材料費高騰と前作で頂点を極めた複雑化への対処として、小型化・単純化と外付けの武器にギミックを仕込むという方向転換がなされます。これにより劇中のキャラクターの再現度は低下してしまいますが、玩具としての弄り易さは向上し、面白いシリーズ展開となりました。
 また『サイバーバース』として以前から存在していた小型サイズのモデルの重点展開が始まりました。

 これら実写映画版の玩具も世界中で販売されヒットしましたが、それぞれの空白期間にもサブストーリーをつけてオリジナルキャラクターを多く販売し、しかも本編未登場組の方が玩具の出来がいいなど非常に充実した展開となりました。その中にはいま話題のオスプレイに変形する『インシネレーター』というキャラクターが存在し、オスプレイの状態ではもちろんロボットに変形しても2つのプロペラが連動して回転するという凄まじいギミックをもつ傑作アイテムとして知られています。

トランスフォーマーの歴史
1第一世代、第二世代 日米展開の差異
2ビーストウォーズの盛り返しと没落
3実写映画化と周辺展開
4新作アニメ製作と日本展開

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