タロット占いの歴史やカードの意味
タロットカードは、もとは、トランプなどの起源と同じヨーロッパで遊戯のために作られたものとされています。「タロット(tarot)」は、フランス語から使われている言葉です。ヨーロッパで生まれた、「タロット占い」ですが、日本でも広く知られ、多くの人に利用される人気の占いとなっています。
タロット占いの歴史
タロットカードの最古のものは、15世紀頃といわれているようですが、当時は、まだ占いとして使われてはいなかったそうです。
タロット占いとしての歴史は、それほど古くはなく、19世紀頃から広まったそうです。特に人気が高まったのは、1970年からだそうです。同じように、日本においても、タロットカードに関する書物が出版されるようになり、それ以降も、タロットの持つカウンセリング的な占いが人気にとなり、一般の人にも広く知られるようになりました。
占い方
78枚のタロットカードを使って占いますが、2通りの方法があります。
一つは、22枚の「大アルカナ」と呼ばれるカードを使って占う。そしてもう一つの方法は、22枚の「大アルカナ」と、残り56枚の「小アルカナ」カードを使う方法です。
タロットカードを占う人(タロット・リーダー)が、カードを混ぜ合わせ(シャッフル)、そこから数枚を選び、テーブルに並べます。このとき、並べるカードの枚数や、方法はいくつかあります。そして、カードの意味から、答えを導くという占いです。
タロットカードの意味
カードには、一枚一枚それぞれにタイトルが付けられ、そのタイトルに因んだ絵が描かれています。カードによっては、中世にでてくる絵画のような神秘的な絵、親しみやすいものや、きれいな色合いなど、さまざまな描かれ方で作られています。
カードは、1枚ずつ意味を持ちます。そして、カードを並べるとき、正位置のとき、上下逆になる場合に、意味が変わってきます。
カードの意味は、占いをする者によって、解釈が変わるほど、多くのメッセージが込められているようです。
占いのニーズ
タロット占いは、例えば、恋愛や結婚、進路や就職など、具体的な答えを導くなどに、向いているようです。また、カウンセリング的な要素を備えているため、身近に占うツールとしても、人気が衰えない理由なのかも知れません。また、大アルカナを使用して、1枚だけを引き当て、そのカードの意味で占う方法は、日本のおみくじのような性質も持ち合わせているといえます。
占いの答えを導くには
タロットカードは、カードに描かれている「絵のイメージ」が、カードの意味につながっています。絵の持つ意味を解釈して答えを導くため、カードの持つ意味を覚えなければなりません。カードを理解するために、絵の見方を覚えると、カードの持つ意味も感覚的に身に付くことができます。具体的には、絵に描かれている「時間的な要素」「色」「遠近に示されるもの」「構成」などをポイントに読み解いていくと、答えを導くことができるようになるそうです。
タロットを入手する
タロット人気により、多くのカードが出ており、実際にどういったものを入手すればよいのか、迷われる人も少なくはないようです。ここでは簡単に、代表的なものを紹介します。
ウェイト版
イギリスで発売された代表的なカード。
小アルカナのカードに関する解説が、一番多いという理由から、初心者におすすめタロットカードです。また、このタロットと同系のカードが多く出ているため、実際にカードを見て、自分の好みのタロットが選べる、というのも理由の一つです。
マルセイユ版
17世紀後半から18世紀にかけて、フランスで作られたものです。
ウィト版とは大アルカナの配列順が違ってくるようです。
トート
中級者に近い人におすすめのタロットになるため、タロット愛好者には、人気のカードになるようです。一般に呼ばれている大アルカナを「アテュ」、小アルカナを「スモール・カード」と呼ばれています。
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