洗顔って何だろう

正しい洗顔方法・肌質別の洗顔

基本的な洗顔方法はどの肌にも共通です。

ただ、人それぞれ体質があるように、お肌にも合った洗顔のポイントがあります。

肌質別の洗顔のポイント

乾燥肌や敏感肌は、洗顔方法や洗顔料選びに注意が必要

脂性肌やインナードライ肌は洗いすぎにも気をつける

黒ずみ毛穴はピーリングをうまく活用するのも有効

スポンサーリンク

肌タイプ別、洗顔で気をつけるポイント

痩せやすい、太りやすい、色白、アレルギー…。

同じ人間でも、その人によって体の質は様々です。

ならば、皮膚の性質だって違うはず。

万人にぴったり合うスキンケアがないように、洗顔も肌質ごとに工夫することでお肌の状態に磨きをかけられます。

早速肌質別の洗顔ポイントを見ていきましょう。

乾燥肌

%e8%82%8c%e8%b3%aa%e5%88%a51

通常の肌状態より、水分量が少ない“乾燥肌”タイプのあなた。

女性に多いと言われている乾燥肌は、肌悩みの中でも多い課題ですよね。

ただでさえ潤いが少ない乾燥肌のあなたは、洗顔によって皮脂を取りすぎないことが大切です。

皮脂を取りすぎないコツは、強く擦らない、時間をかけすぎない、熱いお湯を使わないこと。

乾燥が酷い場合は、朝はぬるま湯のみの洗顔で夜だけ洗顔料を使ってみてください。

また、洗顔料との相性も大事。

洗浄力の強いものは避け、マイルドな効果のものにチェンジして。

洗顔料の中でも刺激になりやすい“界面活性剤”の種類には要注意。

洗顔料に配合される界面活性剤は比較的低刺激なものが基本ですが、脂肪酸モノグリセリド、ラウリン酸ソルビタン、アルキルグルコシドなどは食品添加物にも使用されるくらいの安全性が確保されています。

スポンサーリンク

脂性肌

肌がすぐ油っぽくなる、テカリやすい、ニキビが多く毛穴も開きやすい。

こうした特徴の多いあなたは“脂性肌”タイプ。

通常のお肌より皮脂分泌が盛んで、それによるトラブルを抱えやすい肌質です。

そのため洗顔では余計な皮脂とそれに付着した汚れを綺麗に落とす必要があります。

だからといって、1日に何度も洗顔するのはNG。

洗顔のしすぎは必要な皮脂まで奪う恐れがあるため、朝と夜の2回洗顔を心がけて。

朝は洗顔料を使わない人もいると思いますが、皮脂が多い人は酸化した皮脂が残りやすい状態です。

寝ている間の皮脂は、洗浄力が弱いタイプの洗顔料で朝に落とすのが◎。

オイリー肌タイプの洗顔料は、比較的洗浄力の強いものが多いので肌との相性を見極めながら使用してください。

%e8%82%8c%e8%b3%aa%e5%88%a52

敏感肌

合わない化粧品が多かったり、ちょっとした刺激でヒリヒリする、赤くなる。

こうした“敏感肌”になっている人も、増加しているとか。

環境問題や食生活、ストレスなど様々な原因が潜んでいる敏感肌。

お肌がとてもデリケートな状態になっているのです。

敏感肌の人は、まず自分に合う洗顔料を見つけることが第一です。

必ずパッチテストを行い、異常がなければ使用しましょう。

肌のバリア機能が弱っている敏感肌は、潤いも不足していることが多い肌。

そのため洗顔料を使うのは夜だけにしておきましょう。

正しい洗顔を心がけることも大事ですが、敏感肌の場合は肌が敏感になっている原因を取り除くのも大切です。

バランスの取れた食生活、ストレス発散、便秘改善など体の中からの対策も必要となります。

%e8%82%8c%e8%b3%aa%e5%88%a53

インナードライ

近年増えているとされる“インナードライ”。

お肌の内側は乾燥しているのに、外側は皮脂が多くべたつきやすい状態です。

表面上は脂性肌の症状なため、皮脂を除去することに躍起になる人が多いみたい。

でも、それが更にインナードライを加速させていきます。

インナードライの根本的な原因は“乾燥”。

皮脂を取りたいあまりに洗いすぎている人も、インナードライになりやすいのです。

洗顔は1日2回まで。

ゴシゴシと強くこすらず、優しく素早く洗うことを徹底してください。

 潤いが足りていないインナードライさんは、肌機能が正常でない可能性があります。

まずは化粧水などで水分補給をしっかりとし、ターンオーバーを正常化させましょう。

皮脂が多いからといって、オイリー肌用の洗顔料を使う必要はありません。

s-hadashitsubetsu

黒ずみ毛穴

どの肌タイプにも“黒ずみ毛穴”を併発する危険性があります。

特に脂性肌やニキビができやすい人など、“毛穴が詰まりやすい”タイプの肌に多いはず。

毛穴の黒ずみは詰まった皮脂や古い角質が酸化し、黒ずむことが原因なのです。

黒ずみ毛穴を解消するには、基本的な洗顔方法を身につける必要があります。

事前に蒸しタオルや入浴の蒸気で毛穴を開いてからの洗顔がおすすめ。

毛穴を綺麗にするためにと、ゴシゴシ擦るのはNGですよ。

ただ、すでにできてしまった黒ずみ毛穴は洗顔だけでの解消は難しいのも事実。

そこで定期的に取り入れると効果的なのが“ピーリング洗顔”や“酵素洗顔”です。

毛穴詰まりの元になる古い角質を取り除く効果があり、角栓対策に効果的。

また、乾燥も毛穴を開かせて黒く見える要因になります。

やはり過剰な洗顔は避け、正しい洗顔方法と保湿を心がけましょう。

肌質別の洗顔に関わるQ&A

洗顔Q&A ダブル洗顔は日本人だけ?本当は不要?

洗顔Q&A 朝の洗顔は「ぬるま湯or洗顔料」、どっちが良いの?

洗顔Q&A 洗顔しても取れない角栓はどのように対策する?

スポンサーリンク

公開日:
最終更新日:2017/04/26

この記事のタイトルとURLをコピーする

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

執筆者のプロフィール