“スクラブ洗顔”のメリットとデメリット。使用法に要注意
洗顔料の1つの“スクラブ洗顔料”。
小さなスクラブの粒子が配合された、ちょっと特殊な洗顔料になります。
スクラブ洗顔のポイント
小さな粒子で毛穴の詰まりを除去するスクラブ洗顔
スクラブの研磨効果で程よいピーリング効果を得られる
洗浄力が強いので相性を見極めること。毎日は行わない
洗顔料の1つが“スクラブ”入の洗顔料
フォームやクリーム、石鹸など様々な種類がある洗顔料。
中でもスクラブ洗顔料は、洗顔料の中に小さな粒々が混ぜ込まれているタイプになります。
洗顔料に配合されるスクラブは、樹脂や種子などの細粒。
洗顔料以外にも、ボディソープなどに配合されていることもあります。
スクラブ洗顔料の特徴とは
最大の特徴は、やはり含まれている粒子とそれによる感触。
粒子を配合することで毛穴の汚れをしっかり取り去る効果があるほか、古くなった角質を除去するピーリング効果も得られます。
毛穴ケアの一環としても、スクラブ洗顔料が使われることが多いですね。
小さなスクラブが毛穴の詰まりをスッキリさせ、ブツブツ毛穴や黒ずみ毛穴の解消にも有効。
通常の泡洗顔だけでは解消が困難なほど毛穴のトラブルが酷い人は、スクラブ洗顔を定期的に取り入れるのが効果的です。
また、毛穴の詰まりは古い角質が溜まることも大きな要因。
ターンオーバーが滞ると角質の排出もスローダウンし、皮膚表面に蓄積しやすくなります。
毛穴詰まり以外にも、肌のくすみやごわつきまで引き起こす厄介なトラブルです。
スクラブの穏やかな研磨効果で古い角質を取り去れば、ターンオーバーの促進に繋がります。
古い角質が取れるだけで肌色が明るくなったり、後に使う基礎化粧品の浸透も良くなるんですよ。
洗顔Q&A:ピーリングで角質を落とす必要性はある? 適切な頻度は?
スクラブ洗顔のメリット
洗浄力が高いという点がスクラブ洗顔のメリットになります。
毛穴の汚れや古い角質をしっかりと落とすことで、ニキビやくすみなどの肌悩みを解消することができます。
余分な皮脂を落とす効果も高いので、オイリー肌やメンズ用洗顔料にラインアップされることも多いですね。
思春期の皮脂が大量に出やすい時期にも使う人が多いでしょう。
しっかり泡立て使い、優しく洗ってすすぎを丁寧に行うことでスクラブ洗顔本来の効果を得られます。
洗顔後は非常に乾燥しやすくなっているので、保湿ケアもしっかりと。
刺激が強いタイプなので、毎日使うには向いていません。
適切なタイミングや使用量を守ることで、肌トラブルを防いだりターンオーバーを促すケアに活用できますよ。
製品や個人差もありますが、週に1~2回までが目安です。
スクラブ洗顔のデメリット
スクラブ洗顔のメリットである洗浄力の高さは、実はデメリットにもなり得ます。
洗浄力が高いということは、それだけ肌に刺激にもなりやすいということ。
スクラブの粒子により、古い角質を研磨して落とすわけですから当然といえば当然です。
また、皮脂を奪う力も強いスクラブ洗顔。
乾燥肌や敏感肌の人が使うことで、必要な皮脂まで取り去るリスクが強くなります。
皮脂不足のお肌は過剰な皮脂を分泌するほか、バリア機能が低くなるため少しのことが刺激になったり、炎症の元になる場合もあるのです。
洗浄力の強いスクラブ洗顔を行った後は、肌の潤いが急激に失われています。
そのためアフターケアを怠ると、スクラブ洗顔のメリットが全て台無しになる恐れも…。
優しく洗顔してしっかりすすぐ、洗顔後の保湿ケアを入念に行うなど正しい知識を持って使う必要があります。
スクラブ洗顔はこんな人におすすめ
基本的に洗浄力が強いため、酷いオイリー肌やかなり毛穴が詰まりやすい人におすすめです。
スクラブ洗顔料がメンズ用に多いのには、男性は女性より皮脂が多い傾向にあるため。
ただ、男性向けのものはかなり洗浄力が強いタイプもあるので慎重に使うことが第一。
男性が使う場合でも、マイルドな作用のものからがおすすめです。
毛穴詰まりが最大の要因であるニキビ。
これを予防するのにもスクラブ洗顔料が効果を発揮します。
白ニキビや黒ニキビなど、角栓が毛穴に詰まった状態のニキビに効果的でしょう。
一方で刺激も強いため、炎症を伴う赤ニキビができている場合は使用を控えてください。
潰す恐れのある黄ニキビも直接触れない方が無難です。
また、いちご鼻が気になる人は鼻だけ使ってみるなど、部分的に使うのも有効。
いずれの使用方法でも毎日は控え、週に1~2回を目安に肌の状態を見ながら使ってくださいね。
公開日:
最終更新日:2017/01/14
