敏感・乾燥肌に!皮脂に近い成分で洗う”オリーブオイル洗顔”
良質な植物油といえば“オリーブオイル”ですね。
料理やサラダのドレッシングなどに重宝するオリーブオイルが、洗顔にも役立つってホント?
オリーブオイル洗顔のポイント
オレイン酸が豊富なオリーブオイルは皮脂に近い成分
必要な皮脂を奪わない、低刺激の洗顔方法
乾燥肌や敏感肌にはおすすめだが、オイリー肌には不向き!
良質な油分“オリーブオイル”
オリーブの果実から作られたオリーブオイル。
イタリアンには欠かせないオイルとして有名で、日本でもオイルの中ではスタンダードなものとして知られます。
一言にオリーブオイルと言っても精製方法などにより種類が異なりますが、中でも“エクストラバージン”と呼ばれるオリーブオイルは良質な油分の代表といえるでしょう。
近年良質なオイルの必要性が見直されており、“食べるオイル”という習慣もブームに。
エクストラバージンオリーブオイルなどの良質なオイルは、悪玉コレステロールを抑えてダイエットに効果的など美容と健康に嬉しい食材なんです。
オイル=太るというイメージは過去のもの。
良質なものを選び適切に摂取することこそ、現代の美容法といえます。
実は顔を洗うのにも使える!
体に良いオリーブオイルですが、実は洗顔にも使えるのです。
ボディオイルやマッサージオイルとしても使用されるほど、美肌効果の高いアイテムなんですよ。
オリーブオイル洗顔が良い理由
いくらなんでも、オイルで洗顔なんて…あなたもそう躊躇したのでは?
オリーブオイルの成分、その約7割はオレイン酸です。
オレイン酸とは不飽和脂肪酸の一種であり、コレステロール値を下げたり動脈硬化予防にも効果的な油分なのです。
さらに私たちの皮脂にもオレイン酸が含まれるため、オリーブオイルは皮脂と近い性質ともいえます。
皮脂に近いオリーブオイルで洗顔を行えば、肌に余計な刺激を与えません。
洗顔料でありがちな“必要な皮脂まで落とす”というデメリットの心配もなし。
それどころか、皮脂と同じ成分が含まれるため、必要な皮脂はしっかりとキープできるのです。
皮脂は皮膚表面に皮脂膜という天然のクリームを張り、乾燥や外的刺激から肌を保護しています。
オリーブオイル洗顔はこの皮脂膜を正常に保ち、過度な乾燥やそれによるトラブルを防ぐ効果が期待できます。
また、皮脂汚れを落とす働きも優秀。
オイルが汚れと馴染むので、低刺激なのに余計な汚れはしっかりと除去してくれるんですよ。
オリーブオイル洗顔のやり方
大さじ1杯程度のオリーブオイルを手のひらの上で伸ばす。
通常の洗顔の順にオリーブオイルを馴染ませていく。
クルクルと円を描くように、優しい力でマッサージすること。
時間にして30秒くらいで洗い終える。
ティッシュかキッチンペーパーでオイルを吸い取る。
絶対に擦らないこと!
ぬるま湯ですすぎ、洗顔料で油分を洗い流す。
その後は通常の保湿ケアを行う。
肌に優しいオリーブオイルですが、やはり長時間の洗顔はNG。
手早く優しく洗い、しっかりと油分を取ってください。
メイク落としとして使う場合は、食用のオリーブオイルでは落としきれない場合があるので気をつけましょう。
特にウォータープルーフなどの濃いメイクは落ちないので、無理に擦って落とさず専用品を使ってください。
オリーブオイル洗顔、こんな人は不向き!
皮脂の取りすぎを防いでくれるオリーブオイル洗顔。
しかし、元々皮脂が多いオイリー肌、皮脂のせいでニキビができやすい人が使うと、かえって皮脂過剰を悪化させてしまいます。
オリーブオイル洗顔は、オイリー肌やニキビができやすい人には不向きなので控えてください。
逆に、乾燥肌やクレンジングオイルが刺激になりやすい敏感肌の人にはオススメできます。
乾燥肌には皮脂が足りていない場合が多いので、オリーブオイルで皮脂を取りすぎない洗顔を心がけましょう。
敏感肌の人も、皮脂などの潤い不足によって角質層が傷つきやすくなっている恐れがあります。
オリーブオイルなら皮脂と近い成分なので余計な刺激になりにくく、必要な皮脂は残してくれるので敏感肌の人も安心して使いやすいアイテムといえますね。
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公開日:
最終更新日:2017/04/26
