洗顔料や基礎化粧品、肌との相性の見極め方
洗顔料や基礎化粧品を使う上で重要なのが“自分の肌との相性”です。
一言に相性といっても、どうやって判断すれば良いのでしょう。
肌との相性の見極め方のポイント
基本の肌質はどれ?特徴と化粧品との相性をチェック
個人個人でできる相性の見極め方はこれ
変化する肌に応じたケアを臨機応変に
自分の肌質を知る
まずは自分がどんな肌質なのかを把握することが大切です。
一般的に肌質は“普通肌”、“乾燥肌”、“脂性肌(オイリー肌)”、“混合肌(インナードライ)”、“敏感肌”に大別されます。
まずは肌質ごとの基本的な特徴と相性の悪いアイテムなどを紹介します。
普通肌…皮脂や水分が正常な状態。
様々な化粧品と合いやすい。
乾燥肌…皮脂や水分が不足している状態。
皮めくれや粉吹きなどの症状も。
洗浄力の強いものは相性が悪い。
脂性肌…皮脂が多すぎる状態。
テカリやすくニキビができやすい人に多い。
油分が多いものは相性が悪い。
混合肌…皮膚表面は皮脂過剰、内部は潤い不足の状態。
NG洗顔をする人、大人ニキビができやすい人にも多い。
洗浄力が強いもの、油分が多いものは相性が悪い。
敏感肌…様々な刺激に弱くなっている状態。
赤みが出やすい、ヒリヒリやかゆみがあることも。
過乾燥が大きな原因になることが多い。
洗浄力の強いもの、アルコールなど刺激が強いものは相性が悪い。
基本的な肌質ごとの特徴に当てはまったものはありますか?基本は肌質に合った洗顔料や基礎化粧品を使うこと。
あとは個人差のレベルで相性を見極めていく必要がありあます。
個人レベルで化粧品との相性を見極めるコツ
パッチテストを行う
腕の内側、肘のくぼんだ部分を清潔にしてから化粧品を塗り、赤みやかゆみ、かぶれといった異常が出ないかチェックします。
朝と夜の2回に分けて行いましょう。
洗顔料などの洗い流して使うものは、一定時間塗布したあとに洗い流して様子を見ます。
パッチテストは1週間行います。
この間何も異常がなければ顔に使いましょう。
パッチテストは必ず体調の良い時に行い、ストレスが多い時や生理の時などは控えてください。
顔に使った時のチェック
パッチテストの時と同じく、異常反応がないかが使用の前提です。
目に見えて効果が出るまでの期間は個人差があり、1週間程度で変化する人もいれば1ヶ月くらいかかる人もいます。
私がニキビに悩んでいた頃、ニキビ用ケア用品に変えて効果が目に見えてきたのは1週間以内でした。
ターンオーバーの期間(2~4週間)は使った方が良い、という見方もありますが、場合によります。
何もなければターンオーバー期間は様子を見たら良いですが、明らかにブツブツが増えている、乾燥又は皮脂が酷くなっている場合などは、使用を控えることをおすすめします。
洗顔料との相性
洗顔料を選ぶ上で大切なのは、洗顔料本来の役目をしっかり果たせるものであること。
つまり汚れを落とす作用が適切に得られる洗顔料です。
洗浄力が弱すぎても強すぎてもダメ。
自分の肌質に合ったものをベースに、上述のチェック内容に注意しながら使っていきます。
基本的にアルカリ性となる石鹸は洗浄力が強めになります。
敏感肌など刺激に弱い人は、基本的に避けたほうが良い部類です。
弱酸性は肌に優しいと言われていますが、同時に配合される界面活性剤成分に注意が必要となります。
洗顔料を変えるまではなんともなかったのに、変えた途端洗い上がり後にヒリヒリするくらい激しくつっぱりだした、明らかに乾燥が酷くなったなどの場合は、洗浄力が強すぎる可能性があります。
逆に洗い上がり後なのにベタつく、化粧水を弾くぐらい皮脂が残っているなら、洗浄力が弱すぎることが考えられるでしょう。
そのときの肌状態を見極めるのも重要
いつもは普通肌だけど生理の時だけ乾燥肌になる、ニキビができやすくなるということもあるもの。
また、加齢によって乾燥肌になった、ストレス過剰で混合肌になったなど、肌質そのものが変わってきた人も多いはずです。
こういった変化を敏感に察知することが、自分の肌に合った化粧品選びに繋がります。
そしてその時の肌状態に合った化粧品を使うこともポイントでしょう。
皮脂の多いTゾーンには油分少なめ、乾燥しやすい目元や口元には美容液をしっかりなど、パーツごとにケアを変えてあげるのも有効です。
同じ顔といっても、場所によって肌質は微妙に異なるもの。
パーツごとの相性を考えるのも、正しいスキンケアの一環になります。
肌との相性に関わるQ&A
公開日:
最終更新日:2017/04/26
