“炭酸水洗顔”の本当の効果。お肌には効果あり?or無意味?
炭酸水を使った美容法が人気になっています。
スキンケアでは炭酸水で顔を洗う“炭酸水洗顔”が注目を集めました。
炭酸水洗顔のポイント
炭酸水洗顔には汚れを吸着する効果や血行促進効果がある?
炭酸水で顔を洗っても、美容効果は薄い?
独特の使用感が好きな人は実践の価値あり。ただし毎日は行わないこと
近年人気の炭酸水美容
炭酸水美容というワード、耳にしたことがあるはず。
美容意識の高い人なら、既に試しているかもしれませんね。
その名の通り炭酸水を使った美容法のことで、お肌や髪の毛、ダイエットなど様々な用途に使用されます。
飲むだけでなく、塗る、洗うなどの使い方で美容に活用できるんだとか。
なぜここまで炭酸水美容が浸透したのでしょう。
炭酸には毛細血管を広げる作用があり、血流を促進して軽いマッサージのような効果が得られます。
洗うという用途で使う場合、炭酸の持つ働きにより皮膚表面の汚れが吸着されやすくなり、清潔を保つのに役立つのです。
洗顔にも炭酸水が使える
炭酸水のこうした有効作用を利用したのが“炭酸水洗顔”。
炭酸水で顔を洗うことで血行を促し、毛穴に残りやすい汚れを炭酸の吸着効果で落とすという洗顔方法です。
炭酸の有効作用のほか、シュワっとした洗い心地が得られるので夏にはぴったりかもしれませんね。
ただ、人によっては炭酸が痛いと感じる場合もあります。
使用するのはスーパーやドラッグストアーに売られている一般的な炭酸水なので、低コストというのもポイント。
この炭酸を使わないといけないというルールはないので、好みの炭酸水で試すと良いでしょう。
また、水と重曹、クエン酸を混ぜた手作り炭酸水でも実践可能。
その場合は1リットルの水に対し、クエン酸と重曹を小さじ2ずつ混ぜて作ります。
炭酸水洗顔の方法
炭酸水洗顔は、炭酸水で洗顔料を泡立てるという方法と炭酸水ですすぐという方法があります。
炭酸水で泡立てる場合、いつも使っている洗顔料に炭酸水を混ぜてしっかり泡立てるだけでOK。
あとは通常の洗顔方法に沿って洗います。
予洗いやすすぎに使う場合は、炭酸水を手ですくっていつもすすぐ要領で行ってみてください。
シュワシュワ感が痛い、ヒリヒリすると感じたらすぐに中断を。
特に敏感肌や乾燥肌の人は刺激に弱くなっているので、無理に炭酸水洗顔をしないよう気をつけてください。
炭酸水洗顔の効果って?
炭酸水洗顔では、汚れを落とし血行促進による美肌効果が得られると言われています。
顔の汚れはニキビなどの毛穴トラブル、皮膚の炎症など肌荒れの原因になるもの。
炭酸の汚れを吸着する作用が得られれば、そうしたトラブル予防にもなるでしょう。
ただし、炭酸自体には汚れを吸着する効果はあるものの、一般的な炭酸水でその効果を得るには限界があるとの見方もあります。
炭酸水で洗顔すると、確かにシュワシュワ感が得られるのでこれが汚れを取っている気がするもの。
ただ、それは二酸化炭素が抜けていく時の気泡なので、汚れを吸着している証拠というわけではありません。
もう1つ、炭酸の血管拡張による血流促進効果ですが、炭酸で血流促進をするためには数十秒から数分に渡り炭酸に触れていなければなりません。
すすぎに使うことでギリギリ可能な範囲のようですが、一般的な炭酸水はガスが抜けやすいので大きな効果は得にくいでしょう。
かといって長い時間顔をつけておくのも危険。
痛みやヒリヒリが肌に刺激となり、余計なトラブルにも繋がりかねません。
これらを踏まえると、炭酸水洗顔は全くの無意味とまでは言えないものの、炭酸水洗顔だけで得られる効果には限界があると言えそうです。
直接的な美肌効果だけにこだわらなければ、炭酸水の使用感が好きな人にとっては使う価値があるかもしれませんね。
炭酸水洗顔、ここに注意
先述の通り、痛みやヒリヒリ感など異常を感じたらすぐに使用を中止すること。
特に刺激に弱いタイプの人は、顔以外の肌で試してから行うようにしましょう。
また、赤ニキビなど炎症や傷がある人は絶対にやらないでください。
炭酸水洗顔に興味があるけど、いきなりは不安。
そんな人は水で炭酸を薄めるか、微炭酸タイプを使って様子を見ましょう。
それでも痛みや刺激を感じる場合はお勧めできません。
また、毎日行う洗顔方法でもないので、多くても週2~3回程度を目安にお肌との相性を見ながら調整してくださいね。
公開日:
最終更新日:2016/09/25
