“重曹洗顔”は肌に良い?一般的な重曹を使うときの注意点
掃除にも料理にも使えるマルチな“重曹”。
最近では洗顔にまで重曹を活用する人がいるようですが、一体どのように使うのでしょうか。
重曹洗顔のポイント
ピーリングの様な効果を得られる重曹洗顔は毛穴ケアに効果的?
洗顔用でない市販の重曹を使う問題点
重曹配合の化粧品を使ってみよう
重曹を使った洗顔方法とは
重曹洗顔は重曹だけで顔を洗うわけではありません。
いつも使っている洗顔料を泡立て、そこに適量の重曹を混ぜて洗うという方法。
量はひとつまみくらいで十分で、泡に馴染ませて使います。
重曹を混ぜることで、その粒がスクラブのような役目を果たす重曹洗顔。
重曹が毛穴の汚れや古くなった角質の除去にも有効と言われており、ピーリングに似た効果も得られるとか。
重曹といえば100円ショップでも簡単に手に入るリーズナブルなアイテム。
余ったり万が一洗顔に使わなくなっても、それ以外に用途があるのもメリットでしょう。
使用前には重曹を水で溶かしたものでパッチテストを行ってからが鉄則です。
毛穴の角栓や黒ずみに効果的?
泡に混ぜた重曹の粒子が毛穴の汚れをとる。
重曹洗顔が広まったのは、こうした効果が挙げられているためです。
毛穴の汚れ、特に“角栓”は毛穴をブツブツに見せる厄介なトラブル。
さらにそれが酸化して黒ずんだ“黒ずみ毛穴”に悩む人も少なくありません。
角栓は皮脂と古い角質が混ざり合ってできたものですが、大部分は角質。
つまりタンパク質ということなので、ピーリングによるケアが効果的なのです。
そこでピーリング作用を得られる重曹洗顔に注目が。
ピーリングは肌に刺激が多いアイテムですが、重曹は食べ物にも使用されるくらいなので安全性が高いのも利点なのです。
市販の重曹を使った重曹洗顔、皮膚への影響は
洗顔用として売られているわけではない重曹。
それを洗顔に活用することは、基本的にはあまりお勧めできません。
確かに食品として使えるだけあって体への害は低いでしょう。
ただ、洗顔料としても同じかどうかは疑問です。
洗顔用に作られているスクラブ洗顔やピーリング洗顔料。
これらでさえ肌に刺激が大きく、常用は避けるべきです。
洗顔用に作られたわけではない重曹なら、尚更と考えるのが通常でしょう。
重曹は洗顔用に配合されたスクラブの粒子より粒が大きいため、皮膚への摩擦など刺激も大きくなると考えられます。
自己流で取り入れれば、毛穴に効果的どころか皮膚を傷つけるリスクの方が高いはず。
毛穴ケアを目的とするならば、重曹よりも毛穴ケア用に作られた洗顔料を使うべき。
確かに手軽に手に入るアイテムですが、皮膚へのリスクを考えると値段や手軽さに釣られるのは危険です。
重曹洗顔は慎重に見極める必要あり
実際に重曹洗顔で肌の調子が良くなったり、毛穴が綺麗になった人もいるでしょう。
しかし、基本的には刺激が強い方法になるので、継続的に使用するのは控えた方が無難です。
また、化粧品もそうなのですが、スキンケア方法には“相性”があります。
洗顔料も同じく、その時の肌との相性を見極めるのがとても大切なんです。
人が実践してうまくいった方法でも、あなたには逆の効果が現れることもあるということ。
お肌に合っていないと感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
あらかじめ重曹を配合したものを
食品や掃除用の重曹を使用しなくても、重曹配合の洗顔料はあります。
どうしても気になる人は、そちらをチェックしてみてはいかがでしょう。
洗顔用に配合された重曹なら、適切なケアが叶うはず。
重曹は洗顔料以外にも、歯磨き粉や入浴剤などにも使われています。
いずれも表面の汚れや古い角質を落とし、歯やお肌をツルツルにする効果が高いようですね。
いきなり顔の皮膚に使うのは気になるというあなたは、入浴剤やボディ用品などで皮膚が比較的強い場所から使い始めてみるのもいいかもしれません。
公開日:
最終更新日:2016/09/25
