新型パッソの値引きとリセールバリュー

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パッソの値引き交渉の進め方

大きさも値引きも軽自動車並み

「軽じゃないK」を標榜するだけあって、「パッソ」は軽自動車ユーザーをターゲットにする車種です。

そのため値引きも軽並み。

それでも十分勝算はあると考えているので、ディーラーへの締め付けを強めており、値引き交渉は難しいようです。

思ったほど販売台数が伸びなければ方針が変わり、大幅値引きも狙えるのでしょうが、モデルチェンジ直前でも5千台以上売り上げる車種ですので、それも期待はできないでしょう。

ディーラーが想定する軽自動車と競合車種させても術中にはまるので、ここはあえて普通車の「ミラージュ」や「マーチ」との競合で活路を開きます。

価格は高めに見えますが、「パッソ」も装備の充実した上級グレードの「MODE」とは同価格帯になるので、比較するには丁度いいはずです。

ただ、取り扱うカローラ店では利益率の低い「パッソ」を値引きしれでも無理に拡販するよりは、より単価の高い「アクア」「スペイド」「シエンタ」の販売に注力するために、交渉を長引かせるつもりはなく、アッサリと終了してしまう恐れもあるので、「ブーン」以上の条件であればOKというつもりで交渉を勧める必要もあるでしょう。

値引き目標 15~16万円

パッソを買う前に一度は検討しておきたい競合車

スズキ イグニス

実際には同価格帯
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2016年2月という販売時期も近く注目度も高い、1.2Lマイルドハイブリッドの「イグニス」は、サイズこそ「パッソ」に近いのですが価格が異なるので競合しないと思われがちですが、人気が出ることが予想される「MODE」は160万円からですので、十分ライバルになりえる価格帯なのです。

全天候型の走行性能は間違いなく上であるのにかかわらず、燃費も同等以上となれば、「パッソ」を考えているユーザーにとっては、検討せざるを得ない車種になるでしょう。

トヨタ ピクシススペース

意外なライバル

「パッソ」を販売するにあたって取り込みたい軽自動車ユーザーはトヨタにもいるのですが、ダイハツからOEM供給されてから日も浅く、販売するベースとしてはボリュームが少なすぎます。

そこで考えられるのが「パッソ」を販売する際の「かませ犬」の役割というつかい方。

「パッソ」と軽を比較させて同じ価格と使い勝手なら「軽よりパッソの方が良いでしょう?」というセールストークが考えられます。

 たしかに同価格ではありますが、「パッソ」より大きな車種に乗っている方や、増車を考えている人にとって「軽でもいいのでは?」と思うケースだってあるのです。

そう思わせるくらい「ピクシススペース」の室内の広さなどは魅力があります。

「ピクシススペース」は「パッソ」の意外なライバルになるかも知れません。

ライバル車比較表

パッソ ピクシススペース イグニス
車両価格(円) 1,150,200~ 1,157,143~ 1,382,400~
JC08燃費(㎞/L) 24.4~28.0 23.0~27.6 25.4~28.8
全長/全幅/全高(㎜) 3,650~3,660/1,665/1,525 3,395/1,475/1,640~1,655 3,700/1,660/1,595
室内長/室内幅
/室内高(㎜)
1,975/1,420/1,270 2,000/1,335/1,350 2,020/1,365/1,250
ホイールベース(㎜) 2,490 2,490 2,435
最少回転半径(m) 4.6 4.5~4.7 4.7
車両重量(㎏) 910~960 840~930 850~920
エンジン型式
・排気量(cc)
直列3気筒・996 直列3気筒・658・ターボ 直列4気筒・1,242
最高出力
(kW[PS]/rpm)
51(69)/6,000 38(52)/6,800 
ターボ  47(64)/6,400
67(91)/6,000
モーター2.3(3.1)
最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
92(9.4)/4,400 60(6.1)/5,200 
ターボ 92(9.4)/3,200
118(12.0)/4,400
モーター50(5.1)
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD 2WD 4WD
トランスミッション CVT CVT CVT

パッソの下取り相場とリセールバリュー

同クラスでは良くても全体的には厳しい現状
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「ブーン」と異なり販売も好調であった前モデルの「パッソ」ですが、ダイハツからOEM供給されている「ピクシススペース」と比較するとかなり厳しい下取り相場であることがわかります。

4WD車は評価も高い反面、販売のボリュームの大きいFF車は、デビューした2010年式で価格が残るのは程度のよい車両に限られるようです。

 1.3L車も設定されていましたが、車両価格の高い「+Hana」であっても、1.0Lの4WD車と変わらない程度にとどまっており、中古車市場での人気は低く、新型で廃止されたのも理解できます。

 他車との比較では「マーチ」に比べればまだよく、また、姉妹車の「ブーン」よりもいいのですが、リセールバリューとしては1.0Lの4WD車以外はあまり多くを望めない車種と言えるでしょう。

買取参考価格表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

車種・グレード 年式 駆動方式 新車価格 下取り相場
1.0X 2015 2WD 116.4 61.0
2013 2WD 103.8 39.0
2010 2WD 13.8 11.0
1.0X 2015 4WD 129.4 73.0
2010 4WD 119.8 50.0
2010 4WD 119.8 27.0
1.3+Hana 2015 2WD 148.6 76.0
2013 2WD 140.0 51.0
2010 2WD 140.0 23.0
比較車種
ピクシススペースX 2015 2WD 116.1 61.0
2013 2WD 116.1 52.0
マーチX 2015 2WD 115.4 58.0
2013 2WD 114.3 38.0
2010 2WD 117.1 8.0

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報

他サイトによるパッソのレビュー等の紹介

オートックワン、モータージャーナリストの渡部陽一郎氏のレポートから
http://autoc-one.jp/toyota/passo/newmodel-2658569/0002.html

「インパネ周辺のデザインは、ダイハツが扱う「キャスト」や「ムーヴ」などの軽自動車に似ている。

造形まで含めて軽自動車のノウハウを活用した。

コンパクトカー同士で比べれば、特に見栄えが良いわけではないが、少なくとも安っぽい印象はない 」

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元ディーラーマンによる評価 

トヨタが考えたかダイハツが考えたかで車が変わってくる

「これからはコンパクトカーも軽自動車と勝負せねばならない。

今の軽自動車は商品力も優れ、とても手ごわい競争相手になっている。

そこで新型 トヨタ パッソは、燃費性能を筆頭に、デザイン面まで含めて商品力を向上させた」

「軽を基点としたスモールカーづくりの第1歩」

これは開発担当者のコメントを紹介したものですが、最初のコメントは2014年4月のマイナーチェンジを受けての記事なのです。

つまり今回のフルモデルチェンジもその前のマイナーチェンジでも、開発の方向性はなんら変わっていないのです。

違いはマイナーチェンジではトヨタサイドからの言葉で、今回はダイハツから発した言葉ということ。

これこそが新型と旧型の最大の相違点ということになった要因なのです。

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パッソの長所と問題点

軽みたいだから長所、だから問題に

新型「パッソ」はダイハツが開発から生産まで一貫して担当するので「パッソ」は、ダイハツがトヨタに供給するOEM車という扱いになったため、ダイハツが軽自動車のノウハウを数多く取り込んだこと。

最近では軽自動車が先進的になり、その技術を小型車のコンパクトカーが使うようになっているので、ダイハツにすべて任せた格好です。

損おため、無理せず低燃費と低価格に割り切った車に仕上がっているのは、長所と言えるでしょう。

問題点としては、軽自動車の技術を数多く流用して、商品力を高めたことで、軽自動車に比べてコンパクトカーの商品力、さらにいえば存在感が薄れてしまったこと。

商品としての魅力も軽自動車と同じで、それ以上ではないのです。

軽自動車を検討しているユーザーにとっては魅力的でも、コンパクトカーを検討するユーザーには物足りない車に見えてしまうのです。

また、上級装備車の「パッソモーダ」は、装備差はあるものの160万円台からというのは、前モデルの「+Hana」よりも20万円以上割高で、1.0L車としては買い得とはないことも問題点としておきたい。

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パッソのモデルチェンジ情報

4月12日に約6年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。

今回はダイハツが開発から生産まで主体的に担当し、トヨタにOEM供給する方式となり、燃費につながる軽量化でバックドアやフロントフェンダーを樹脂にするといった軽で実施済みの技術を採用したことや、約115万円からに設定した競争力ある価格など、ダイハツの軽自動車の開発ノウハウを導入しています。

エンジンは前モデルの後期バージョンに採用された1.0Lのみの設定とし、1.3Lは廃止されています。

その結果、ガソリンエンジンの登録車で最高となる28.0km/リットルの燃費性能となっています。

室内空間や静粛性など基本性能面での不満解消に努めていて、室内は前後の乗員間距離を従来比で75mm拡げ、排気量1.0Lクラスではトップにするなどと大幅に向上。

また、フロントの外観デザインが異なる上級グレード「MODE」を新設定した。

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