ワゴンRの値引きとリセールバリュー

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ワゴンRの値引き交渉の進め方

今後の人気次第ではかなり厳しい値引き

先代の「ワゴンR/ワゴンRスティングレー」が発売された直後の値引きは0~5万円というところでしたので、今回も同じようにフルモデルチェンジということで5万円が上限というのが現実的な目標となります。

人気が集中しそうな「ハイブリッドFZ」や「スティングレー」のターボ車などは、それさえも難しいかも知れません。
競争の激しいクラスですから、3.4月のセールス時期以降は多少期待を持ちたいのですが、人気が上昇し「N-BOX」をも上回る販売を記録するような、大ヒット車種になると値引きも抑え君になるでしょう。

そしてその可能性もあるのです。

値引き目標 5万円

ワゴンRのスペック表

ワゴンR
スティングレー
ハイブリッド
ワゴンR
スティングレー
スティングレー
ハイブリッドT
車両価格(円) ワゴンR 1,177,200~
Stingray 1,488,240~
ワゴンR 1,078,920~
Stingray 1,293,840~
1,658,880~
JC08モード燃費 30.4~33.4 25.4~26.8 27.0~28.4
全長
全幅
全高(㎜)
3,395
1,475
1,650
3,395
1,475
1,650
3,395
1,475
1,650
室内長
室内幅
室内高(㎜)
2,450
1,355
1,265
2,450
1,355
1,265
2,450
1,355
1,265
ホイールベース(㎜) 2,460 2,460 2,460
エンジン型式
排気量
直列3気筒・658
+ハイブリッド
直列3気筒・658 直列3気筒・658
ターボチャージャー
+ハイブリッド
最高出力
kw(ps/rpm)
38(52)/6,500 38(52)/6,500 47(64)/6,000
最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
60(6.1)/4,000 60(6.1)/4,000 98(10.0)/3,000
最高出力
kw(ps/rpm) モーター
2.3(3.1)/1,000 2.3(3.1)/1,000
最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)モーター
50(5.1)/100 50(5.1)/100
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD 2WD
車両重量(㎏) 770~840 750~820 800~850

ワゴンRを買う前に一度は検討しておきたい競合車

ダイハツ ムーヴ

キャンバスの人気でワゴンRに対抗

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前モデル「ワゴンR」の不調をよそに、軽トールワゴンクラスでトップセールスを記録している「ムーヴ」。

「ワゴンR」とともに、他社軽トールワゴンのベンチマークになっている一台。

それだけに、動力性能、居住性能、使い勝手ともに最高水準で、さらに運転支援システムの「スマアシ」はこのモデルの一番のセールスポイントとなってます。

同社の「タント」に代表されるハイトールワゴン系に押されて、これまでのような販売水準を保つのは難しくなっていまが、昨年に登場した「ムーヴキャンパス」が、このクラスにもスライドドアを設けて人気となっていることで、「ワゴンR」とは異なる新境地を開いています。

値引きに関して多くは期待出来ませんが、「キャンバス」を除けば新型「ワゴンR」より低い条件ではユーザーも納得しないでしょう。

ホンダ N-WGN

今一つ伸びない実績、値引きに期待

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ホンダの軽自動車Nシリーズの中では、ホンダらしさがもっとも希薄なのがこのモデルです。

しかし、もうひとつのトールワゴン「N-ONE」がホンダらしさ全開でありながらもセールス的には絶不調なので、それだけ多くのユーザーに向けての車種といえます。
軽の中ではずば抜けてパワフルなNAエンジンという魅力を持ってしてもで、常に「ムーヴ」「ワゴンR」、そして「デイズ」の次という販売台数は、大幅値引きを望むならの方が期待出来るでしょう。

日産 デイズ

最高の装備とラインナップ、そして値引き

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2016年4月に発覚した製造元である三菱自動車の燃費不正問題により、一時販売中止に追い込まれながらも販売状況は見事に回復。

クラス最低となる燃費ながらも、マイナーチェンジにより普通車さながらの上質感や装備をさらに充実、そして「ハイウェイスター」、「ライダー」さらに「ボレロ」という幅広いラインナップがユーザーに評価されている要因です。

値引きはもっかクラス最高といっていいしょう。

ワゴンRの下取り相場とリセールバリュー

最高とは言えない下取り相場

軽自動車の下取り、特にトールワゴンの下取り価格は高いと言われて久しく、その代表が「ワゴンR」であることは間違いありませんでした。

しかし、実際に比較してみると、「ムーヴ」「N-WGN」を下回り、「デイズ」よりは良いということになっています。

もちろんグレードなどで多少の違いはありますが、前モデルに限っていえば、全体的にこのクラスでの特に良いということはないようです。

それでも4WDやスティングレーならばリセールバリューが期待出来るでしょう。

昨年12月時点では累計販売台数約440万台、保有台数は軽ナンバーワンの約280万台となっていることからもわかる通り、市場に出回る台数も膨大な数になり、初代モデルが今でも現役で活躍しており、中古車サイトで検索してみても、初代モデルにもそれなりの価格が付いており、古いモデルほど人気があるように思われ、その傾向はライバルの「ムーヴ」を上回ります。

ワゴンRの買取参考価格表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

車種・グレード 年式 駆動方式 新車価格 下取り相場
FA 2016 2WD 99.9 67.0
2014 59.0
2012
FA 2016 4WD 111.1 78.0
2014 71.0
2012
FX 2016 2WD 110.8 70.0
2014 63.0
2012 107.7 35.0
FX 2016 4WD 117.8 70.0
2014 117.2 74.0
2012 116.9 50.0
FZ 2016 2WD 127.1 102.0
2014 93.0
2012
FZ 2016 4WD 138.3 99.0
2014 86.0
2012
スティングレーT 2016 2WD 149.5 115.0
2014 146.5 84.0
2012 144.5 67.0
2016 4WD 160.7 118.0
2014 157.7 94.0
2012 155.7 77.0
比較車種・グレード 年式 駆動方式 新車価格 下取り相場
ムーヴX 2016 2WD 116.0 87.0
2013 116.0 70.0
N-WGN G 2016 2WD 107.7 78.0
2013 107.7 69.0
デイズG 2016 2WD 121.4 63.0
2014 118.0 46.0
2012 101.0 25.0

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報

ワゴンRの評価

元ディーラーマンによる新型ワゴンRの評価

大きな路線変更で勝負に出た

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今回のモデルチェンジでは、プラットフォームやパワートレーンの進化などと、3つのフロントフェイスデザインなどと、歴代のモデルチェンジ時よりも大きな変化になっています。

フロントセクションを「パーソナルスペース」としてモダンに仕立て、存在感のあるBピラーから後方を「実用スペース」と分けるなど、今までの機能性重視のファミリーモデルとは異なる、パーソナルユースをかなり意識したパッケージングになっています。

そういえば、TVCMでも「二人で宣言」「新しい楽しい」というキャッチが踊り、軽トールワゴンでお馴染みの家族風景や、小さなお子さんを抱えたママは登場していません。

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ヘッドアップディスプレイやインパネを真横に貫くインパネカラーパネルなど、運転する楽しさが強調された新型「ワゴンR」は、子育てファミリーのどを「スペーシア」に任せた、脱ファミリーカーで歴代初の路線変更なのかもしれません。

テールゲートとリアバンパーの間に横向きに置かれたテールランプは、業界と消費者に衝撃を与えた初代を彷彿とさせますが、今回もその初代に負けないほどのインパクトがあります。

ワゴンRの長所と問題点

何といってもハイブリッド、増えたデザインには問題も

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新型「ワゴンR」の長所としては、マイルドハイブリッドのもたらす低燃費と動力性能が挙げられます。

前モデルもクラストップの燃費性能を誇り、ライバルに大きな差を付けていましたが、今回はさらに改良を重ね、
EV走行も可能になるなど、その差をさらに広げました。

ライバルが今もって手を出せずにいる「マイルドハイブリッド」は、もはやスズキのお家芸と言えるでしょう。

新型だけに問題点は少ないのですが、しいて挙げるとするならば、新しく加わったデザイン違いの車種が「ハイブリッドFX」のみということでしょうか。

せめてスティングレーにも顔違いがあれば3つのデザインと言いきってもいいのですが、ひとつだけでは限定車のようで「これが3つ目か?」と突っ込みたくなります。

意外とコストをかけずに出来るそうなので、もう少しラインナップが増えてもいいのではと思います。

また、パーソナル感のあるサイドビューですが、「アルファード」と異なり面積は小さいのですから室内の開放感まで犠牲にしなくても良かったのではと思います。

そして「アルファード」似ということが多く言われていますが、良く見ると商用バンの「NV200バネット」にも見えて、さほど高級感は感じられません。

ワゴンRのモデルチェンジ情報

2017年2月1日にフルモデルチェンジを受けて6代目となった「ワゴンR」は、軽量化と高剛性を両立させた新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。

また、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを採用して、JC08モード燃費33.4km/lを記録。

全高1550mm以上の軽ワゴンタイプで、No.1の燃費性能となります。
マイルドハイブリッドは、ISGの高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化により幅広い速度域でモーターが介入することが可能になり、車速が約13km/h以下になり、アクセルもブレーキも踏まないときや、アイドリングストップ後の停車からの発進時に、最長10秒間のモーターによるクリープ走行を可能にし、発進から約100km/hまでの加速時にISGがモーターアシストを行ない、エンジンの負担を軽減することでも燃料の消費を抑えています。

また、従来の標準車とスティングレー という2つのバディタイプに加え、新たに標準車の「ハイブリッドFX」に専用デザインを与え、合計3つのバディタイプにしています。

さらに、安全装備においては、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを利用した「デュアルセンサーブレーキサポート」や「ハイビームアシスト機能」を搭載。

ダッシュボードに車速や「デュアルセンサーブレーキサポー」トの警告などを表示する軽初の「ヘッドアップディスプレイ」も設定されています。

注:ワゴンRの写真は許諾を得て掲載しております。

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