アルトワークスの値引きとリセールバリュー

新車のアルトワークス購入時の値引き交渉の進め方やアルトワークスの買取・下取り相場(リセールバリュー)について元ディーラーマンの視点から分析。またモータージャーナリストによるレビューやアルトワークスの評価を紹介します。
アルトワークス

アルトワークスの値引き交渉の進め方

大人気でもそうは出ないスポーツモデルを攻略

 「アルトターボRS」が追加設定されて以来、発売されることが既成事実として広まり、遂に12月に発売されただけに初期受注は順調となっているようです。

したがって、アルトシリーズの中でも特別扱いされているのは当然ですが、実際には「アルトターボRS」や「アルト」の上級グレードとは値引き条件は変わらないと見ていいでしょう。

 話題性はありますが、潜在ユーザーが購入し終わるのは意外と早いとみています。

軽自動車としては高額なスポーツモデルを購入するユーザーはごくわずかであり、販売目標台数は公表されていませんが「アルトターボRS」の500台/月からみて、同程度とすれば大幅値引きしてまで拡販する車種ではないということになります。

 しかし、販売店にとっては収益率の高い「アルト」であるのは変わらないはずです。

それでも、特別感を前面に出し、提示される値引き金額は低いことが予想されます。

そこで、競合車種として、「キャストスポーツ」や「コペン」なども検討中であることを伝えて「アルトワークス」が欲しくてたまらないという感情を抑え、足元を煮られないことが重要になるでしょう。

値引き目標 7~10万円

アルトワークスを買う前に一度は検討しておきたい競合車

アルトターボRS

経済性と実用性もあるスポーツモデル

 「アルトワークス」の登場を心待ちにしていた熱心なファンが実際に購入を考えたときに、最後まで悩むのがこの「アルトターボRS」の存在でしょう。

5MTは魅力だけども当然のように普段使いでは5AGSがベスト。

そうなると「アルトターボRSでもいいのではないか」と悩むのは当然でしょう。

 そして現実的には20万円以上の価格差も大きいでしょう。

「アルトワークス」を購入する150万円があれば、コンパクトカーが選び放題という現実もあります。

軽自動車のスポーツモデルとしては「アルトターボRS」の130万円という価格が限界であり、絶妙な価格設定ではないでしょうか。

ダイハツ キャストスポーツ

無理せずスポーツモデルの雰囲気だけに限定

 「アルトターボRS」の対抗モデルとされ2015年の10月に発売されたモデル。

エンジンは軽自動車横並びのインタークーラーターボですが、他の「キャスト」シリーズとは異なり強化されたサスペンションと「それなり」のエアロパーツも装備されています。

しかし、ベースがトールワゴンの「ムーブ」であるため、「アルトワークス」や「アルトターボRS」
のような走行性能は望めません。

あくまでスポーツタイプという雰囲気を楽しむモデルであり、快適性と居住スペースはトールワゴンならではです。

ただし、高価格設定のため「キャストスタイル」を含めての検討が必要となるでしょう。

ホンダ N-ONE モデューロX

ホンダの本気が感じられるスポーツバージョン

 「モデューロX」はホンダのアフターパーツ部門「ホンダアクセス」が手掛けたコンプリートモデル。

しかし、改造車扱いの「N-BOX モデューロX 」と異なり、他モデルと混流生産される正式モデルです。

「プレミアムツアラー・ローダウン」に比べても20万円高い189万8000円という価格だが、「アルトワークス」に引けを取らない内容で、エアロパーツ、足回り、インテリア、ホイールとフル装備。

エンジン性能は標準の「ツアラー」と変わらりませんが、出力、トルクともにライバルを上回っているのが特徴です。

ライバル車比較表

アルトワークス アルトターボRS キャストスポーツ N-ONEモデューロX
車両価格(円) 1,509,840
~1,639,440
1,293,840
~1,437,480
1,620,000
~1,744,200
1,898,000
JC08モード燃費(km/ℓ) 22.0~23.6 24.6~25.6 24.6~24.8 23.8
駆動方式 FF 4WD FF 4WD FF 4WD FF
エンジン型式
排気量
直列3気筒
インタークーラーターボ
658cc
直列3気筒
インタークーラーターボ
658cc
直列3気筒
インタークーラーターボ
658cc
直列3気筒
インタークーラーターボ
658cc
最高出力
kw(ps/rpm)
47(64)/6000 47(64)/6000 47(64)/6400 47(64)/6000
最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
100(10.2)/3000 98(10.0)/3000 92(9.4)/3200 104(10.6)/2600
車両重量(㎏) 670~740 670~720 850~900 870
トランスミッション 5MT 5AGS 5AGS CVT CVT

アルトワークスの下取り相場とリセールバリュー

まだまだ流動的ながらも期待は大

 2015年3月に発売された「アルトターボRS」の下取り相場を見てみると、かなりの高価格が付いています。

絶対数がまだ少なく希少価値があるということもありますが、手頃な価格で手に入れられるスポーツモデルということで、中古車市場では人気車種になりつつあります。

発売から一年未満ということで他車種との差はまだわかりませんが
似たようなモデルの多い軽自動車にとって、付加価値がありリセールバリューの高い車種であるのは間違いないでしょう。

 そして、さらに尖がった内容の「アルトワークス」は、その「アルトターボRS」以下とは考えにくいので、下取りもしくは買い取り金額に期待が持てます。

そして5MT車の評価はどうなのか気になるところです。

他車に無い設定だけに5AGS車より評価が高くなるのか、やはり試乗ではAT車が有利なのか今後が注目されます。

買取参考価格表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

車種・グレード 年式 駆動方式 新車価格 下取り参考相場
アルトL 2015 2WD 82.8 47.0
アルトターボRS 2015 2WD 119.8 95.0
アルトターボRS 2015 4WD 130.1 101.0
比較車種
ワゴンRスティングレーT 2015 2WD 149.5 113.0
ホンダN-ONEツアラー 2015 2WD 133.7 90.0
N-ONEモデューロX 2015 2WD 175.7 120.0

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報

他サイトによるアルトワークスのレビュー等の紹介

オートックワン、モータジャーナリストの国沢光宏氏による「アルトワークス」試乗レポートより。
http://autoc-one.jp/suzuki/alto/report-2542987/

「エンジントルクもさることながら、車両重量がホンダの「S660」より160kgも軽いため全くストレスなく発進し、1速なんかあっという間に吹け切るほど。

このくらいパワー感があると「スポーティカーに乗ってる!」という気分。

2速や3速でも十分なトルク感なのだから嬉しい。」

元ディーラーマンによる評価

MT車には自動ブレーキが設定されていない

 気になるのは最近では軽自動車にも装備されるのが当たり前となっている自動ブレーキです。

「アルト」シリーズで採用されている、時速30km以下で緊急自動ブレーキを作動できる赤外線レーザー方式の「レーダーブレーキサポート」が設定されているのですが、5AGS車のみに装着出来るということで、一番関心の高いであろうMT車には設定がないのです。

 スポーツタイプだからという理由で設定されないのはメーカーの姿勢としては疑問です。

MTに対応できなかったというのは理由にならず、対応させてからの発売でも良かったはずです。

早急に設定するべでしょう。

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アルトワークスの長所と問題点

ファンには待ち望んだスポーツ性能と待ち受ける高価格

 長所は何といってもベース車両の軽量ボディを活かした5MTの加速性能。

アイドリングストップやエコクールも省略したことで、本来のリニアな感覚が楽しめる。

そして、「アルトターボRS」よりもコストを掛けた足回り等の専用部品やセッティングも「アルトターボRS」で不満が残った部分を見事に解消している。

5MTの設定が長所と言えるかはユーザー個々の判断ですが、他社にない選択肢があるということでは長所と言えるでしょう。

 問題点としてはその価格設定。

「キャストスポーツ」も同じですが、全ててんこ盛りのおかげで約150万円から160万円超えという価格は、軽自動車でスポーツモデルを楽しむという原点から大きくずれており、軽自動車という枠を超えたイメージのダイハツの「コペン」クラスの値付けです。

見た目は「アルト」でしかないのにです。

 例えばアルミホイールやフォグランプ、そしてRECAROシートなど、後付け出来るパーツを非装備にするだけでも価格10万円近くリーズナブルになるかも知れません。

本来の「アルトワークス」ユーザーが年齢が若くて財政的余裕もないとすれば、このような標準仕様こそ必要ではないでしょうか。

アルトワークスのモデルチェンジ情報

 2015年12月に「アルト」シリーズに追加設定された「アルトワークス」。

「アルト ターボRS」に採用した補強を加えた高剛性の車体はそのままに、引き締まったセッティングの足回りと、高いホールド性を発揮する専用レカロ製フロントシートにより、クルマを操る楽しさ、走りを追求したスポーツモデルとなっている。

新たに専用開発したショートストロークの5速マニュアルトランスミッションと専用チューニングの5速オートギヤシフト(5AGS)を設定。

最大トルクを向上させたターボエンジンと組み合わせ、より力強い加速性能を実現させている。

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