スペーシアの値引き相場と競合車との比較

新車のスペーシア購入時の値引き交渉の進め方やスペーシアと競合するライバル車との比較、買取・下取り相場(リセールバリュー)について元ディーラーマンの視点から分析。またモータージャーナリストによるレビューやスペーシアの評価を紹介します。
スペーシア

スペーシアの値引き交渉の進め方

日産とマツダを利用して値引きを引き出す

 新車販売で苦戦中の「スペーシア」の攻略には、競合車種との相見積もりが必須条件。

数多い競合車種の中から、軽自動車販売にも積極的な日産の「デイズルークス」、そして逆に積極的ではない「スペーシア」のOEM車両であるマツダの「フレアワゴン」という両極端な車種を加えてみましょう。

販売方法は異なっても、どちらも値引きに関しては軽主力ディーラーとは異なるアプローチで競合車種としては最適です。

 軽自動車としては最も高額になるクラスなので、値引き額10万円というのは寂しい。

最低でも13万円、15万円超えを目指してもいいでしょう。

4WDターボ車など150万円を超えるグレードならさらに上積みを狙える。

値引き目標13~15万円

スペーシアを買う前に一度は検討しておきたい競合車

車名 スペーシア タント
車両価格(円) 1,274,400~ 1,220,400~
JC08モード燃費(㎞/L) 29.0~32.0 25.8~28.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 38(52)/6,500 38(52)/6,800
車名 N-BOX デイズルークス
車両価格 1,270,000~ 1,337,040~
JC08モード燃費(㎞/L) 23.6~25.6 24.6~26.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 43(58)/7,300 36(49)/6,500

ホンダ N-BOX

燃費は最も悪く、最も重いのに最も売れている不思議

N-BOX

 最新の(2015年9月度)販売実績でもこのクラスはもとより、軽自動車全体でも圧倒的トップなのが「N-BOX」。

燃費性能では他車に差を付けられているのに関わらず、この人気振りはまさに驚きです。

センタータンクレイアウトなどで独特のシートアレンジが可能であり、「スペーシア」に対して100㎏以上思いボディも、同クラスで最もパワーがあるエンジンにより走行性能の評価も高いものになっています。

ダイハツ タント

最強のオンリーワン、ミラクルオープンドア

タント

 今では大人気のハイトールワゴンを最初に軽自動車に持ち込んだ元祖。

軽自動車市場でのライバルであるスズキに対して、このクラスだけは常にリードしてきた。

燃費では最新の「スペーシア」にはかなわないものの、子育て主婦には絶大な人気を誇る理由は、「タント」だけの武器である独自の「ミラクルオープンドア」の存在が大きい。

一度体験すると、奥様もお子さんも「家もこれが欲しい」となり、燃費も走行性能も吹き飛んでしまう。

日産 デイズルークス/三菱 ekスペース

ライバルの良い所どり

デイズルークス

 最後発での参入であるので、ライバルの良い所どり。

そこに登録車で培われた高級感を持ち込んで個性を主張する。

他車の「カスタム」に該当する「ハイウェイスター」はミニバンそのままのルックスで人気も上々。

日産の販売力もあって実績は急上昇中です。

スペーシア下取り相場とリセールバリュー

評価の高いクラスに変わりはなく、Sエネチャージにも期待 

 大人気の軽ハイトールワゴンの下取り相場は非常に良いのですが、車種によって大きな差が生じているようです。

まず、販売実績でトップを独走するホンダの「N-BOX」と、同クラスの老舗ダイハツの「タント」は同じような数字で高い相場を形成。

「スペーシア」はというと、弱冠それらを下回った評価のようです。

しかし、旧モデルに相当する「パレット」になるとほぼ同額となり、現行モデルの不人気が影響しているようです。

4WDの評価はさほど突出しておらず、ターボ車も同様。

リセールバリューでは、最も燃費の良い2WDのNAエンジン車が理想的と言えるでしょう。

 2015年5月に登場したSエネチャージ搭載車の評価も気になります。

新車での販売は割高な価格設定により盛り上がりに欠けますが、中古車でならその差も縮まるため人気が出る可能性を秘めています。

購入された方も、他車との価格差分は高い下取り価格が高ければ損はないでしょう。

買取参考価格表

スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。

車種・グレード 年式 駆動方式 新車価格 下取り参考相場
スペーシアG 2015 2WD 118.0 74.0
2013 2WD 117.0 65.0
パレットG 2010 2WD 108.0 44.0
2008 2WD 106.0 32.0
スペーシアG 2015 4WD 129.2 83.0
2013 4WD 128.2 73.0
パレットG 2010 4WD 119.3 56.0
2008 4WD 117.3 42.0
スペーシアT 2015 2WD 138.0 80.0
2013 2WD 135.0 72.0
パレットT 2010 2WD 132.0 55.0
2008 2WD 140.0 40.0
比較対象車種
ダイハツタントL 2015 2WD 113.0 91.0
2013 2WD 111.4 64.0
2010 2WD 103.0 39.0
2008 2WD 103.0 32.0
ホンダN-BOX G 2015 4WD 129.6 97.0
2013 4WD 131.4 91.0
日産デイズルークスS 2015 4WD 118.1 78.0

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報

他サイトによるスペーシアのレビューと評価

レスポンス、モータージャーナリスト島崎七生人氏による試乗レポート
http://response.jp/article/2015/07/02/254783.html
<以下要約>
「アイドリングストップ後の、スッと静かな再始動が魅力のパワートレーン。

実燃費は未確認ながらも動力性能は相変わらず十分。

また、走行中の音、振動が従来より明らかに小さくなり、いっそう快適に感じられるようになった。」

元ディーラーマンによる評価

脅威の燃費はターボ車も4WD車にも

 Sエネチャージによる低燃費32.0㎞/Lはもちろん特筆すべきことであるが、それよりも評価したいのは4WDやターボ車を含めた全車に標準化させたことだ。

それによりNA車の4WDが29.0㎞/L、ターボ車の2WDが26.8㎞/LなどライバルのNA2WD車並みとなり、パワーと燃費を両立させている。

確かにその分車両価格はライバルより高めになったが、けっして損は無いはずです。

ちなみにホンダの「N-BOX」の最高燃費は25.6㎞/Lでしかなく、「スペーシア」のターボ車しかも4WDと同じ数値でしかないのです。

スペーシア

スペーシアの長所と問題点

 上記の評価でも触れましたが、「スペーシア」の長所は32.0㎞/Lの低燃費、そしてクラストップとなる全高などによる居住空間です。

その低燃費性能をもってしても軽ハイトールワゴンクラスでは下位に低迷中なのが問題点。

販売台数はクラストップの「N-BOX」より1万台以上少なく、「タント」「デイズルークス」の約半数にすぎない。

Sエネチャージの導入が5月でしたから低燃費性能が販売成績に直結するならば、すでに結果に現れていてもいいはずです。

反面、燃費では最下位の「N-BOX」がダントツの首位という状況です。

 同じシステムを導入した「ワゴンR」が販売台数を伸ばしているのに不思議ではあります。

しかし、「ワゴンR」がSエネチャージを装備するのは最上級モデルのみという違いがあります。

全車標準装備という非常に評価される内容ですが、ユーザーがこのクラスに求める内容とは、ずれてしまっているとも言えます。

スペーシアのモデルチェンジ情報

エネチャージからSエネチャージへ

 2015年5月にこれまでNAエンジン車に搭載されていた「エネチャージ」を進化させたシステム「Sエネチャージ」に変更、NAエンジン車全てに搭載され、2WD車でJC08モード燃費率32.0㎞/Lという低燃費を達成させた。

遅れて8月にはターボエンジン車にも採用された。

ターボ専用の「Sエネチャージ」は、モーターアシストの速度域の上限をNA車の約85km/hから約100km/Lに向上することでモーターアシストの頻度を向上させたことで燃費を向上させている。

 また、先進安全装備においては、JNCAP予防安全性能アセスメントにおいて軽自動車内で最高得点となる46点満点中45.8点を獲得し、スズキ車で初となる最高ランクの評価「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得。

特に、車線逸脱警報装置(LDWS)と後方視界情報提供装置(バックビューモニタ)の2項目では満点評価となっている。

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