「ムーブ」4年ぶりのフルモデルチェンジ

ダイハツは12月12日、軽自動車「ムーブ」及び「ムーブカスタム」をふるモデルチェンジし、同日から全国一斉発売することを発表した。また、OEM供給する富士重工の「スバルステラ」「スバルステラカスタム」も同時発売される。

ダイハツニュースリリース
http://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/1212-1/20141212-1.pdf

スバルニュースリリース
http://www.fhi.co.jp/news/14_10_12/14_12_12_110538.html

Daihatsu_MOVE_CUSTOM_X-Hyper_SA-_(LA150S)_front
By Tokumeigakarinoaoshima (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons

主力のフルモデルチェンジで国内販売の回復を狙う

 新型「ムーブ」は、新開発した骨格構造を採用、軽量化されたボディながら、耐久性は維持した。JC08モード燃費率は31.0㎞/L。軽自動車で初となる、後方の障害物を検知し、バックへの急発進を抑制する機能をオプションで用意する。新型ムーヴの価格は1,134,000~1,792,800円で、月12,000台の販売を目指す。ダイハツは一部改良を含め今年2014年に、過去最多の6車種の新型車を投入。最後に新型の主力車で消費税増税で苦戦する国内販売の回復を狙う。

スポンサーリンク

新型「ムーブ」のデザイン

 「ムーブ」と「ムーブカスタム」の構成は変わらず。エクステリアでは、厚みを増したグリルと、バックドアは樹脂化によるデザインの自由度を活かしてベルトラインスポイラーをイメージするデザインとなっている。また、「ムーヴカスタム」に新設された「ハイパー」系は、よりベース車との差別化を鮮明にし、内外装に各種加飾を施した内容になっている。

見た目はともかくバックドアは残念

 「ムーブ」に関しては、あまりイメージはかわらず、しいて言えば日産「デイズ」似。似ていると言えば「ムーブカスタム」は一見ホンダ「N‐WGN」かと思うフロントの造形になった。目新しいところでは、四隅のホイールアーチがオーバーフェンダー風になり、平面になりがちな側面に立体感をもたらしている。

  樹脂化されたバックドアは、「ムーブ」が初代から頑なに守り続けてきた「横開き式」をついに「跳ね上げ式」に変更したのは、利便性はともかく全ての軽自動車と同じ方式になったことで、選択肢のひとつが失われ残念である。

新型「ムーブ」の燃費などのスペックは

 軽量化しつつ、「軽量高剛性ボディ構造「D monocoque(ディー・モノコック)」という ボディ骨格構造や、「D suspension(ディー・サスペンション)」 足回りの改良など基本性能の向上を重点に置いている。そして、ワンタッチ操作でエンジンやCVTの制御を変更できる軽自動車初のパワーモード切替ステアリングスイッチ「D assist(ディー・アシスト)」を装備したのも注目する点だ。

燃費では互角に

 燃費は31.0㎞/L、ターボが27.4㎞/L、(4WDはそれぞれ27.6㎞/L、25.6㎞/L)。燃費は「S‐エネチャージ」を装備する「ワゴンR FZ」の32.4㎞/L(4WD30.2㎞/L)には届かないものの、通常エンジンの「FX」の30.0㎞/Lは超えている。

 また、「ワゴンR」のアイドリングストップ機構は「FX」以上に装備されるため、エントリーモデルの「FA」は26.0㎞/L(4WDは25.2㎞/L)となってしまうので、車両価格の低いグレ-ドでは、燃費に格差のない「ムーブ」が有利になりそうだ。さらに、軽量化されたといっても、まだ「ワゴンR」より40Kgほど重く、「S‐エネチャージ」などの飛び道具を持たない「ムーブ」には、まだ伸びしろがありそうだ。
 

新型「ムーブ」の安全性能は

 安全性能においては、「スマアシ」は後方にソナーセンサーを追加し、10km/h以下で走行時に後方約2~3m先に壁などの障害物を検知した場合、Rレンジでアクセルペダルを強く踏んだ場合に約8秒間エンジン出力を抑えることで急発進を防止する軽自動車初の「後方誤発進抑制制御機能」を新搭載した。

ようやく標準装備されたVSC&TRC

 先代では「スマアシ」の一つだったVSC&TRCは「スマアシ」から切り離し、全車標準装備となったのは朗報。最低限の安全性能は追加料金無しで装備させることは、軽自動車であっても必須だホンダ「N‐WGN」にはすでに標準装備されているので、ようやく追いついたというところだ。願わくば「スマアシ」も標準装備してもらいたい。

ムーヴ値引き交渉と下取り相場 2015-01-19

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事のタイトルとURLをコピーする