新型プリウスと前モデルを徹底比較

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2015年12月に発売された新型「プリウス」は、かなり高騰した販売価格でありながらも40.8㎞/Lという低燃費性能で、発売直後から販売台数が月間2万台を越えて、2位以下を大きく引き離すトップの位置に君臨しています。

前モデルも2011年の発売直後には、似たような爆発的ヒットを記録しましたが、その時には”プリウス・キラー”とも言われた強力なライバル「ホンダ・インサイト」が存在し、誰もが真剣に比較しました。

しかし、今回はそのライバルが見当たらないのです。

そこで、新型「プリウス」と前モデルの「プリウス」と比較してみようと思います。

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エクステリア&ボディサイズ比較

スタイリング

4代目となる新型は、前々モデルから採用されているトライアングルシルエットは継承しつつ、全高を下げリアのオーバーハングを伸ばしてより空気抵抗に配慮したボディシルエットを採用しています。

そのため、丸みを帯びてボテッとした印象の前モデルに比べてスマートでややとがったものに変わっています。

最初に目にするフロントフェイスは、ファミリーカーらしいファミーフェイスだった前モデルから一転、燃料電池車の「MIRAI」を思わせる前衛的なデザインになりました。

インパクトと自己主張の強いこのデザインには賛否両論ありましたが、販売台数を見ると多くの方の賛同を得たと言っていいのではないでしょうか。

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ボディサイズ

新型では車高が下がり、運転席のヒップポイントも下がりましたがボンネットも低く抑えられたために視界が悪化することはないようです。

全長はわずかながら伸びていますがホイールベースは変わらず、最少回転半径はかえって小さくなっており、5ナンバーサイズをキープしたこともあり、取り回しでの差は変わらないでしょう。

ボディカラー

新型「プリウス」のデビューにおいて衝撃的だったのは、そのエクステリアもさることながら、イメージカラーとなった蛍光色のようなグリーン「サーモテクトライムグリーン」でした。

前モデルがほぼホワイト系しか見受けられなかったのに対し、新型はポップなボディカラーが好まれている、というよりホワイトが似合わないと言った方が良いのかも知れません。

「サーモテクトライムグリーン」は世界初の技術により遮熱機能を持たせた、車体表面温度が上がりにくい新色です。

もうひとつのイメージカラーとなる「エモーショナルレッド」は、にごりのない鮮やかな赤を実現するため、トヨタ初となる技術を用いて開発された特別な色。

また、プレミアム感のある「スティールブロンドメタリック」も、プリウスのために新たにつくられた新色です。

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インテリア&室内スペース比較

インテリア

新型の前衛的な造詣のエクステリアからくるイメージのまま、インテリアに目を向けると拍子抜けするかもしれない。

最初に目に入るダッシュボードはどちらが新型かわからないぐらいの差でしかなく、先進的な運転席を予想していたのに、むしろ先祖返りしたような古さを感じるデザインと、白い(白っぽく見える?)プラスチックがそこかしこに見えるため、非常に安っぽく見えて残念。

コストダウンの弊害だろうけど、新型の少ない欠点の一つにはも違いない。

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室内スペース

室内スペースは見た目以上に広々としていて、背の低さは感じられないものの、後席では開放感は得られそうもない。

もっとも前モデルもけっして室内の広い車ではなかったが、後席の開放感では上だったかもしれない。

ラゲッジルームの浅さは以前から指摘されていた「プリウス」ですが、バッテリーの小型化とラゲッジスペースの形状により、新型ではかなり改善されています。

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燃費&走行性能比較

燃費

40.8㎞/Lの燃費性能は燃費訴求グレードの「E」のみの数値。

しかし、他グレードでは最高で37.2㎞/Lにとどまるものの、燃費性能の向上は大きく、新しく加わった4WDでも34.0㎞/Lという低燃費で、前モデルの最高でも32.6㎞/Lに比べると、その差は非常に大きい。

走行性能比較

プリウスは燃費が良いが、走りは我慢するという状況を打破するために、軽量で高剛性の新プラットフォーム「TNGA」を導入することで 走りや乗り心地の悪さの改善にも力を入れている。

ハイブリッドの基本メカニズムは変わっていないし動力性能に至っては新型車のほうがわずかに低くなっているくらいなのだが、走りのフィーリンングは新型が格段に良くなっている。

低燃費重視のためやむを得ないが、エンジンとモーター、どちらかでもパワーアップして欲しかったというユーザーも多いでしょう。

併せて、歴代初となるE-Four(電気式4輪駆動方式)を採用した4WD車が新設定したのも大きく、「プリウス」を買い控えていた降雪地域など新たなユーザーを掘り起こすことに貢献しています。

安全性能比較

前モデルでは車両などだけを対象にしただけの単純なプリクラッシュセーフティシステムで装着率が低かったが、新型では 緊急自動ブレーキを含めた最新の安全装備の「トヨタ・セフティセンス-P」を設定。

これは上級車種が装備するシステムで、最近マイナーチェンジを終えた「エスティマ」や「プレミオ」などは機能をはぶいた「トヨタ・セフティセンス-C」になっています。

「トヨタ・セフティセンス-P」では歩行者も見分けてブレーキをかけられるほか、全車速追従型のインテリジェント・クルーズコントロールやレーンキープアシスト、ハイビームコントロールなど、先進安全装備では新型が圧倒します。

前モデルから新型に買い替えるべきか?

同クラスのガソリン車と比較すると燃費性能は圧倒的優れますが、車両価格が高く価格差を燃費で相殺するまでには相当な走行距離を要すると言われていました。

しかし「プリウス」と同レベルの車両安全装置、VSDやカーテンエアバッグなどの装備を追加すると、プリウスはけっして割高とはいえないのです。

しかし「アクア」などコンパクトクラスとの車両価格差を回収するのは不可能なのも事実です。

トータルの経済性を考えたら「プリウス」は選べません。

あくまで、1.8Lから2.0Lクラスの上級車を選ぶなら、という前提が必要です。

また、前モデルの燃費は今でも非常に優れている車種であり、前モデルのオーナーは新型に飛びつくのは待った方が良いでしょう。

下取り価格の高い「プリウス」ですから、初期の2009~2011年式のオーナーならメリットがありそうですが、2011年式のマイナーチェンジ以降の車なら最初の改良を待つか、「PHV」を狙った方がいいのではないでしょうか。

「PHV」は前モデルでは割高な割に性能も中途半端でしたが、新型「プリウス」では本命と目されており、デザインもより「MIRAI」っぽく、新型のデザインに納得がいかない人も、これならと思うはず。

どうせ「プリウス」に乗り変えるなら「PHV」狙ってみたいと思う「プリウス」オーナーも多いはずです。

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スペック比較表

プリウス 現行モデル 旧モデル
車両価格(円) 2,429,018~ 232,000~
JC08モード燃費(㎞/L) 34.0~40.8 30.4~32.6
全長
/全幅
/全高(㎜)
4,540
/1,760
/1,470~1,475
4,480
/1,745
/1,490
室内長
/室内幅
/室内高(㎜)
2,110
/1,490
/1,195
1,905
/1,470
/1,225
ホイールベース(㎜) 2,700 2700
最少回転半径(m) 5.1~5.4 5.2~5.5
車両重量(㎏) 1,310~1,380 1,310~1,400
エンジン形式
・排気量(CC)
直列4気筒・1,797 直列4気筒・1,797
ハイブリッドシステム THSⅢ THSⅡ
動力用主電池 ニッケル水素電池 
リチウムイオン電池
ニッケル水素電池
最高出力
kW(PS)/r.p.m
72(98)/5200 73(99)/5200
最大トルク
N・m(kgf・m)/r.p.m
142(14.5)/3,600 142(14.5)/4000
モーター出力 F 53(72) R 5.3(7.2) 60(82)     
モータートルク F 163(16.6) R 55(5.6) 207(21.1)     
駆動方式 2WD 4WD 2WD
燃料タンク容量(L) 43.0 45.0

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