輸入スポーツセダン徹底比較(BMW320i・ベンツC180・アウディA4・ボルボS60)

 初代がデビューしてから6代目となるBMW「3シリーズ」。

BMWのネームバリューは絶大で、国産各メーカーが束になってもかなわないほどのブランド力です。

その中心となるのが、人気の4ドアセダンの中でも一番お求めやすい価格で、国内での使い勝手にも耐えられるギリギリのサイズである「3シリーズ」です。

歴代の3シリーズはBMWの中で最も人気があり販売台数の多いモデルで、スポーツセダンの代名詞と言えばBMWの3シリーズと言い切っても間違いないでしょう。

 そこで、膨大な数のバリエーションのある「3シリーズ」の中でも手の届く価格の「320i」を中心に、セダン不況といわれる中でも、変わらぬ人気の輸入スポーツセダンを比較してみました。

各車種の中でも購入時にライバルになりうる「BMW320i」の価格に合わせたモデルを選んでいます。

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BMW 320i

BMW=スポーツセダンのブランド力は強力

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画像:favcars.com

 2014年から設定された「320i SE」「320iツーリング SE」は、ベースの「320iセダン」の装備を簡略化し、価格をベースモデルより56万円安く設定されています。

エンジンは、2.0リッター直4 ツインパワーターボを搭載。

トランスミッションは、8速ATが組み合わされる。

装備を簡略化したといっても、ドライビングパフォーマンスコントロールのほか、8.8インチワイドコントロールディスプレイ付HDDナビゲーションシステムなどを搭載。

また、「BMWコネクテッドドライブスタンダード」も標準で装備しています。

 現在のラインナップにはエンジンだけでもディーゼルやハイブリッドがあり、ボディータイプにはワゴン、クーペそして
4WDと多くのタイプがありますが、BMWと言えばやはりガソリンエンジンを搭載したFRのセダンが真髄です。

「3シリーズ」と言っても「M」など性能も価格も上を見るとキリがありません。

その意味でも「320i SE」は現実的な選択と言えるでしょう。

 この「320i SE」などは国産車で言えば「スカイラインハイブリッド」や「クラウン」の上級車種程度などがあり、手軽とは言えないまでもスポーツセダンであるBMWを現実的に購入出来るラインではないでしょうか。

もちろんこの価格帯の国産車は装備やスペックでは上回る車種があります。

しかし、BMWの魅力とプレミアム感を上回れるかどうか。

メルセデス・ベンツ C180

高級車ではなく大人のスポーツセダンとしてのメルセデス

 2014年にフルモデルチェンジされた「C180」は「BMW320」の強力なライバル。

ボディサイズもほとんど同じで、価格も全く同じ(BMW側がSEを新設定させて対抗した形ですが)427万円からとガチンコの競合車。

スポーツセダンというイメージではないが、最近のメルセデスはアジリティ(俊敏性) を重要視しており、走行性能もあなどれない。

 そして、内外装のデザインとクォリティ感が上級クラス並みと言われるCクラスセダンが、「BMW320」同じ価格で購入できるのであれば検討するのは当然の流れ。

しかし、「C180」は受注生産扱いなので、ディーラーも本気で売るモデルではなさそうだ。

とすると一つ上のグレードである「C180AVANTGARDE」が実質的な選択になる。

 「AVANTGARDE」は「C180」より約50万円高いが、アジリティ コントロール サスペンションが装備されているなど足回りが強化されているのだ。

アウディA4 2.0TSFI

BMWでもなくベンツでもないFFスポーツセダン

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画像:favcars.com

 2015年にフルモデルチェンジされたばかりの「アウディA4」の評判がすこぶる良い。

価格的には「BMW320」や「メルセデスC180」より高めだが、このクラスを狙うそうなら許容範囲だろう。

軽量車体に低燃費の新開発TSFI1.4Lの4気筒エンジンに、ツインクラッチ採用の7段「Sトロニック」が組み合わされる。

 「プレミアムミッドサイズセダン」 を標ぼうするため、車体サイズも排気量も一回り大きいが燃費が一番良い。

この排気量のガソリンセダンで18.4㎞/Lと言う燃費は国産車も顔負け。

FFでもあるため上記2車とはテイストがかなり異なり、スポーツセダンという枠組みには入らないとも思えますが、新開発の5リンクサスペンション の採用により、従来型よりフットワークが軽くなり、ハンドリングも向上して、走らせる楽しさは目に見えて大きくなっているのです。

そして、BMW、メルセデスと見てくれば、アウディも見ないわけにはいかないでしょう。

 より安価な「A3」も候補だが、ファミリーセダンのイメージが強く「BMW」3シリーズのライバルとはなりえないでしょう。

ボルボ S60

ドイツ車以外にもスポーツセダンはある

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画像:favcars.com

 ドイツ車が中心になりがちですが、ボルボのミッドサイズセダン「S60」は、低いボディでスリムなクーペ風のルーフラインの「ダブルウェーブ」と呼ばれる流麗なフォルムが特徴、ドイツ車とはチョット違う雰囲気が好評です。

2.0L 4気筒直噴ターボエンジンと6速ATを組み合わせ、JC08モード燃費は16.5km/Lを実現している。

 もちろんボルボの安全性能は「S60」にも装備される。

ミリ波レーダー・デジタルカメラ・赤外線レーザーセンサーによる、歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システムや全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)など、10種類の安全装備・運転支援機能を「IntelliSafe(インテリセーフ)」として標準装備される。

他にも優れた点があっても、この標準装備された安全装備がボルボたる所以だ。

 

国産車と同じ価格ならどうです?

 BMW3シリーズに代表されるスポーツセダンは、現在の国産車にはないジャンルです。

セダン不況と言われる中、国産各社が目指したのは、販売台数が少なくても利益の出せる高級車路線。

ある程度のユーザーは確保できても、そのシェアはごくわずか。

輸入車も少ない台数で利益を求めるのは同じですが、高級セダン以外にスポーツセダンという武器があります。

燃費優先のコンパクトカーや広さを求めるミニバンではなく、走りに特化したスポーツクーペでもない選択肢。

スポーツセダンにはセダンが生き残るために必要な魅力があるようです。

ただし、各車ともエンジンや装備の違いにより、価格の差が大きく異なるので慎重にグレード選びをする必要があります。

 値引き交渉の難しいとされる輸入車も、決算期は割安に購入をすることが可能になります。

「BMW320」を狙いたい方は、「メルセデスCクラス」を競合車種として見積もりを取ることで。

付属品を含めると意外に大きい値引きが得られるでしょう。

 高価と言われて敬遠されがちな輸入スポーツセダンですが、現実には「アコードハイブリッド」や「クラウン」の上級車種、あるいは日産の「スカイラインハイブリッド」や「フーガハイブリッド」など400万円以上する国産車を購入する方も少なからずいます。

これらの中にはスポーツセダンが欲しいと思っている方もいるのではないでしょうか。

 国産車にこだわらず、輸入車に目を向けると、購入可能なスポーツセダンが多数あることに気づくでしょう。

スペック比較表

BMW320i メルセデスC180 アウディA4 ボルボS60
車両価格(円) 4,270,000~ 4,270,000~ 5,180,000~ 4,340,000~
JC08燃費(km/ℓ) 15.4~ 17.3~ 18.4~ 16.5
全長/全幅/全高(㎜) 4,645/1,800/1,440 4,690/1,810/1,445 4,735/1,840/1,430 4,635/1,845/1,480
ホイールベース(㎜) 2810~ 2,840~ 2,775
エンジン種類
・排気量(cc)
直列4気筒
・1998ツインターボ
直列4気筒
・1595ターボ
直列4気筒
・1984ターボ
直列4気筒
・1968ターボ
最高出力
kw(ps/rpm)
135(184)/5,000 115(156)/5,300 140(190)/4,200~6,000 112(152)/5,000
最大トルク
Nm (kgm)/rpm
270(27.5)/1,350-4,600 250(25.5)/1,200~4,000 320(32.6)/1,450~4,200 250(25.5)/1,700~4,000
車両重量(㎏) 1,580~ 1,490~ 1,540~ 1,580~
ミッション 8AT 7AT 7速Sトロニック 6AT

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