VWゴルフとライバル車を徹底比較(ボルボV40・ルノールーテシアGT・BMW 118i)

 国産車には欲しいクルマが見当たらない、と考える方も多いでしょう。

しかし、燃費や機能性、何よりも価格の安さで、国産車を選ぶのは当然の流れ。

いつしか国産車に不満を持ちつつも輸入車は購入の際の候補から除外されてしまいます。

 しかし、手頃な価格で購入出来るならどうだろうか。

プレミアム感とかブランドではなく、世界でも認められたクルマがごく当たり前に選べたら、国産車にはない、国際基準の走行性能を味わえるのならば、もっと生活が豊かになるのではないでしょうか。

 そこで、輸入車の中でも最も身近な存在であるフォルクスワーゲンの「ゴルフ」を中心に、同クラスの輸入車を比較しながらその魅力を調べてみましょう。

比較表では、各車最も安いグレードというわけではなく、「ゴルフ」に合わせたグレード比較をしています。

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VWゴルフ

ヴェゼルハイブリッド並みの価格

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画像:favcars.com

 気になる価格は1.2リッターのエントリーモデル「ゴルフTSIトレンドライン」が266万円。

この価格は国産車でいうと、ホンダの「ヴェゼルハイブリッド」の上位車種程度で、トヨタの「プリウス」なら売れ筋グレード以下の価格設定です。

燃費絶対主義者でなければ、候補に入れない方がおかしいぐらいだ。

 1.4Lモデルの「ハイライン」はパワフルな走りを体験できるが、価格差は80万円近くあり、同じ車種としては語りづらい。

さらにホットな「GTi」とともに別車種として考えた方が良いでしょう。

装備に不満があるなら同じエンジンを積む「コンフォートライン」で十分ではないでしょうか。

 優れた走行安定性や快適なシートの座り心地などドイツ車特有のメリットをしっかりと押さえながら、自動ブレーキを備えた衝突回避の支援機能を充実させているのもポイントは高い。

 搭載する1.2リッターと1.4リッターのターボは、余裕のある動力性能と優れた燃費を両立させている。

カタログ数値自体は1.8リッターのノーマルエンジン並みで大人しいが、実用的には十分な性能だ7速タイプのDSGはエンジン性能を有効に活用し、馴染みやすい運転感覚になっている。

 「ゴルフ」に関しては2015年に明るみになったディーゼル車の不正問題で、著しくイメージを損なっているが、その車造りの根幹にはゆるぎないものがある。

幸いにして国内にはガソリン車しか導入されていないので、混乱は少ないのだが、主流である(あった?)ディーゼル車が早期に輸入されることを期待したい。

ボルボV40

万全の安全装備で「ゴルフ」の強敵に

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画像:favcars.com

 「ボルボV40」の価格の話をする前に、まず安全装備の事を話さなくてはならない。

そのくらい「ボルボ=安全」の図式は定着している。

「V40」の安全装備は、全車に標準装着としている。

 低速域は赤外線レーザー、高速域はミリ波レーダーと使い分け、さらにカメラを用いることで、歩行者や自転車に乗った人も見分ける。

また、車線を逸脱しそうになると自動的に穏やかなステアリング修正を行う機能も標準装備だ。

さらに、後方に向けたミリ波レーダーも左右にそれぞれ装着して、並走車両や二輪車も検知可能。

このように、全方位に安全バリアを張り巡らせ、国産車以上に入念に対応している。

さらに歩行者対応のエアバッグを付けられることもボルボならではのメリットだ。

 「V40」の1.6リッターターボエンジンの最高出力は「ゴルフTSIハイライン」よりパワフルでありながらも実用性重視の設定になっており、スポーツタイプの「V40Rデザイン」との差別化をはっきりさせている。

 「V40」の価格は324万円からで、「ゴルフ」と比べると随分高く思える。

しかし、安全装備がフルに備わるので、実質的な価格差はかなり少なくなると言える。

「プリウス」の最上級グレード程度だ。

ルノールーテシアGT

200万円前半から買えるフレンチムード満点の輸入車

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画像:favcars.com

 「ルーテシア」の最低価格は208万円。

「ゴルフ」と同程度の動力性能でこの価格は、輸入車の壁を大きく下げてくれる。

国産1.5Lハイブリッド車なら価格においても十分競合可能なレベル。

車そのものの細かなスペックはさておき、エクステリアとインテリアの雰囲気を見れば、ドイツ車との根本的な違いが感じられるはず。

これは好みによって大きく分かれるが、少なくとも、国産車に魅力を感じられないユーザーの半数は「好き!」と思うに違いない。

 安いだけではなく走行性能も忘れてはならない。

1.2Lガソリンターボエンジン車には、2つのクラッチで滑らかな変速を瞬時に行う「6速エフィシエント デュアル クラッチ」を採用、優れた加速と低燃費を実現している。

フランスの石畳が育てた足まわりは国産車にはないしなやかさを持っている。

 フランス車には他に「プジョー208」などもあり、ドイツ車に人気が集中する中、フランス車は掘り出し物かも知れません。

BMW 118i

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 小さくなってもFRにこだわるBMWのファンは多い。

自動車好きにとって最高のブランドであるBMWには、国産車がどんなにテクノロジーを駆使してもかなわないプレミアム感と憧れがある。

そのBMWが200万円台で購入できるのです。

1.5リッター直列3気筒エンジンは、優れた燃費性能を実現するBMWツインパワー・ターボ・エンジン。

さすがに他のシリーズのようにパワフルと言えないながらも、8ATとの組み合わせでこのクラスでは十分な動力性能はキープしている。

それでものたりないなら、4気筒1.6リッターの「120i」か、326馬力の6気筒3.0リッターの「135i」もラインナップしており、正直きりがない。

 ボディサイズ的には比較車種の中では、全高は最も低くホイールベースは最も長い。

ハッッチバックのコンパクトカーであってもスポーツイメージは健在だ。

最安値のBMWと最高価格の「トヨタ86」、あなたならどっちを選ぶ?

 輸入車もこのBセグメントと言われるクラスなら、意外に手頃な価格で手に入れることが出来ます。

これだけ多彩で魅力的、しかもブランド力もあるのですから、もっと売れていてもいいと思うのですが実際には「ゴルフ」以外の車種の販売台数はごくわずかです。

国産ハイブリッドか輸入ダウンサイジングターボか

 問題があることも事実です。

これらのクルマは全て無鉛プレミアムガソリンを使用します。

無鉛レギュラーガソリンが当たり前の国産車になれたユーザーにとっては、実際の燃料費以上に抵抗感があるはずです。

こんなところも販売台数が伸びない原因かもしれません。

しかし、ガソリン代が低くなった現在なら問題が少ないと思われる方も多いのではないでしょうか?

 燃費性能という点についても国産車、特に価格帯が重なるハイブリッド車と比較されると大きな差があります。

しかし、総合的な走行性能や車本来の楽しさと言った点を重視するならいたし方ないところ、どちらも料率させるのは不可能。

だから国産各車は燃費に重点を置くハイブリッドを、走行性能を重視する欧州車はダウンサイジングターボを選択したのです。

 残念なのが欧州でダウンサイジングターボと並んで主流である小排気量ディーゼル車が選べないこと。

逆風が吹く状態のディーゼルエンジンの国内への導入は難しいものがありますが、燃費と走行性能の両立が最も望めるエンジンだけに期待したいところではあります。

スペック比較表

VWゴルフTSI
Torenndline
ルノー
ルーテシアGT
ボルボV40 BMW118i
車両価格(円) 2,490,000~ 2,590,000 3,240,000~ 2,980,000
JC08燃費(km/ℓ) 21.0 16.0~16.5 18.1
車両重量(㎏) 1,240 1,130~1,210 1,480~1,490
エンジン種類
・排気量(cc)
直列4気筒・1,197
インタークーラーターボ
直列4気筒・1,197
インタークーラーターボ
直列4気筒・1,497
インタークーラーターボ
直列3気筒・1,498
最高出力
kw(ps/rpm)
77(105)/4500~5500 88(120)/4900 112(152)/5000 100(136)/4400
最大トルク
Nm (kgm)/rpm
175(17.8)/1400~4000 190(19.4)/2000 250(25.5)/1700~4000 200(22.4)/1250~4300
ミッション 7速DSG 6速エフィシエント
デュアルクラッチ
6AT 8AT
全長/全幅/全高(㎜) 4,265/1,800/1,460 4,095/1,750/1,445 4,370/1,800/1,440 4,340/1,765/1,440
  FF FF FF FR
ホイールベース(㎜) 2,635 2,600 2,645 2,690

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