ステーションワゴン徹底比較(アベンシス・アテンザワゴン・レヴォーグ・カローラフィールダー)

 10月6日にマイナーチェンジを受けたトヨタのステーションワゴン「アベンシス」。

英国生産による輸入車という特殊な側面はあるものの、その評価が高い同車は他の国産同クラスのステーションワゴンと比較するとどのような特徴があるのでしょうか。

代表的な車種である「マツダ アテンザワゴン」「スバル レヴォーグ」そして同じトヨタのラインナップから、「カローラフィルダー」との比較から検証してみました.

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トヨタ アベンシス

安全性能を付与して魅力アップ

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画像:http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9736873/

アベンシス値引き相場と交渉の進め方 | 車価格.net

 マイナーチェンジが行われた「アベンシス」は、ヘッドランプをBi-Beam LEDヘッドランプに変更し、ロアグリルを大きく力強いデザインとすることでダイナミックなフロントマスクとなっている。

また、CVTを改良するなどして燃費も14.6㎞/L に向上。

そして、「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備した。

基本構造は2009年から6年が経過したモデルです。

そのため新鮮味がないオーソドックスなステーションワゴンで、パワーユニットもパワフルとは言えず、特筆すべきものはない。

インテリアも必要なものはあるが、質素で日本人好み の「おもてなし感」は感じられない。

しかし、ラゲッジスペースも後席を使用した状態なら「アテンザ以上で、ステーションワゴンとしての基本は十分すぎるほどある。

走りも、高速での走行になると安定感のある欧州基準そのもの。

こんなところが一部のマニアには評価の高い車となっている。

マツダ アテンザワゴン2.0

マツダのフラッグシップに相応しい高級ワゴン

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アテンザワゴン値引き相場と交渉の進め方 | 車価格.net

 ディーゼルエンジンが話題の同車ですが、「アベンシス」との比較では価格的にもガソリン2.0Lが候補になります。

サイズも動力性能も「アベンシス」とほぼ同等で、燃費に関しては17.4㎞/Lと「アベンシス」に勝っている。

トノカバーと連動するリヤゲート(カラクリトノカバー)を採用するラゲッジスペースは、今回の比較車種の中では最大級だが、スタイル優先のボディ形状のために車高が低く、後部座席使用時のスペースは「アベンシス」はもとより、「レヴォーグを下回っている。

しかし、ホイールベースの長さを活かした居住スペースはライバルを圧倒している。

 
 インテリアでは、7インチWVGAディスプレイ、コマンダーコントロール、アクティブ・ドライビングディスプレイ、10ウェイ・パワーシートなど、「おもてなし」装備にはことかかないのも「アベンシス」と異なる点でしょう。

スバル レヴォーグ1.6

スポーツワゴンという生き方

レヴォーグ

レヴォーグ値引き交渉と下取り相場 | 車価格.net

 国内のステーションワゴンでは最高のパフォーマンスを誇るスポーツワゴンが「レヴォーグ」。

1.6Lでも125psという高出力直噴ターボエンジンと4WDのみという設定なので、ユーザー層が異なる要素があります。

また、「アイサイト」も標準装備化されているなど先進安全装備の先行採用はスバルのお家芸でもあり、この内容での価格はお買い得と言えます。

4,690㎜という短い車長にかかわらず、後部座席使用時のラゲッジスペースは「アテンザワゴン」を超え、ステーションワゴンとしての実用性も確保しています。

トヨタ カローラフィルダーハイブリッド

経済性が武器

カローラフィールダー

 「アベンシス」の最大のライバルが同じトヨタの「カローラフィルダー」と言えます。

サイズ的には5ナンバーを堅持しているために、居住スペースもラゲッジスペースも一回り小さいのですがモーターパワーにアシストされる走行性能とハイブリッドであってもライバルより圧倒的に軽い車重による走行性能は、「アベンシス」にも匹敵します。

特に主婦層の選択肢の中では一押しのステーションワゴンでしょう。

なによりもハイブリッド車でもライバル各車より約60~70万円安い価格と、何よりも33.8㎞/Lという低燃費による経済性は無視できません。

各社で異なるアプローチ わかりずらいアベンシス

 セダンの運転感覚と居住性能、そして大きなラゲッジスペースが魅力のステーションワゴンは欧州はもとより、日本でも人気のあるクラスでしたが、日本国内ではミニバンにその人気を奪われて久しい状況。

そして、今度はクロスオーバーSUVが登場して、その多用途性で日本はもとより世界中で人気を博しています。

ラゲッジスペースはステーションワゴンに匹敵し、運転姿勢もミニバンよりもセダンやコンパクトカーに近いクロスオーバーSUV人気は、ステーションワゴンの復権の大きな生涯になっています。

 スバルはそのステーションワゴンを得意とするメーカーだけあって、ステーションワゴンをクロスオーバーSUVに進化させ「レガシーツーリングワゴン」を「アウトバック」に、そして「レヴォーグ」をスポーツワゴンに特化させ生き残りを図りました。

マツダは「アテンザワゴン」をフラッグシップとしての高級感とクリーンディーゼルという独自技術でステーションワゴンに注目を集めました。

トヨタはハイブリッドでステーションワゴンに経済性を与えるなど、メーカーによって異なるアプローチを行っているのが興味深いところです。

 「アベンシス」は設計が古いということもありますが、オーソドックスなスタイルを維持しており、欧州ではこの機能性重視の同車が受け入れられていますが、新し物好きの日本のユーザーにはわかりずらい車と思われるかも知れません。

スペック比較表

アベンシス マツダ アテンザワゴン 2.0
車両価格(円) 2,743,200~2,983,745 2,764,800~2,867,400
乗車人員(人) 5 5
車体寸法 (mm) 全長/全幅/全高 4,820/1,810/1,500 4,805/1,840/1,480
室内長/室内幅/室内高(mm)  1,980/1,495/1,185 1,930/1,550/1,170
車両重量(㎏) 1,745~1,755 1,460
ホイルーベース (mm) 2,700 2,750
荷室容量VDA(L) 545(1,609) 506(1,648)
エンジン型式・排気量(cc) 直列4気筒DOHC1,986 直列4気筒DOHC1,987
最高出力(kW[PS]/rpm) 112(152)/6,200 114〈155〉/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 196(20.0)/3,800 196〈20.0〉/4,000
駆動方式 2WD(FF) 2WD(FF)
トランスミッション Super CVT-i SKYACTIV-DRIVE   (6EC-AT)
JC08モード燃費 (㎞/L) 14.6 17.4
カローラフィルダーハイブリッド レヴォーグ1.6
車両価格(円) 2,195,342~2,474,182 2,775,600~3,056,400
乗車人員(人) 5 5
車体寸法(mm)全長/全幅/全高 4,400~4,410/1,695/1,485~1,510 4,690/1,780 /1,485∼1490
室内長/室内幅/室内高(mm)  1,945/1,430/1,200 2,005/1,490/1,205
車両重量(㎏) 1,180 1,530~1,550
荷室容量VDA(L) 407(872) 522
ホイルーベース(mm) 2,600 2,650
エンジン型式・排気量(cc) 直列4気筒 DOHC1,496 水平対向4気筒DOHC1,599
最高出力(kW[PS]/rpm) 54(74)/4800 125(170)/4800-5600
最大トルク N・m[kgf・m]/rpm) 111(11.3)/3600-4400 250(25.5)/1800-4800
動力用主電池 ニッケル水素電池
モーター最高出力 kW(PS) 45(61)
モーター最大トルク N・m(kgf・m) 169(17.2)
駆動方式 2WD(FF) AWD(4WD)
トランスミッション 電気式無段変速 リニアトロニック
JC08モード燃費 (㎞/L) 33.8 16.0~17.6

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